第29回出雲駅伝オーダー発表!! 青学の連覇か!?東海大の優勝か!?
箱根駅伝よりも世界へ目を向ける! 東海大学の最新トレーニング
東海大の記事を読みましたが非常に興味深いとともに大学でやるレベルを超えているなと感じました。記事を読んで感じたことを書いていきたいと思います。
ちなみに先に結論を書いてしまうと東海大学の選手たちは卒業しても両角監督に指導して欲しいなと思っています。そっちの方が世界が近い気がして....
※前提として両角監督は佐久長聖時代から尊敬している監督です。
高地トレーニング
※以下記事より抜粋
昨年に引き続き、今年も高地トレーニングは東海大の夏合宿の柱になっている。高地で練習すると赤血球やヘモグロビンの量が増加し、酸素運搬能力が上がるので、呼吸や心肺機能が高まり、競技パフォーマンスを向上させてくれるのだ。
高地トレーニングは、陸上をはじめサッカーや水泳など、多くの競技で早くから注目され、実践されてきた。世界の長距離界のトップランナー、とりわけアフリカのエチオピア勢、ケニア勢の多くは高地の生まれであり、今も主に高地でトレーニングをしている。
東海大は昨年と異なり、8月のほぼ丸1カ月間、高地で連続した合宿を実践した。低酸素、低気圧での生活を徹底させるべく、合宿に低酸素テントを持ち込み、今回の3次合宿では館澤ら4名の選手がそのテントの中で睡眠をとっていた。その間、動脈酸素飽和度を測る。こうした取り組みによって駅伝シーズン、選手がラストスパートを含めどんな走りを見せてくれるのか、非常に興味深い。
感想
確かに高地トレーニングはトレーニング効果が大きいとは思いますが、寝るときまで低酸素テントで寝るとは…まず、徹底ぶりに驚かせられます。
正直、そこまでやるのかというのが率直な感想ですが、強くなる為に必要なことを取り入れていくのはアスリートにとっては当たり前のことなのかもしれません。ただ、彼らは学生です。この先もずっと東海大学でトレーニングをしていくのであれば、問題はないのでしょうけど、将来、実業団に行ったときに同じ環境が整えられるとは限りません。低酸素テントも高額な物でしょうし、ほぼ丸1ヶ月間も高地トレーニングを行える状況を作ることが出来るのかが心配になってしまいました。
海外合宿
關選手、鬼塚選手、阪口選手ら3名はアメリカ・フラッグスタッフにある北アリゾナ大を拠点とした2週間の高地合宿を行ったとのことです。
感想
海外合宿や海外のレースを経験することは非常に競技者としてプラスになると思います。しかし、やはり大学でやるには規模が大きいのかなと感じてしまいます。海外で合宿やレースを体験できることはすばらしいことであると思いますが、それが当たり前になってしまわないかが心配です。世界と戦うという意味では取り入れていく必要性は高いと思いますが、一大学としてではなく、陸連などに呼び掛けて大学のトップ選手を選抜して海外合宿、レースを増やす方向に持って行くことのほうが将来には繋がるのかなと思います。
まぁ〜安藤財閥からの支援というのもあるんですけどね。
両角監督
「世界に通じる選手を育成する」これが両角監督の指導哲学です。素晴らしいと思いますし、佐久長聖時代の選手たちの活躍を見ても、両角監督の指導に期待してしまいます。さらに東海大学は近年、高校のトップレベルの選手たちが入学して来ており、「世界に通じる選手の育成」をするには素晴らしい素材が揃っていると思います。
しかし、大学生はあくまで大学生であり、4年間という期限が設けられてしまっています。スポルティーバの記事を読んでもやっていることのレベルが高く、大学4年間では上手く消化しきれないのではないかなと感じてしまいます。同じ考えで同じような環境を整えられる実業団チーム、監督が数多くあれば、卒業後も継続して両角イズムを継承して行けるでしょうが、そうはいかないと思います。
ですので、「世界に通じる選手を育成する」という指導哲学を貫くのであれば、実業団などのステージに移る必要があるのではないかなと思います。
実際、上武大学からGMOの監督になった花田監督も世界と戦うマラソンランナーの育成の為に移ったと思います。
個人的な考えですが、もしかしたら箱根駅伝で東海大学が初優勝したら両角監督は新たなステージへ行くのかな?なんて思っています。
本当に勝手な記事ですが、東海大学は良い選手が集まっていますし、結果を出てきていますので、今後の大きな飛躍に期待したいです。
東海大学が箱根駅伝を制し、両角監督が実業団に移り、さらに東海大の教え子を実業団で教える。そんな未来もあるかも!?
