第86回大会以来の箱根駅伝出場なるか? 亜細亜大学
最近、トラック競技では少しずつですが、結果の出る選手亜が増えてきた亜細亜大学。今年の箱根駅伝予選会は突破すること出来るでしょうか?
亜細亜大学といえば我々の世代であれば、岡田監督(現拓殖大学監督)が率いて82回大会でのミラクルとも言える箱根制覇が頭をよぎります。
現拓殖大学の岡田監督の育成法が掲載されています。⇓⇓⇓
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あれから10年が経ち、現在、亜細亜大学は出場出来ていない状況が続いています。
岡田監督が退任されてから、亜細亜大は何度も監督が変わっています。
岡田監督(現拓殖大学監督)
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小野監督(現麗澤大学監督)
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笠間監督(現武蔵野学院監督)
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坂田監督
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岡田晃監督代行(現亜細亜大学コーチ)
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佐藤監督
となっています。
監督が変わるということは、チームの色が変わってしまうということだと思います。岡田監督イズムが少しずつ失われ、次の監督の意識が浸透する前に新たな監督に変わるという繰り返しで、少しずつチームは弱体化していったような気がします。要因はそれだけではないでしょうが、少しでも油断や気を抜いてしまうと新たな大学が次々と出てきて、例え優勝校であっても箱根駅伝に出場することすら、難しくなってしまうのが今の大学駅伝界の厳しさです。
では、今年の亜細亜大学どうでしょうか?
前期の成績を見る限りで予選会は厳しい状況と言えるでしょう。前期の指標となる全日本大学駅伝予選会でも総合18位と棄権校がなければ最下位という厳しい結果でした。しかし、希望の芽がないわけではありません。それは関口選手と加藤選手の成長です。佐藤監督に変わってから明らかにこの2人は力をつけてきました。特に関口選手は13分台を2回記録するなど、他大学の主力選手と戦えるだけの力をつけてきています。(今のところはトラック中心ですが)
そこで亜細亜大学が予選会を通過するの戦術を誠に勝手ながら考えてみました。
【予選会通過の戦術】
1.主力の3人が貯金を作る
まずは亜細亜大学が通過するためのポイントとして挙げられるのは、関口選手と加藤選手、そして、昨年度60分13秒で予選会を走っている工藤選手が貯金を作れるかにかかっているでしょう。3人とも60分を一つの目安に他大学のエースと渡り合って、貯金を作ってもらいたいところです。
2.大集団走
2つ目のポイントとして、集団走を挙げたいと思います。どこの大学もやっている事ですが、関口、加藤、工藤の3名の選手以外の9名は全員集団走で良いと思います。ペース設定は61分30秒。前半は抑えて後半、行ける者は行ける戦術を取ります。
この作戦で行くとどうなるか?
3人が60分
5人がうまく走り61分30秒
4人が失速したと仮定して62分00秒
トータルすると 10時間11分30秒
昨年度の通過ラインは10時間12分04秒。ギリギリ出場ラインに届きそうです!
気象条件などは加味しておらず、机上の空論ではありますが、やり方次第では、昨年度よりも順位をジャンプアップさせ、本戦出場ラインまであげられるのではないかなと思っています。
今年の箱根駅伝予選会は大激戦が予想されています。昨年度はまったくと言っていいほど見せ場のなかった亜細亜大学ですが、今年は爪痕を残して欲しいですね。
昨年度の予選会の結果
(左から順位、タイム、名前、学年)
10:18:48 亜細亜大学
21 1:00:14 272 工藤 隼人 (3)
31 1:00:30 275 加藤 風磨 (2)
75 1:01:02 268 佐久間 祥 (4)
100 1:01:19 271 渡邊 晋史 (4)
162 1:01:58 269 田村 惇 (4)
180 1:02:15 276 今関 拳人 (2)
201 1:02:35 277 須佐 郁也 (2)
208 1:02:40 267 石井 龍麻 (4)
211 1:02:43 270 丸尾 尚史 (4)
249 1:03:32 280 古川 舜 (1)
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