惜しくもオリンピック参加標準届かず!! 3000mSC 塩尻和也
昨日、7月7日に順天堂大学の記録会において、オリンピック参加標準突破を目指した3000mSCのレースが開催されました。
18:15スタート。午前中の猛暑とは違い、25℃と比較的走りやすいコンディションの中、行われました。最初の1000mを順大の学生(ペースメーカー)が2分43秒とハイペースで引っ張る展開!しかし、これが速すぎました。潰滝選手は後半、足が動かなくなり失速。山口選手もまとめるのが精一杯。塩尻選手のみが何とか後半も粘り、ラスト200mまで、8分30秒の参加標準記を切ることが出来るのでは!?と思わせましたが、最後の伸びが足りずにあと一歩届きませんでした。
しかしながら大学2年生で8分31秒89の塩尻選手の記録は素晴らしいタイムだと思います。また、なぜか出場した市田孝選手は初めての3000mSCで8分40秒29と初めてにしては、中々の好タイムをマーク!てっきりペースメーカーかと思いきや、普通に走っていました。走力は日本選手権の10000mで入賞するほどなので、これから本格的に始めたら面白い存在になるかもしれません。
オリンピックの標準記録を破れずに残念ではありましたが、将来が楽しみなレースでもありました。
結果
1着 塩尻和也(順大) 8分31秒89
2着 山口浩勢(愛三工業) 8分36秒30
4着 潰滝大記(富士通) 8分40秒30
6着 村島匠 (順大) 8分59秒35
そして、この日は3000mSC以外にもレースが行われていたのですが、5000mで素晴らしいタイムが生まれました。最終レースの5000m6組目で、中央学院大学の横川巧選手(1年生)が13分52秒45という好タイムをマーク!気温は23℃と走りやすいコンディションではありましたが、ホクレンディスタンスに比べると条件は整っていたとは言えないので、順大記録会で出した価値は高いといえるでしょう。
ちなみのこの5000m最終レース、3000mまで引っ張っていたのは、3000mSCを走ったばかりの塩尻選手! 8分23秒で先頭を走りきりました。昨年、週刊誌に潰滝選手が鉄人として大きく紹介されていましたが、今年から学生の鉄人の名は塩尻選手がふさわしいでしょう!
塩尻選手(伊勢崎清明出身)にしても横川選手(中之条出身)にしても群馬出身。さらに今年の日本選手権1500m優勝の戸田選手(東農大二出身)も群馬県出身と群馬県勢の勢いが止まりませんね。これからは群馬出身者に注目してみたいと思います。
横川巧(中之条・群馬⇒中央学院大学)
1500m 3分46秒26
5000m 13分52秒45
10000m 30分01秒74