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ついにエントリー発表! 第29回出雲駅伝の区間配置を予想!
10月3日にようやく出雲駅伝のエントリーが発表となりました。今回は三大駅伝の初戦ということで、無理せずに主力選手をエントリーしていない大学も見受けられますが、現状での区間予想をしたいと思います。(自分の中でこうしたいというのもかなり強いかも)
4年
下田裕太、田村和希、吉永竜聖
3年
小野田勇次、梶谷瑠哉、橋詰大慧、森田歩希、
2年
竹石 尚人
1年
神林勇太、𠮷田圭太
区間予想
橋詰-田村-森田-梶谷-小野田-下田
新戦力を試してくるのかどうかが悩みどころ。橋詰選手は必ず使ってくると思いますし、予想から外していますが、主将の吉永選手の出走もあるかもしれない。個人的には3年生の橋詰選手と森田選手に注目しています。
3年
小笹椋 、中村拳梧 、山本修二
2年
相澤晃、今西駿介、小室翼、中村駆、渡邉奏太
1年
西山和弥、吉川洋次
区間予想
西山-中村(駆)-山本-渡邊-吉川-相澤
西山選手、山本選手、相澤選手をポイントに置いて、育成も念頭に入れつつ、上位進出を目指したい。大学初駅伝となる大物ルーキー西山選手の走りに期待大。
4年
石田康幸、藤原滋記、光延誠、安井雄一
3年
清水歓太、永山博基
2年
太田智樹 、新迫志希
1年
宍倉健浩、吉田匠
区間予想
光延-吉田-永山-新迫-太田-安井
鬼門の1区をどう乗り越えるかが鍵となるか。正直、レースなどもあまり出てきていない為、オーダー予想が難しいです。日本インカレ欠場の永山選手、新迫選手は外れる可能性あり。
4年
栃木渡、花澤賢人
3年
塩尻和也
2年
野田一輝、橋本龍一、難波皓平、藤曲寛人
1年
清水颯大、多久和能広、野口雄大
区間予想
清水-橋本-塩尻-多久和-野田-栃木
清水選手の起用はあると思いますが、思い切って1区起用を考えてみました。先を見据えると今年の順大は1区を誰にするかが重要となってくるので、積極的に試していくのではないかと予想。もし前半、出遅れた場合は塩尻選手が後半の出遅れは栃木選手がカバーすればそれなりの順位ではゴールできそうです。また、個人的考えですが、地元の平田高校出身の多久和選手を4区で使って粋なところを見せてもらいたい。多久和選手の調子も良さそうですからね。
4年
大川一成、大塚倭、鈴木祐希
3年
多和田涼介、山藤篤司
2年
安藤駿、荻野太成、越川堅太、宗直輝、安田共貴
区間予想
山藤-荻野-鈴木祐-越川-宗-大塚
鈴木健吾選手のエントリー漏れこそあったものの、戦力が充実しています。上記のオーダーであれば、1区さえ流れたら穴がないオーダーになると思います。大エース抜きでどこまで優勝争いに絡むことが出来るのか注目です。
4年
大森澪
3年
廣佳樹、市山翼、福岡海統、實政瑛久
2年
高砂大地、藤田大智、横川巧、有馬圭哉
1年
高橋翔也
区間予想
大森-横川-高砂-福岡-廣-高橋
このオーダーなら3区終了時までに面白い位置につくことが出来そう。ルーキーの高橋選手の起用はあると思いますが、中央学院らしく奇抜に6区起用があるかなと予想。狙ってくるオーダーは組んでこないと予想。
4年
小町昌矢、重松尚志、辻野恭哉、富安央、𠮷田亮壱
3年
酒匂郁海、三原卓巳、室伏穂高
2年
廻谷賢、山口和也
