駅伝の虎!!

陸上競技を中心に(主に駅伝)スポーツに関して持論を展開します!試合の観戦記と私の中で思ったことをランダムに掲載していきます。主に陸上競技がメインですが、その他スポーツについても書いていければと思います。もしよろしければリンクお願いします!

【箱根駅伝予選会】 なぜ、中央大学の連続出場の歴史が途絶えたか?

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誠に勝手ながら今回、11位と予選会を通過することができなかった中央大学がなぜ、予選会で落ちてしまったのかを考えて見ました。
予選会当日の結果についての考察ではなく、そこに行く着くまでの過程についての考察です。
※本当に勝手意見です。
 
 
スピードに特化、持久力不足
 
藤原監督が就任した時にスピードにこだわりを持っていました。質の高いスピード練習を取り入れていると記事にもありました。確かに近年の箱根駅伝はスピード化が進んでいますので、中大を優勝争いまで持っていくには必要不可欠な要素です。
しかし、それは20kmをしっかりと走れるスタミナがあってのことであり、トラックのスピード=20kmというわけにはいきません。例を挙げれば、専修大学はトラックのスピードはありますが、20kmには活かしきれていません。逆に拓殖大学上武大学はスピードはそこまでありませんが、前期からしっかりと走り込んでおり、持久力に長けています。
予選会を突破することだけに特化してしまうと、持久力をつける事が優先順位としては上に来るような気がします。
日本インカレの1500mで、出場者3名とも入賞させるなどスピードに関しては間違いなく以前の中大よりも上がっていると思いますが、それに伴った持久力が足りなかったように感じます。
 
落ちる恐怖を知らない
 
なんだかんだで中大は87回も箱根駅伝を連続出場しているわけです。素晴らしい伝統であり、凄い事なのですが、逆に考えれば誰も落ちる恐怖を知らないわけです。
近年も中大は今年こそヤバイんじゃないかと言われながら、しっかりと通過してきました。監督、選手たちも当然、油断せずに予選会に臨んでいるはずです。
しかし、周りの雰囲気はなんだかんだで通過するんじゃないかという雰囲気があったと思います。落ちたときが87年間なかったという事は危機的状況に落ちいったこともそれだけ少なかったということです。
予選会前にTVなどで中大が取り上げられている姿を見たときに取材を受ける余裕があるのかな?と不思議に思いましたが、根底には落ちることはないという気持ちがあったような気がします。(勝手な意見ですいません)
落ちた先に何があるのかを経験した者がOB含めていませんので、土壇場になったときの強さに少し欠けたかもしれません。
 
 主将交代
 
舟津選手は良く頑張ってきたと思いますが、やはり荷が重かったと思います。入学して環境などに慣れる前に中大の主将に就任。中大の歴史や伝統の重みを知る以前に主将任命ですから、相当なプレッシャーだったでしょう。
それだけ中大を変えなくてはいけないという藤原監督の強い想いと、舟津選手への期待は大きかったと思います。
しかし、やっぱりチームの屋台骨は4年生。今年の出雲駅伝を見ていても、青山学院の4年生の走りが優勝に導いた姿を見ても、最上級生がまとまり、チームを引っ張って行くのが本来の姿かなと少し思いました。
それが難しいと思ったから舟津選手を主将にしたのでしょうが....
 
以下予選会後の舟津主将のコメント
 
先輩方に迷惑をかけながらやってきて、先輩方からサポートもしていただいた。
 
外部から『今年、大丈夫なのか』と多くの声をいただいた。でも自分たちは『やれる!』と思ってやってきました。
 
もし先輩方に文句をいう方がいれば、自分が受けて立ちます。
 
自分にぶつけてください。
 
先輩方の文句をいう人がいれば自分は許しません!
 
自分たちはこの日のことを忘れることはありません。
 
忘れるつもりもありません。
 
これからも変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。
 
コメントを聞く限りでは、舟津選手はやれるだけのことはやったのだと思います。最上級生のときは素晴らしいチームになっているかもしれませんね。
 
 
以上が勝手に考えたなぜ、予選落ちしたかの要因です。
正直、中大には箱根駅伝にどんな形であれ、出場して欲しいと思っていたのですが、今回は残念な結果に終わってしまいました。
新たな歴史を作る上では連続出場という重荷が降りたことで、さらに大胆なことが出来るとプラスに捉えて欲しいです。
 
連続出場が途切れて0からのスタートとなりますが、「あのときの改革があったからこそ今の強い中大がある!」と力強く言える日が来ることを願っています。
 

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