大迫傑の強さの秘訣は? ぶれないシンプルな考え方。
今年の日本選手権の長距離種目は、大迫選手の強さが光りました。10000m、5000mともに最後まで足を残した状態で全力を出し切っての勝利という感じでもなく、まだまだ可能性を感じさせるものでした。
では、大迫選手の強さの秘訣は一体、なんなのでしょうか?
大迫選手と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、ナイキ・オレゴン・プロジェクトでアルベルト・サラザールというコーチの元、アメリカで世界のトップ選手と一緒に練習をしているということだと思います。これを聞くと「やっぱり日本の環境よりも海外の優秀なコーチに教えてもう方が強くなるのだな」と考えてしまいがちですが、それが強くなる要素ではないと思います。
大迫選手の記事やご本人のブログなどを読ませていただいて見えてきたのは、シンプルな考え方です。
以下 本人のコメント
「勘違いして行けないのは、アメリカで練習したから、アメリカに住んでいるから強くなる訳では決してありません。目的と手段は全く別物なのです。結局どこにいても、その環境で自分が何を目指し、何を選択するかが一番大事なのではないか」
非常にシンプルな考え方です。
自分の目標 ⇒ 必要なことの選択
ざっくりとまとめてしまうとこんな感じになってしまいます。(ざっくり過ぎてすいません)しかし、それを強い意志を持って実行に移していくことこそが、強さの秘訣なのかもしれません。
「アメリカに行ったら強くなる」ではなく、「強くなるためにアメリカに行く!」
きっと必要な選択とはこういうことだと思います。いくらアメリカに行って、有名なコーチに指導してもらっても、目的と自分の強い意志がなければ成長はないと思います。
この大迫選手のシンプルな考え方は、簡単なようで難しいです。おそらく大迫選手は強い意志を持ち続けるため、逃げ道を作らないようにアメリカに飛び立ったような気がします。(日本の実業団だと会社に守られるため)
話は変わり、ちょっと違うかも知れませんが以下 野村克也さん(元プロ野球監督)の名言
心が変われば態度が変わる
態度が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
運命が変われば人生が変わる
早い話、心が変われば人生が変わるということです。強い心で高い目標を持ち続けた大迫選手が、今、まさに運命を変え、人生を変えるスタートラインに立っているのかもしれませんね。