区間予想
吉田-小町-富安-辻野-室伏-山口
前半は4年生に任せて流れを作り、最終区は伸び盛りの山口選手に任せるオーダーを考えてみました。前任の別府監督が勝負の年にするために獲得してきた選手がついに4年目。渡邊監督指導のもと4年生中心のオーダーでしっかり上位進出を目指したい。
法政大学
4年
細川翔太郎
3年
坂東悠汰、東福龍太郎、矢嶋謙悟、本多寛幸、福田兼士
2年
青木涼、強矢涼太、増田蒼馬、佐々木虎一朗
区間予想
坂東-青木-細川-矢嶋-増田-東福
坂東選手で始まり、東福選手で終わる箱根駅伝と同じ形にしてみました。1区が流れるとそこそこ面白い戦いが出来るのではないかと思います。坂東選手には区間賞争いを期待。
4年
工藤有生、高本真樹、中西亮貴
3年
伊勢翔吾、片西景、下史典、堀合大輔
2年
大坪桂一郎
1年
小原拓未、加藤淳
区間予想
加藤-高本-工藤-下-伊勢-片西
優勝争いは厳しいとは思いますが、上位で戦う力は十分にあるはず。これから先の駒澤を担うであろうルーキー加藤選手に注目。ポイント区間に工藤選手、片西選手を置いて上位進出を狙いたい。
4年
川端千都、國行麗生
3年
三上嵩斗
2年
鬼塚翔太、郡司陽大、阪口竜平、關颯人、館澤亨次、松尾淳之介
1年
塩澤 稀夕
区間予想
鬼塚-舘澤-關-阪口-三上-松尾
昨年、先頭に立った1区~3区をあえて変える必要はなく、優勝を考えるなら上記のオーダーかなと考えました。3区までに先頭に立ち、強力な4区、5区で勝負を決め、6区で逃げる。そんなオーダーを組んでくるのではないかなと予想します。
とりあえず個人的な希望も含めながら区間予想をしてみました。賛否両論あると思いますが、あくまで個人的な意見です(笑)
今年の出雲駅伝は関東の大学に留学生がおらず、最終区での簡単な逆転などもないため、日本人同士の接戦が繰り広げられることが予想されます。各大学の力も拮抗していますので、今までの出雲駅伝の中でも史上まれにみる大混戦ということも考えられ、非常に楽しみです!
第94回箱根駅伝予選会エントリー発表! 大東文化が万全!2年連続トップ通過候補
箱根駅伝予選会のエントリーが発表されました。貯金が期待できるような選手の漏れはありませんが、万全の状況でエントリーされているのか、または怪我を抱えた状況でエントリーされているのかなどはわかりません。とりあえず簡単にエントリーの感想です。
メンバーはこちらを見てください↧↧↧
http://www.kgrr.org/event/2017/kgrr/94hakone-yosenkai/94_yosenkai_entry.pdf
期待のルーキー小野寺選手のエントリー漏れこそありましたが、上級生を中心に万全のエントリーと言えるでしょう。もともと予選会に合わせるのは上手いですし、気象条件にも左右されるチームではないのでエントリーを見る限りで落ちることはないでしょう。
大舞台で強さを発揮することが出来る米満選手がエントリーから漏れたのは少し痛い。また、昨年の予選会で好走した吉留選手、箱根駅伝5区を走った江藤選手がエントリー漏れ。ムイル選手で貯金が見込めるとはいえ、少し予定よりは苦しい戦いになりそうです。
エントリーを見る限りでは万全のエントリーです。日体大記録会の10000mを見ていても仕上がりも良さそうなので、昨年同様にトップ通過候補でしょう!
