青学の箱根駅伝3連覇は早稲田大学が阻む? 上尾ハーフで見えた総合力!
上尾シティハーフマラソンでもっとも収穫があったのは早稲田大学でしたね。以前、こんな記事を書かせていただきました。
どうやら箱根駅伝で打倒青山学院大学1番手は早稲田大学になりそうです!
以下上尾ハーフ結果(1時間05分以内)
4年 武田凛太郎 1時間01分59秒(優勝)
4年 平 和真 1時間02分14秒(6位)
4年 鈴木洋平 1時間02分16秒(7位)
1年 太田智樹 1時間02分48秒
4年 佐藤 淳 1時間03分01秒
2年 清水歓太 1時間03分08秒
4年 井戸浩貴 1時間03分25秒
3年 藤原滋記 1時間03分38秒
3年 光延 誠 1時間03分44秒
4年 今井開智 1時間04分44秒
3年 河合祐哉 1時間04分53秒
条件が良かったとはいえ、結果だけ見ると素晴らしい成績です。東海大学はルーキーがチームを引っ張っていますが、早稲田大学は逆に上級生がチームを引っ張っています。上記の記録を見ても上級生の安定感が光ります。
各学年ごとにコメント
4年生
武田選手、平選手、そしてなんといっても今年から飛躍的に伸びている鈴木選手の走りが素晴らしいです。また、今季は駅伝にまだ未出場の佐藤選手も状態が上がってきており、不調だった井戸選手も調子が上向いて来ています。
最上級生がこれだけの結果を残してくれるとチームとして非常に頼もしいです。
BSのTVで平選手が関東インカレ後のインタビューでこう答えていました。「今年の早稲田は他大学から弱いと思われていると思うが、しっかりと夏を越えれば最後は勝てると思っている。」まさに勝てるチームになってきました。
3年生
藤原選手と光延選手がそれぞれ1時間03分台でしっかりとまとめてきました。光延選手は出雲駅伝、藤原選手は全日本大学駅伝をそれぞれ走っています。この2人も本来はレギュラーなのですが、今のチーム状況を見ていると最後の最後まで箱根駅伝の出走はどうなるかわかりません。また、もう一人3年生の主力である安井選手が未出走なところを見ると山登りか?
2年生
この学年は正直、永山選手しか目立っていなかったのですが、清水選手が1時間03分08秒と力のあるところを見せてくれました。清水選手は群馬県の中央大中等高校出身で、あの学生オリンピックランナーである塩尻選手と群馬県でしのぎを削っていた選手です。ようやく潜在能力が開花されてきました。2年生を引っ張って行ってもらいたい!
1年生
太田選手が1時間02分台とルーキーらしからぬ快走!!しかしこの太田選手のタイムよりも速い1年生が他大学に3人いるのですから今年のルーキーは恐ろしい!海外ロードレースに参加している新迫選手と共にこの学年の柱としてチームを今後引っ張ってもらいたいです。
こうやって学年ごとに見ていくと最上級生がしっかりしており、勢いのある1年生もいる。そして2年、3年生にも核となる選手が存在しており、非常にバランスが取れています。このままチームが順調に箱根駅伝を迎えることが出来れば、青山学院大学との勝負が非常に面白くなりそうです。
箱根駅伝優勝へのポイント(対青山学院)
・距離の伸びる4区を誰が走るのか?
・2区に武田選手を配置した場合、1区は誰が走るのか?
・5区、安井選手で有利な展開に持ち込めるか?(安井選手と仮定)
・6区で青山学院と対等に走れる選手はいるのか?
というところになるでしょうか。正直、往路で互角な戦いを演じても青山学院は6区が非常に強いです。小野田選手、村井選手と対等に走れる選手がいなければ6区で流れを持って行かれる展開になるでしょう。そのためにも往路で少しでも貯金を作る。もしくは6区で、58分台で走れる選手がいると非常に面白いですね。(新迫選手が下れないかな?)
とにかく早稲田大学はこれから伝統の「集中練習」に入ると思います。そこでもう一段階パワーアップした早稲田大学で箱根駅伝に望んで欲しいですね!!