【100m】 出るか9秒台!! 桐生、山縣、ケンブリッジへの期待
今、短距離界でもっとも話題になっているのが100mで、9秒台が出るかどうかだと思います。今回、リオオリンピック代表に選ばれた桐生祥秀選手(東洋大学)、山縣亮太選手(セイコー)、ケンブリッジ飛鳥選手(ドーム)には100mを9秒台で走る実力は十分にあると思います。気象条件や体調、メンタルの部分が上手く合致すれば夢の9秒台へ到達する可能性が限りなく高い状態まで来ているような気がします。
とはいえ、なかなかでない9秒台です。日本選手権のときは、選考レースということもあり、各選手、かなり緊張した面持ちで、勝つことを意識しすぎて、本来の力を出し切ることはできていなかったように感じました。レースを楽しむ余裕など、おそらくなかったでしょう。
オリンピックに関しては、選考レースではなく、勝ち取った権利ですので、オリンピックの舞台を十分に楽しんで欲しいですね。(無責任ですいません)
「9秒台を出します」とか「ファイナリスト目指します」とか周りからの期待に応えようと必死になってくれてはいますが、結果はあとからついてくるものなので、今持てる力を出せればいいかな?と気楽に考えてスタートに立ったほうが意外と結果がついてきたりするかもしれませんね。(無責任ですいません)
オリンピックの舞台で9秒台が出れば日本の陸上界にとっては歴史的な事ですが、まずは試合を楽しんで欲しいです。そして、オリンピックの舞台ではなくてもいいので、誰かに9秒台を出して欲しい!!
日本人選手も、何かきっかけがあれば1人だけではなく、何人か9秒台出るような気がしています。
まずは今まで弾かれてきた10秒の壁を破る選手が現れることが、一番大切だと思います。 誰かが壁を破れば必ず、「自分も」と新たな選手が出てくるはずです。
黒人選手と日本人選手では身体能力が違うという方もいますが、中国人も9秒台で走っているので、日本人でも必ず走れるはずです。まずは「日本人でも9秒台は出せるのだと思えるようにすること。」「頭の壁をなくすこと。」これが日本の短距離界を発展させるために今、一番、必要なことだと思います。
4年後の東京オリンピックで、9秒台4人で繋ぐ、日本の4×100mリレーが見られるときがくるかもしれませんね。さらに日本のバトンパスの技術を加味すると当然、メダルが見えてくるはずです!(リオオリンピックのリレーも楽しみですが)
まずは、8月13日(土)より予選が行われるので、楽しみながら頑張ってもらいたいです!
オリンピック日程(日本時間)
【男子100m】
8月13日(土)予選
21:30~24:50
8月14日(金)準決
9:00
8月14日(金)決勝
10:25
100m代表選手
100m 10秒01
200m 20秒41
100m 10秒6
200m 20秒41
ケンブリッジ飛鳥(ドーム)
100m 10秒10
200m 20秒62