昨年チーム予選会3番目の苅田選手がエントリー漏れしていますが、手堅い選手はしっかりとエントリーされています。西選手、馬場選手、戸部選手、デレセ選手がしっかりと走ることが出来れば問題ないかと思います。
箱根駅伝を走った田中選手はエントリーから漏れていますが、現状ではベストメンバーが組めたのではないでしょうか。記録会を見ていても仕上がりは良さそうで、予選会に対する戦術もしっかりと立てられている大学ですので、昨年同様、通過にしっかりと絡んできそうです。
昨年から抜群の安定感を見せていた熊耳選手がエントリー漏れしたのは少し痛いです。昨年は向井選手がエントリーされるも当日走らないなど主力選手が当日外れるパターンがありますので、現状では何とも言えませんが、落ちる戦力ではありませんので、油断さえなければ大丈夫でしょう。
市谷選手、古賀選手、井上選手がエントリー漏れ。しかし、ニャイロ選手がおり、上田選手、永戸選手もいますので、予選落ちすることはまずないでしょう。ただ、昨年のチームと比べると戦力的にはやや落ちるか。
末次選手を筆頭に4年生は誰もエントリーされず。3年生以下でも十分戦力は整っており、予選落ちすることはまずないと思います。ポイントはエースの坂口選手がしっかりと走れるかどうかですかね。
町井選手、加藤選手、箱根駅伝を経験した石垣選手、期待のルーキーだった竹元選手がエントリー漏れしました。現状でしっかりと走れているメンバーは入っていますが、やや厳しいか。しっかりとした戦術を立てて、ニャイロ選手の貯金を活かすことが突破への道となるか。
しっかりと走れそうなメンバーは外れておらず、現状ではまずまずだと思います。ポイントはエース住吉選手がどれだけ貯金を作れるかとギトンガ選手が未知数なところだと思います。
二井選手、安永選手が外れていますが、距離適性などを考えても大きな痛手にはなっていないと思います。良いエントリーが出来ていると思いますので、4人エントリーされている1年生が鍵となるか。
酒井選手がエントリーから外れていますが、日体大記録会でしっかりと走れている調子の良い選手がエントリーされた印象です。戦力的には落ちることはないはずなので、あとは油断しないことだと思います。
荒井選手、佐藤選手、鈴木(正)選手がエントリー漏れ、留学生で貯金が見込めるとは思いますが、中堅クラスが少し厳しいか。昨年度は完全に調整があっていない感じがしたので、今年は万全で調整をしてくるはず。ボーダーにギリギリ食い込めるかという状況か。
エントリーだけを見た感じでのグループ分け
通過確実A
通過確実B
通過濃厚C
通過激戦D
戦力だけではなく、予選会へのピーキングなども考慮して、グループ分けさせてもらいました。通過確実が2つあるのは、A上位通過候補、B上位通過ではなくても通過は間違いないだろうという形で2つに分けています。
正直、当日の気象条件や現在のチーム状況などエントリーからでは読み取れないことばかりですが、勝手に書かせていただきました。
また、近くなったら順位予想を書かせていただきたいと思います。
第29回の出雲駅伝はどこが制するのか!? エントリー発表前の戦況
10月9日には大学駅伝開幕戦となる、「第29回出雲全日本大学選抜駅伝競走」が開催されます。毎年、エントリーの正式発表が遅いため、エントリー前ですが、少しだけ個人的見解を書きたいと思います。今年はほとんど力の差がないような気がしますね。
出場チームは以下の通り
1.北海道学連選抜
2.東北学連選抜
3.青山学院大学
4.東洋大学
5.早稲田大学
6.順天堂大学
7.神奈川大学
8.中央学院大学
9.日本体育大学
10.法政大学
11.駒澤大学
12.東海大学
13.北信越学連選抜
14.岐阜経済大学
15.関西学院大学
16.立命館大学
17.広島経済大学
18.中国四国学連代表
19.第一工業大学
20.日本文理大学
21.アイビーリーグ選抜
A(優勝候補)
今年もやはり青山学院大学を中心に大学駅伝は動いていきそうな印象です。昨年から大きな戦力ダウンは一色選手のみ。茂木選手や安藤選手なども卒業しましたが、同じような力の選手は揃っていますので、問題ないでしょう。エントリーはすでに発表されていますが、主力選手では昨年1区区間5位で走っている鈴木塁人選手が抜けているのが少し不安材料ですが、伸び盛りの3年生、小野田選手、橋詰選手、梶谷選手、森田選手がエントリーされているので戦力的には問題ないかと思います。昨年はアンカーに一色選手が控えていたことが大きかったと思うので、今年は誰が最終区を走るかが優勝への鍵となりそうです。
