駅伝の虎!!

陸上競技を中心に(主に駅伝)スポーツに関して持論を展開します!試合の観戦記と私の中で思ったことをランダムに掲載していきます。主に陸上競技がメインですが、その他スポーツについても書いていければと思います。もしよろしければリンクお願いします!

第94回箱根駅伝予選会結果 帝京大学の総合力が光る!

コンディションが過去の予選会と比べても非常に良かったです。大方の見方通り、後半の落ち幅が少なくスピードレースとなりました。波乱も多くあった予選会を簡単に振り返ります。

 
やはり強かった!畔上選手の日本人トップには驚きましたが、3人が60分を切り、全体的に外す選手もおらず、総合力の高さを見せつけました!ただ、帝京大学は集団で走るレースでは強さを発揮しますが、駅伝となると少し苦手なイメージなので、どう駅伝に繋げていけるかに注目。
 
 
やはり林選手がブレイクしてきましたね!原選手、川澄選手も60分を切る走りで、チームとしても安定した走りを見せてくれました!新井選手が63分と少し心配ですが、チームとしての総合力は昨年よりも上だと思います。大東文化も駅伝はハマるときとハマらないときの差が激しい印象ですので、今年はどうなるか。
 
 
通過するかなとは考えていましたが、60分切りが3人出て3位で通過するとは思いませんでした。気象条件と作戦が全て噛み合った感じがします。そして中山選手がブレイクしてきましたね!畝選手も1年生トップの走り!あとは藤原監督の駅伝初采配に注目が集まります。
 
 
危なげなく4位で通過したイメージですが、ニャイロ選手がいなかったら結構、やばかった。上田選手や永戸選手など主力は走れているので、箱根駅伝までにチームの底上げが急務となりそうです。
 
 
デレセ選手がいまひとつでしたが、西選手、戸部選手、赤崎選手が60分を切るなど収穫の多い内容でした。涼しいコンディションは不利かと思いましたが、チーム力がかなり上がっている印象です。全日本がない分、さらに走り込み箱根駅伝はさらに上がってきそうです!
 
 
安定した走りで無難に通過してきましたが、エース向選手、浦野選手には60分切りで走って欲しかった。チームとしての底上げは出来ているので、駅伝を考えるとアクセントをつけられる選手の存在が欲しいところです。
 
 
エース住吉選手の快走と集団走が見事にハマりました!下馬評は決して高くなかったのですが、チームの底上げがしっかりと出来ており、集団走のペース配分も絶妙でした!添田監督恐るべし。
 
 
金子選手、菅選手が安定した走りで上位に来ると他も無難にまとめました。11位、12位の選手を見るとかなり失速しており、総合力という点では課題が残りそうです。ただ城西大学予選会は苦手ですが、本戦は得意なので、ここからどう仕上げてくるか。
 
 
条件が良すぎたのでスピードレースへの対応が危惧されましたが、しっかりと対応してきました。坂本選手、太田黒選手の60分切りはさすがです。上武大学に入学してくる選手は無名選手が大半を締めますが、その中で激戦と呼ばれる予選会を勝ち抜いているのは非常に凄いことだと思います。
 
 
なんとか滑り込みましたね。後半の粘りで一気に通過を引き寄せました。涼しいコンディションも選手たちを後押ししましたね。1度出場した本戦でも往路を沸かせていますので、本戦にしっかりと合わせてもらいたい。
 
 
アクシデントもあったようですが、基本的に力不足だったと思います。脱留学生の気持ちでやらなければこの先も厳しいかもしれませんね。
 
 
集団走のペース配分が少し遅かったような気がします。エントリー漏れの選手もいましたし、予選会に上手く合わせられなかった印象です。暑さには強いのですが、気象条件が良くなると対応できないので、今後、大きな課題となりそうです。
 
 
アクシデント続きで坂口選手が欠場。三輪選手が給水テーブルにぶつかって棄権。しかし、入学している選手の能力からしたら通過しなければならなかったと思います。ここから厳しい1年になると思いますが、力強くなって戻って来ることを期待したいです。
 
総括
 
今回の予選会は条件が良すぎました。条件が良いわりには留学生についていく選手もおらず、ペースも安定していたため、60分切の選手がたくさん出たと思います。集団走のペース配分が遅かった大学は流れに乗り遅れてしまい、逆に国士舘大学中央大学などは今回の気象条件にぴったりなペース配分で進んでおり、下馬評を覆す結果に繋がったような気がしました。
 
余談
 
後期に入ってから気象条件が良い日ばかりが続き、記録ばかりが先行している状況です。日体記録会では好記録が続出し、箱根予選会も好記録が続出しました。さらには高島平ロードレースも好記録が出て、学生が強くなっている印象を受けます。しかし、ここが大きな落とし穴となりそうです。
 
逆に暑くなった出雲駅伝では脱水症状や熱中症になる選手が続出しています。向かい風などの悪条件で実力をまったく発揮できない選手もいます。これは条件が悪くなったら走れない選手も多くいるということです。
記録ではない強さがなければ駅伝では戦えないということだと思います。
 
予選会通過校とシード校との差は紙一重です。ここからはどんな条件でも自分の力を発揮することができるタフな選手を作れるかが箱根駅伝の順位を大きく左右することとなりそうです。