駅伝の虎!!

陸上競技を中心に(主に駅伝)スポーツに関して持論を展開します!試合の観戦記と私の中で思ったことをランダムに掲載していきます。主に陸上競技がメインですが、その他スポーツについても書いていければと思います。もしよろしければリンクお願いします!

日本マラソン界 五輪マラソンに向け、新選考方式決定! しかし強化策は未定

東京オリンピックに向けて、マラソンの新選考方式が決定しました。一発選考とはなりまませんでしたが、以前の選考方式よりはわかりやすくなったと思います。

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【新たな選考方法は?】

 

まず、選考レースに出場するには、2017年秋〜2019年春までの国内レースで、一定以上のタイムと記録を出す必要があります。簡単に言えば予選をクリアして、決勝へ進む権利を得ることが必要となります。

この選考レースをクリアした選手が2019年以降に予定される最終選考レースで戦い、男女各上位2名がタイムなどは関係なく、代表に内定するという形になります。

 

今までの代表選考レースと違い、上位2名が代表に確定するということで、選考方法が明確になったといえるのではないでしょうか。

 

【残りの1名は?】

 

代表の枠は3名です。残りの1枠に関しては選考レース後に行われる指定レースで、日本陸連が設定しているタイムをクリアした選手が残りの1枠を獲得します。もし、設定したタイムをクリアできなかった場合は最終選考レースで3位だった選手が選ばれる形となります。

この枠に関しては、新たなマラソンランナーの発掘という意味でも役に立つでしょう。初マラソンで意外性のある走りを見せたり、怪我などで代表選考レースに絡めなかった選手などにもチャンスがあるので良い考え方だと思います。

 

【本当は一発選考】

 

本来ならば一発選考が平等であり、一般市民からしたらわかりやすいのですが、今まで代表レースとなっていた各マラソン大会に配慮して、落としどころがこの選考方法だったように思います。しかし、今までの選考よりも明確になったと思うので、選手、指導者はやりやすくなったと思います。

 

【今後どうなる?】

 

初の試みですので、今後どうなっていくのかはまだわかりませんが、予選ラウンドが設けられるということは、速い段階からマラソン練習を行って行かなければ、選考レースの土俵にも上がれない可能性が出てきます。今まではマラソン練習をしながら駅伝という考えだった企業や選手も意識が変わり、マラソンにウェイトをおくチームや選手が出てくる可能性があります。

 

【強化策は?】

 

選考方法は決まりましたが、日本陸連としての強化策はまだ決まっていないとのことです。しかし、私個人の意見でたびたび述べているのですが、日本陸連が強化策を出したところで、その強化策に合う合わない選手たちは必ずいると思います。日本陸連がどうこうするのではなく、選手を預かる監督、コーチがもっと真剣に選手と向き合いながら様々な個人にあった策を考えていくことこそが、日本のマラソンを変えていくきっかけになると思います。厳しい言いかたですが、高校や大学の監督、コーチと比べると実業団の監督、コーチは選手との向き合い方が甘いように感じます。

指導者と選手がどれだけ目標を共有し、真剣に取り組んで行けるのかが重要ではないでしょうか。

 

ekidennotora.hatenablog.com

新しい選考方法は決まりましたので、あとは逆算しながら計画を立てて、オリンピックに向けて強化していくだけとなりました。型にはまることなく、様々な方向性からマラソンにチャレンジする選手たちが増えることに期待したいです。

 

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