予想オーダー
橋詰-田村-森田-梶谷-小野田-下田
昨年はルーキーを1区から3枚並べてトップで襷を渡し、最終区まで優勝争いを演じました。今年はその2年生の学年が非常に充実しています。昨年は4区から少し戦力の差を感じましたが、今年は繋ぎの区間も青山学院と同等の闘いを演じることが可能だと思いますので、最終6区まで優勝争いがもつれる展開になるのではないかと思います。
鬼塚選手、關選手を中心に伸び盛りの阪口選手など2年生を中心にオーダーを編成してくることは間違いないでしょう。
予想オーダー
鬼塚-舘沢-關-阪口-三上-松尾
B(上位候補)
4年生が不在となっていますが、下級生には面白い選手が揃っています。山本選手を中心に相澤選手、西山選手が主要区間に配置されそうです。特にインカレで順大の塩尻選手に競り勝ったルーキーの西山選手には注目です!今回のエントリーを見ると優勝は狙っていないと思いますが、下級生に上位の流れでしっかりと経験を積ませて残りの駅伝に活かしていきたいところです。
予想オーダー
西山-中村(駆)-山本-渡邊-小笹-相澤
今年はチームとして粒ぞろいのイメージですが、個々の能力が低いというわけではありません。ただ、出遅れをカバーしたり、大きな貯金を作ったり出来る選手は永山選手くらいかなと思うので、1区の結果が大きく結果に左右しそうです。ただ、流れに乗る事が出来れば最終区までしっかりと流れに乗る事が出来ると思います。
昨年は主力選手を使いつつも育成も視野に入れたオーダーでした。今年も先々の事を考えて、そういった戦略で来るのではないかと思います。しかしながら、エースの塩尻選手と栃木選手は強力で、育成を視野に入れたオーダーでも上位入賞を狙っていきたいところ。特に塩尻選手は日本インカレで同郷(群馬)の後輩である西山選手(東洋大)に敗れ、9月に開催された日体大記録会ではこれまた同郷(群馬)の後輩である横川選手に10000mの自己記録を破られています。燃えていないわけがないと思います。
昨年は全区間で安定した走りを見せた日体大ですが、今年も4年生を中心に安定した走りを見せてくれそうです。特に今回は全日本大学駅伝に出場が出来ない為、出雲駅伝にしっかりと合わせて出場してくる可能性は高いです。吉田選手や富安選手を中心に手堅い駅伝を披露して、崩れる大学が出てくればいつの間にか上位進出もありそうです。
法政大学
絶対的なエースの坂東選手を中心として距離的にも非常に面白いかもしれません。あとは久しぶりの出雲駅伝ということで、どういった方針で臨んでくるのか。育成を重視するのか万全のオーダーで狙いに来るのか。坂東選手が他大学のエースたちと駅伝でどれだけ戦えるかも注目です。
まだチームとして完璧に上がり切っていない印象ですが、エースの工藤選手、ユニバーシアードハーフマラソン金メダルの片西選手、伸び盛りのルーキー加藤選手などを中心に優勝争いは出来なくとも3位を目指したい。
C(上位候補ダークホース)
エースの鈴木健吾選手を中心にチーム力が上がっており、非常に楽しみです。久しぶりの出雲駅伝ということと、神奈川にとっては少し距離的に短いかなということで優勝候補には上げていませんが、最終区までいい勝負をするのではないかなと思います。もし、出雲駅伝で優勝争いを演じることがあるようだと箱根駅伝はひょっとするとひょっとするかも
こちらも未知数なチーム。昨年は1区と6区に1年生を置くという奇抜なオーダーで過去最高の4位入賞を果たしています。今年は9月の日体大記録会でも調子が良いところを見せていますので期待してしまいます。しかし、おそらく例年のオーダーを見ると狙ってくるようなことはないと思うので、どこまで意外性で楽しませてくれるかに期待したいです。今年もアンカーに1年生の高橋選手なども十分にありえます。
以上がエントリー前の個人な見解です。エントリー前なので何とも言えませんが、今年はそこまで力の差がないのかなと思います。さすがに戦力的に青山学院と東海大学は抜けていると思いますが、上位入賞は距離も短いことから失敗した大学から脱落していく形になると思います。
全大学が上手く走れば最後の最後まで面白い駅伝になることは間違いありません!
