中央大学の改革 藤原正和監督が変えた6つのこと
今、何かと話題の中央大学ですが、今年から藤原正和さんが監督となりました。ここまでの前半シーズンを振り返り、どんな改革をおこなってきたかまとめてみました。
まず、所信表明として藤原監督が、強く言っていたのが、「強い中大を取り戻したい」という言葉でした。この言葉の裏には、きっと自分が入学してきたときの中央大学と今の中央大学の意識の違いなどを感じ取っての発言かと思います。そして学生たちと共に「強い中大」を作っていきたいという意味も込められていると思います。
では、以下改革のまとめです。
①基本的なことの徹底
「指導五箇条」
・あいさつをする
・整理整頓
・約束を守る
・練習に遅刻しない
・報告・連絡・相談
という基本なことを徹底させるというところから始めるということです。これは社会人になってからも大切なことで、まずは練習の前に一人の人間として当たり前のことを当たり前に出来るようにしよう。ということだと思います。(練習に遅刻しないというのが少し気になりますが、そんな選手が今までいたのでしょうか?)
②学生との相互理解を深めるため寮へ住み込み
家族がいるのに寮へ単身住み込むというのは中大再建に向けて本気であると思います。寮の住み込みをすることで、学生との理解は深まっていくと思いますし、様々のところが見えてくると思います(良いところも悪いところも)
③質の高いスピード練習
5000m×2本やラスト400mを全力で走るなど、質の高いスピード練習を取り入れていると書いてありました。確かに今年の中大は5000mで自己記録を更新している選手が多いような気がします。しかし、そのスピードが、長い距離へ反映されているかというと、まだまだ分からないところが多いです。
④原付バイク禁止
これはそもそもOKだったことに驚きましたね。走る競技ですからね。
⑤月4回の門限無しを1回にした
これに関しては毎日点呼がある大学もありますから、中大の部員が納得してれば問題ない話ですね。遊びも大切だが、より競技に集中しようということだと思います。
⑥駅伝部主将を1年生へ
これが一番の驚きでしたね。これに関しては別記事で書いてあるので興味がある方は読んでみてください。
ざっとこんな感じでしょうか?
全日本大学駅伝予選会の惨敗から見てもまだまだ、藤原イズムが浸透しているとは言えないでしょうが、監督就任からまだ4ヶ月。これからが監督の腕の見せ所。全日本大学駅伝予選会で17位のチームが夏を超えてどれだけ変わるのか、未知数な部分が非常に多いですが、楽しみですね!
ちなみに中央大学は箱根駅伝に87回連続出場中とダントツの数字を誇っている名門校。かなりのプレッシャーはあると思いますが、まずは連続出場だけでも達成してほしいですね。