10月13日号砲! 第95回箱根駅伝予選会 通過する大学はどこか!? 順位予想
いよいよ明日は予選会となります。近年、強化する大学が増え、記念大会で増枠があろうとも激戦が予想される予選会。
今年からハーフマラソンとなり、より最後までスリリングな戦いが予想されます。激戦必須の予選会。どの大学が出場枠の11を獲得するのか!?(本来は12枠だが、関東インカレ成績枠で日大の出場が決定している)
とりあえず個人的に順位を予想してみました。
1位 駒澤大学
戦力は充実!過去出場した予選会でも緻密な戦術でトップ通過していますので、今回も問題ないでしょう。出雲駅伝の出場がない分、予選会を0.5冠と考えて全日本、箱根と制して2.5冠を目指すそうなので、万全の調整で臨んでくるでしょう。2年生軍団の走りにも注目したい。
2位 順天堂大学
エース塩尻選手は強力。脇を固める上級生も安定感があり、普通にやれば上位通過は間違いないだろう。予選会はかなり苦手としているが、それを加味しても戦力的には上位通過するはず。やや安定感に欠ける難波選手、清水選手が本来の力を発揮するとトップ通過も。
3位 國學院大學
エースの力と中間層の力がとても安定している。毎年しっかりと戦術も立てていますので、予選会は通過点。確実に通過する戦い方をしてくるでしょう。全員が上手くハマると駒澤の背中も見えるか。また、土方選手、浦野選手の日本人トップ争いにも注目。
4位 大東文化大学
予選会にピークを合わせるのが非常に上手く、今年も出場した日体大記録会でも安定した走りを披露。戦力的にも稼げる選手、安定した選手とバランスが取れている。当日のコンディションが涼しい予報なので、新井選手が爆発力を見せる可能性もあり。そうなると3位以内で通過できるか。
5位 神奈川大学
予選会の戦い方は熟知しているので、しっかりとした戦術を立て、無難に通過してくると予想。おそらく緊張感は持ちつつも通過点のような形で堅実な戦いをしてくるはず。
山藤選手ら貯金を作れる選手もいるので、アクシデントがない限りは大丈夫か。
6位 中央大学
一部中間層の選手が抜けているのが気になるが、3本柱がしっかり走れば問題ないだろう。気象条件も涼しそうなので、コンディション的にもスピード型の多い、中大の後押しにもなるだろう。1年生の三浦選手がチーム4番目ぐらいで走る予感。
7位 明治大学
昨年はまさかがあったが、今年はさすがにないだろう。心配な点があるとすれば、選手層と経験だけだろう。山本駅伝監督も予選会の戦術や難しさを知ったと思うので、しっかりと修正してくることだろう。コンディションも涼しく、明治大学の選手を後押ししてくれそうだ。1年生の鈴木選手の走りにも注目したい。
8位 山梨学院
ニャイロ選手と永戸選手がしっかりと走れば、あとは上手くグループを作っての集団走をすれば通過は濃厚かなと思います。全日本予選を見ていてもチーム力は昨年より向上しているはず。あとはエース級の選手故障がなければ問題ないでしょう。
9位 国士舘大学
激戦の予選会を勝ち抜いてきた経験者が多く残るのは心強い。毎年、戦術も見事にハマりますので、今年も通過は堅いかと思います。ただ、毎年下位通過となるので、本戦を見据えてもう一ランク上での通過を目指したい。
11位 ~12位 上武大学
一部中間層の選手がいないのが気になりますが、今年もしっかりとチームを作ってきている印象。コンディションが涼しいということで、粘りの上武からしたら少し不利な感じもしますが、どんな条件下でも戦う戦術を持っているのが上武の強みです。ボーダーライン上の争いに巻き込まれるかもしれませんが、しつこく連続出場を伸ばしたい。
11位~12位 東京国際大学
暑いコンディションの予選会は苦手だが、涼しいコンディションの予選会は得意としている。通過するだけの戦力は整っているのだが、中間層がどれくらいまとめられるかが少し読みづらい。ボーダー上での争いとなるか。
11位~12位 専修大学
長谷川監督が就任してから練習方法が変わり、長い距離への適性が徐々に出来てきたイメージ。今年はコンディションも涼しくなりそうで、スピードのある専修大学には有利に働くと予想。底上げはしっかりできてきていると思うので、エース長谷川選手を中心に復活の狼煙を上げたい。
11位〜15位 創価大学
ムイル選手不在はかなり痛手だが、思い出して欲しい。初出場は日本人選手だけ突破した事を!昨年は戦術のミスもあったが、今年は同じ事はないだろう。一致団結して突破を目指したい。
11位〜15位 東京農業大学
どこまで仕上がっているかはわからないが、上手くハマればボーダーラインにしっかりと上がってくる予感。関東大学女子駅伝を優勝に導いた長田監督の手腕に期待したい。
11位〜15位 麗澤大学
気象条件が暑くなり、他大学が崩れれば面白いと思ったが、涼しいコンディションだと少し厳しいか。ただ、夏を越えて戦力が上がっていれば、サプライズはあるかもしれない。しつこく粘り走りで初出場を目指したい。
以上が個人的に勝手に考えた予選会の通過順位です。正直、下位は全く差がない状況になるのかなと思います。気象条件も涼しくなりそうなだけに波乱が起きることは少ない予選会になるのではないでしょうか?
いずれにせよ、激戦であることには変わりありません。
当日が待ち遠しいです!
以下は参考までにどうぞ
気象条件
天気予報によると条件は非常に良く、曇りで16℃北東の風ということで、好記録が続出する可能性は高いです。涼しい条件になるとスピード型の選手が有利となり、前半ある程度速いペースで行っても後半の落ち幅が少なくてそのまま押し切るレース展開が可能となります。そう考えるとスピード型のチームは今回の予選会は有利に働くのかなと思います。
そうなってくると不利になるのは持久型の選手やチーム。上手く戦術を立てなければ、前半抑えて入って、後半にかけてペースを上げて行こうとしても前半突っ込んだ選手が落ちてこず、そのままレース終了という形になりかねません。
昨年の創価大学は前半のペースを抑え過ぎてしまい、後半追い切れなかったとのことなので、気象条件を加味してのレースプランが非常に大切になってくると思います。
戦術について
ちなみに戦術としてはエース級の選手はフリー走行で、他は2グループぐらいで力を分けた集団走を取る大学が多いです。昨年は最初の5kmが(15分15秒~15分25秒以内)くらいで集団走をしていたチームは東京国際大学、日本大学、創価大学でボーダーラインを争った大学です(明治大学は例外)専修大学、麗澤大学なども集団走は同じくらいのペースを刻んでいます。
そう考えると今回の予選会は涼しいコンディションが見込まれますので、前半からある程度のペースで行く大学のほうが有利に働くと思います。(最初の5kmは15分05秒~15分15以内では集団走は通過したいところか)
距離が長くなる分、前半抑えるという選択肢もあると思いますが、涼しいコンディションの今回は、距離が伸びても攻める方が有利になるのではないかと思います。
以上予選会を見るうえで参考になればと思います。