箱根駅伝から実業団へ! 4年生の就職先一覧
昨日の報知新聞にて、実業団で競技を続ける選手の進路先が判明しました。全大学というわけではないですが、判明分です。
※タイムは新聞と同様に10000mのベストタイム
田村和希(青山学院) 28分18秒31
井上弘也(上武)29分30秒05
GMOアスリーツ
下田裕太(青山学院大)28分33秒77
中村祐紀(青山学院大)28分34秒66
安井雄一(早稲田)29分07秒01
光延誠(早稲田)29分03秒47
吉田亮壱(日体大)28分52秒53
スバル
藤原滋記(早稲田)29分03秒96
高本真樹(駒澤)29分11秒68
栃木渡(順天堂)28分19秒98
小町昌矢(日体大)28分48秒75
前田将太(大東)28分59秒86
上田健太(山梨学院)28分49秒92
花澤賢人(順天堂)28分49秒96
富安央(日体大)28分49秒53
鈴木健吾(神奈川)28分30秒16
大森澪(中央学院)28分56秒06
プレス工業
大川一成(神奈川)29分15秒83
大野日暉(神奈川)29分18秒49
細谷恭平(中央学院)29分24秒20
新井翔理(中央学院)29分28秒84
NTT西日本
城越勇星(日体大)28分53秒09
辻野恭哉(日体大)28分58秒25
住田優範(日体大)29分45秒72
工藤有生(駒澤)28分23秒85
川端千都(東海)28分44秒71
大山憲明(創価)28分57秒62
藤木悠太(駒澤)29分33秒60
河村知樹(山梨学院)29分13秒05
中西亮貴(駒澤)29分34秒70
竹内大地(中大)29分12秒72
ヤクルト
春日千速(東海)29分05秒39
国行麗生(東海)29分25秒80
警視庁
佐藤諒太(帝京)29分15秒37
旭化成延岡
玉利建志(創価)29分40秒34
ホンダ
原 法利(大東)29分08秒16
サンベルクス
渡辺拓巳(大東)29分52秒68
西智也(拓殖)28分47秒53
坂本桂太(上武)29分08秒43
市谷龍太郎(山梨学院)28分55秒14
NDソフト
矢ノ倉弘(山梨学院)31分34秒92
全体を通して、日立物流とコニカミノルタに面白い選手が集まったのかなという印象です。富士通も大学ナンバーワンの鈴木選手(神奈川)とまだまだ未知数な大森選手(中央学院)と将来マラソンを意識した選手を獲得しています。
各、実業団チームにそれぞれの意図があり選手を獲得していると思いますので、大学だけでなく、卒業してからも活躍する選手になってもらいたいですね!
他にも有力選手で載っていない選手が多数いますので、今後の発表などに注目したいと思います。
大激戦の第94回箱根駅伝予選会を突破するのはどこか?
