【オリンピック】マラソン日本代表はメダルを取ることが出来るのか?
やはりオリンピックとなると何個日本がメダルを取ることが出来るのか?というところに注目が集まると思います。そこで、今回はマラソンに絞って考えてみたいと思います。
【男子マラソン】
これについては限りなく難しいと考えています。日本のマラソンが停滞している間に世界のマラソンは飛躍的に高速化しました。特に男子マラソンにおいては、途中からの大幅なペースアップに対応できなければ、メダル獲得は難しいでしょう。リオオリンピックは暑さが予想されるので、展開としては30㎞までスローで、小刻みなペースの上げ下げがあり、そこから一気にペースアップする展開になると予想します。残念ながら今回の日本代表メンバーでは大幅なペースアップに対応できそうな選手は見当たらず、後半のペースアップに対応しきれず、落ちてくる選手を拾っていくレース展開になっていくでしょう。しかし、3人とも後半の粘りが持ち味なので、力をしっかりと発揮することが出来れば、入賞ラインまでは手が届くのではないかなと思います。
【代表メンバー】
佐々木悟(旭化成)
ベスト 2時間08分56秒
北島寿典(安川電機)
ベスト 2時間09分12秒
石川末広(ホンダ)
ベスト 2時間09分10秒
【女子マラソン】
女子に関しては可能性があると考えています。しかも限定的に言えば、福士加代子選手(ワコール)です。一部報道で足の甲を痛めたと報道があり、心配がありますが、彼女が万全の状況であれば面白いのではないかな?と考えています。福士選手に限って言えば、大幅なペースアップがあっても、ある程度ついていくことが可能であり、2013年の世界陸上モスクワ大会で、銅メダルを獲得したときのように、最後まであきらめない走りが出来れば、可能性がありそうです。伊藤舞選手(大塚製薬)と田中智美選手(第一生命)に関しては、メダル争いは厳しいと思いますが、十分に入賞争いは可能だと思うので、伊藤選手には2015年の世界陸上北京大会のような粘り強い走り、田中選手にも日本のマラソンで見せている勝負強さを発揮してもらいたいです。(田中選手は初マラソンを除く3レースですべて日本人トップ)
【 代表メンバー】
福士加代子(ワコール)
ベスト 2時間22分17秒
田中 智美(第一生命)
ベスト 2時間23分19秒
伊藤 舞(大塚製薬)
ベスト 2時間24分42秒
しかし、いくら考えてみても、オリンピックは独特な雰囲気であり、何が起こるかわかりません。(体操も絶対的王者の内村航平選手が鉄棒で落下。そのあと団体と個人総合では金メダル取りましたけど)
当日の気象条件も暑さが予想されるので、各国の選手たちもどういう状態になるかわかりませんので、選手たちには今の力を十分に発揮し、悔いのないオリンピックにして欲しいですね。