駅伝の虎!!

陸上競技を中心に(主に駅伝)スポーツに関して持論を展開します!試合の観戦記と私の中で思ったことをランダムに掲載していきます。主に陸上競技がメインですが、その他スポーツについても書いていければと思います。もしよろしければリンクお願いします!

全日本大学駅伝予選会の見どころとは?

関東インカレも終わり、いよいよ長距離界では前期最大のチーム戦でもある全日本大学予選会が6月18日に開催されます。
とりあえずルールや見どころについて少し書いてみました。

ルール

10000mを4組に分け、各大学各組2名づつ出走して合計タイムを競う。2名×4組の8名の合計タイムということになる。
上位9校が11月に開催される全日本大学駅伝への出場権を得る。
実は規定のルールというか但し書きの中には、原則的に1組目が一番タイムのない選手で、4組目が一番タイムのある選手にするようにと書かれているのですが、各大学、特に守っていません。
当日は補欠に入っている2名を各組の選手と変更することも可能となります。

組み合わせ

組合わせは非常に大切になってきます。特に1組目は非常に重要で、チームに勢いをつける意味で主力選手を投入してくるチームもあります。また、今年はかなり涼しくなるようですが、例年だと1組目、2組目は非常に暑くなるため、暑さに強い選手を起用するケースも目立ちます。今年も暑さを予想して1組目、2組目の選手を選んだ大学があるでしょうから、当日のコンディションを見てどう判断するのかが見ものです。

戦術

順位ではなく、タイムで競うのが予選会です。どの組でどれだけタイムを稼げるかが非常に大切です。特にエースや留学生がいないチームは4組目でタイムを稼ぐことが難しいですから、3組目までにある程度勝負を決めたいところ。過去に2組目などにエースを投入して、独走で走りチームに貯金を作ったチームなどもありましたので、エース級を補欠にまわしている大学は気象条件も視野に入れながら奇策に出る可能性も十分あります。

1人も失敗できない

箱根駅伝の予選会と違って、全日本大学駅伝の予選会は8名走って8名の合計タイムと失敗が許されません。箱根予選会は12名出走で10名の合計タイムですから2名は失敗できます。このプレッシャーに耐えなければ、好走は難しいでしょう。実際に競技場に行ってみるとわかりますが、異常な雰囲気の中で競技が行われますから、重圧に耐えれる選手でなければ、厳しい戦いになるでしょう。

個人的な見所

プレッシャーのかかる大会ですが、今年は気象条件が非常に良く、好記録に期待が出来るのではないかと思っています。特に最終組は留学生についていく日本人選手が多そうなので、28分台が何人も出るのではないかと期待が膨らみます。チーム事情などで抑えて入る選手もいるかもしれませんが、この時期にこれだけのコンディションが整うことはないと思うので、楽しみです。

正直、昨年度のような暑さになると思っていたのですが、今週は日曜日が一番涼しく、例年にない絶好のコンディションです。それだけに昨年のように波乱はあまり起きないかもしれませんね。