駅伝の虎!!

陸上競技を中心に(主に駅伝)スポーツに関して持論を展開します!試合の観戦記と私の中で思ったことをランダムに掲載していきます。主に陸上競技がメインですが、その他スポーツについても書いていければと思います。もしよろしければリンクお願いします!

なぜ日本選手権で長距離種目だけがスローペースになりがちなのか?

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日本選手権も終わり、日本国内の長距離種目も残すビックイベントはホクレンロングディスタンスだけとなりました。(前期)
女子はともかく、男子は毎年、長距離種目であまり好記録が出ませんがなぜでしょうか?単純な部分の含めて考えてみました。
気象条件
 
これは間違いなく、スローペースの一因ですね。毎年、日本選手権が行われるのが梅雨時期というのもあり、高温、多湿は避けられません。長距離にとっては非常に走りづらい状況です。1500mや3000mSCならともかく、5000mや10000mで標準記録を目指すのは今の日本選手の力からしたら少し酷だと思います。
 
選手の力不足
 
持ちタイムは向上しているのですが、昔の選手と比べると積極性に欠けるかなと思います。ペースメーカーを利用しての好記録が少し裏目に出ているのかなと。10000mに関しては92回大会のときに木原真佐人選手(当時中央学院大)が積極果敢に5000mを13分台で通過したときに松宮選手(当時コニカミノルタ)が出した27分51秒27というのが日本選手権で最後に出た27分台です。気象条件はありますが、もっと積極果敢に引っ張る選手も出て来て欲しいところです。
とにかく3位以内
 
正直、これが一番の要素かなと思います。どうやら日本選手権で3位以内に入った選手は、ホクレンディスタンスの網走大会で標準記録を狙うようです。権利を得て、後から条件の良い網走大会で記録狙おうと考えた選手(指導者)が多かった為、順位を意識するあまり、スローペースになったことは考えられる事だと思います。事前に関係者にそんな話があれば、3位以内をとにかく狙いに行くのは普通の事だと思います。それに伴い、スローペースになることもある意味避けられないかもしれません。
追試の記録会に比重を置いていたような気がします。
 
女子選手との違い
 
女子選手は標準記録突破者が多くいた事と、積極性のある選手が複数いた事から、男子選手と比べて面白味のあるレースが繰り広げられていたように感じます。男子選手も大舞台でも最初からガンガン突っ込む選手が1人でもいると面白いなと思いました。
 
以上が好記録が出ない要因かなと思いました。あくまで個人的な感想ですが。
 
正直、2日間ほど日本選手権を観戦したのですが、短距離種目の期待と注目に比べると、長距離種目は箱根駅伝で活躍したランナーの人気の延長にあるような気がしてなりませんでした。