大激戦の第94回箱根駅伝予選会を突破するのはどこか?
いよいよ、箱根駅伝予選会まで1ヶ月を切ってきました。予選会校は非常にピリピリしていることだと思います。先日、行われた日体大記録会の結果も含めて、現状でのざっくりとした予選会校の状況を書いてみました。詳しくはまた後日、順位予想も含めて書いていきたいと思います。10月1日にエントリーのようなので、その後、再び予想したいと思います。あくまでも個人的な感想です。
A:予選会突破確実
山梨学院大学
まず留学生が強力です。この時点で大きな貯金が作れることが見込まれ、さらに日本人選手も上田選手や永戸選手など貯金を作れる選手がいることから余程のことがない限り、通過は確実でしょう。少し、日体大記録会を見る限りはチームは万全とはいえる状況ではありませんでしたが、通過に支障はなさそうです。
帝京大学
チームの総合力という点においては、今回の予選会出場校の中ではトップだと思います。稼げる選手もいれば、大崩れするイメージもないので、通過は間違いないと思います。
畔上選手、佐藤選手、竹下選手を中心に前期調子の良かった1年生が何人走るかも注目です。
大東文化大学
日体大記録会の10000mを見ている限りは、チームは非常に順調に来ている気がします。特に前回、予選会で60分を切っている原選手を中心に林選手、山本選手など最上級生の調子が上がっており、チームとしては良い仕上がりを見せています。
B:予選会突破濃厚
拓殖大学
留学生と西選手が貯金を作れそうなので、あとは大崩しない走りをすれば通過は問題なさそうです。20kmからの距離から拓大の得意分野ですので、余程のことがない限りは通過すると予想します。
國學院大學
チームの総合力としては通過することは間違いないと思います。あとは稼げる選手が故障していないかがポイント。過去に蜂須賀選手を外して、予選落ちを経験しているので、柱となる選手の状態が鍵を握りそう。向選手、浦野選手の快走に期待。
明治大学
戦力的に落ちる要素はないのですが、日体大記録会を見ていた時に後半の落ち幅が酷かった選手が何名か見受けられたため、通過濃厚という形で予想しました。主力選手が何人も故障しない限りは問題ないでしょう。
城西大学
前回は予選落ちしていますが、日体大記録会を見ている限りは大東大の次に順調なイメージを持ちました。前回、予選落ちしていることから今年は予選会に万全の状況で望んでくると思うので、通過濃厚としました。稼げる選手、中間層の選手と今年はバランスが取れていると思います。
C:予選会突破大激戦
創価大学
昨年は予選会を3位で通過しており、今年も通過は濃厚かと思うのですが、前期の全日本予選の結果やセルナルド選手の抜けた穴などを考慮して、このグループにしました。しかし、留学生で貯金が見込まれ、大山選手、蟹沢選手、米満選手が万全の状況でスタートラインにつければ、一気に通過濃厚ラインに入ると思います。
上武大学
予選会落ちするのではないかと言われながら無事に通過した上武大学は今年もしつこそうです。日体大記録会を見る限りは仕上がりは順調そうで、予選会の戦術面から考えても今年も通過できそうな布陣が揃いました。鍵は坂本選手、井上選手、太田黒選手がどこまで成長しているかでしょうか。
日本大学
今年は厳しいと言われていた日大ですが、日体大記録会を見る限りでは、仕上がりはまずまず。留学生の貯金を活かし、攻める走りではなく、崩れない走りに徹すれば、通過は十分にあります。
国士舘大学
少しチームとしての勢いが昨年の比べると感じない気がします。住吉選手を中心にどこまでチーム力が向上しているか。添田監督の戦略にも注目。
中央大学
昨年度より確実に戦力は上がっていると思います。日体大記録会を見る限りでも舟津選手も長い距離への対応がしっかり出来ていそう。あとは10000mでは結果の良かった1年生がどれだけ20kmに対応できるかが鍵となりそう。個人的には3年生の中山選手、堀尾選手の走りも大きなポイントだと思っています。
東京国際大学
昨年は通過濃厚と見ていましたが、まさかの予選落ち、今年も戦力的には通過するには十分です。問題は調整力。昨年は予選会にまったくピークが合っていない印象だったので、あとはどれだけ上手く合わせることが出来るのかがポイントとなりそう。
とりあえず、上記の13校で10校の椅子を争う形になるのではないかと思っています。当日の気象条件のなどもありますが、どこが通過してもおかしくない状況だと思います。今年の夏は非常に涼しい日が多く、暑さという面に関しては例年よりも体験していない大学が多いと思いますので、予選会当日が暑くなったら波乱が起きるかもしれませんね。