いよいよ、箱根駅伝予選会まで1ヶ月を切ってきました。予選会校は非常にピリピリしていることだと思います。先日、行われた日体大記録会の結果も含めて、現状でのざっくりとした予選会校の状況を書いてみました。詳しくはまた後日、順位予想も含めて書いていきたいと思います。10月1日にエントリーのようなので、その後、再び予想したいと思います。あくまでも個人的な感想です。
A:予選会突破確実
山梨学院大学
まず留学生が強力です。この時点で大きな貯金が作れることが見込まれ、さらに日本人選手も上田選手や永戸選手など貯金を作れる選手がいることから余程のことがない限り、通過は確実でしょう。少し、日体大記録会を見る限りはチームは万全とはいえる状況ではありませんでしたが、通過に支障はなさそうです。
帝京大学
チームの総合力という点においては、今回の予選会出場校の中ではトップだと思います。稼げる選手もいれば、大崩れするイメージもないので、通過は間違いないと思います。
畔上選手、佐藤選手、竹下選手を中心に前期調子の良かった1年生が何人走るかも注目です。
大東文化大学
日体大記録会の10000mを見ている限りは、チームは非常に順調に来ている気がします。特に前回、予選会で60分を切っている原選手を中心に林選手、山本選手など最上級生の調子が上がっており、チームとしては良い仕上がりを見せています。
B:予選会突破濃厚
拓殖大学
留学生と西選手が貯金を作れそうなので、あとは大崩しない走りをすれば通過は問題なさそうです。20kmからの距離から拓大の得意分野ですので、余程のことがない限りは通過すると予想します。
國學院大學
チームの総合力としては通過することは間違いないと思います。あとは稼げる選手が故障していないかがポイント。過去に蜂須賀選手を外して、予選落ちを経験しているので、柱となる選手の状態が鍵を握りそう。向選手、浦野選手の快走に期待。
明治大学
戦力的に落ちる要素はないのですが、日体大記録会を見ていた時に後半の落ち幅が酷かった選手が何名か見受けられたため、通過濃厚という形で予想しました。主力選手が何人も故障しない限りは問題ないでしょう。
城西大学
前回は予選落ちしていますが、日体大記録会を見ている限りは大東大の次に順調なイメージを持ちました。前回、予選落ちしていることから今年は予選会に万全の状況で望んでくると思うので、通過濃厚としました。稼げる選手、中間層の選手と今年はバランスが取れていると思います。
C:予選会突破大激戦
創価大学
昨年は予選会を3位で通過しており、今年も通過は濃厚かと思うのですが、前期の全日本予選の結果やセルナルド選手の抜けた穴などを考慮して、このグループにしました。しかし、留学生で貯金が見込まれ、大山選手、蟹沢選手、米満選手が万全の状況でスタートラインにつければ、一気に通過濃厚ラインに入ると思います。
上武大学
予選会落ちするのではないかと言われながら無事に通過した上武大学は今年もしつこそうです。日体大記録会を見る限りは仕上がりは順調そうで、予選会の戦術面から考えても今年も通過できそうな布陣が揃いました。鍵は坂本選手、井上選手、太田黒選手がどこまで成長しているかでしょうか。
日本大学
今年は厳しいと言われていた日大ですが、日体大記録会を見る限りでは、仕上がりはまずまず。留学生の貯金を活かし、攻める走りではなく、崩れない走りに徹すれば、通過は十分にあります。
国士舘大学
少しチームとしての勢いが昨年の比べると感じない気がします。住吉選手を中心にどこまでチーム力が向上しているか。添田監督の戦略にも注目。
中央大学
昨年度より確実に戦力は上がっていると思います。日体大記録会を見る限りでも舟津選手も長い距離への対応がしっかり出来ていそう。あとは10000mでは結果の良かった1年生がどれだけ20kmに対応できるかが鍵となりそう。個人的には3年生の中山選手、堀尾選手の走りも大きなポイントだと思っています。
東京国際大学
昨年は通過濃厚と見ていましたが、まさかの予選落ち、今年も戦力的には通過するには十分です。問題は調整力。昨年は予選会にまったくピークが合っていない印象だったので、あとはどれだけ上手く合わせることが出来るのかがポイントとなりそう。
とりあえず、上記の13校で10校の椅子を争う形になるのではないかと思っています。当日の気象条件のなどもありますが、どこが通過してもおかしくない状況だと思います。今年の夏は非常に涼しい日が多く、暑さという面に関しては例年よりも体験していない大学が多いと思いますので、予選会当日が暑くなったら波乱が起きるかもしれませんね。