ジンクスを破れるか!?初の全日本、箱根の2大会出場へ!國學院大学
昨年度はまさかの予選落ちとなってしまった國學院大學ですが、今年も全日本大学駅伝予選会を確実に突破するなど実力を兼ね備えていることは間違いありません。
まず、チームとしてはハーフマラソンを1時間03分台で走る選手が6名もおり、エースである蜂須賀選手は1時間02分台を持っています。総合的な戦力から考えて上位で予選会を通過する候補の一つと言っていいでしょう。昨年度はエースである蜂須賀選手が故障により予選会を欠場しましたが、選手層の厚さから考えても落ちる要素はあまり見当たりませんでした。しかし、蓋を開けてみれば予選落ちという結果ですから予選会は何が起こるかわかりません。昨年度の予選会でのサプライズは東京国際大学の初出場と、國學院大學のまさかの予選落ちであったと言えます。
では今年の予選会はどうでしょうか?
【予選会のポイント】
【エース蜂須賀の復活は?】
昨年度は故障の影響からほとんど姿を見かけなかった蜂須賀選手ですが、今年は万全と言える状況ではないにしろ、全日本大学駅伝予選会で最終組を任されるまでになりました。結果はあまり良くありませんでしたが、4組目におけるだけの練習が積めており、チームからの信用もあるということだと思います。夏合宿も好調のようで前田監督も「58分30秒~59分前半を狙っている」と自信のコメントを残していることから蜂須賀選手の完全復活はチームにとって大きなポイントとなるでしょう。
【ハーフ3分台6人がどう走るか】
全員がエントリーされるかはわかりませんが、ハーフマラソンを1時間3分台で走っている選手が6名いるというのは心強いです。この6名が万全な状態でスタートラインにつけるのであれば予選会トップ通過候補に挙がってくることは間違いありません。特に細森選手の安定感は高く、昨年は、蜂須賀選手不在のチームを引っ張ってきました。また、次年度のエース候補でもある向選手、國澤選手などしっかりと走ってくれると来年度のチーム構想にも目処が立ちそうです。いずれにせよ60分前後で走れそうな選手が多数いるので、ここでアドバンテージを作りたいところです。
【新戦力はどうか】
今年の新入生の戦力の中では青木選手(愛知高校出身)が一番の目玉選手だったと思うのですが、前期はあまり目立たず終わってしまいました。逆に土方選手(埼玉栄出身)が全日本大学駅伝予選会にも抜擢されるなど成長著しいです。夏合宿を通してどうなっているかわかりませんが、青木選手と土方選手には予選会を経験してもらいたいところです。
上級生の選手層は非常に厚いですが、國學院大学は1年目から予選会の20kmに対応させるのは上手いチームです。力が同等であれば成長著しい1年生の抜擢はあるでしょう。
【ジンクスを破れるか】
非常に不名誉なジンクスが國學院にはあり、全日本大学駅伝の出場権を獲得した年は、箱根駅伝に出場できないというものがあります。今年の戦力からして余程油断しない限り、大丈夫だとは思いますが、2度あることは3度あると言いますから最新の準備をして、3度目の正直に変えてもらいたいです。
以上が勝手に考える予選会のポイントです。
油断することはないと思いますが余程のことがない限り、通過は確実ではないかと考えています。むしろ、蜂須賀選手の走り次第ではトップ通過候補に名乗りを上げるのではと考えています。
不名誉なジンクスを破って、再び箱根路で國學院大学の雄姿を見たいですね!
昨年度の予選会のタイム
(左から順位、タイム、名前、学年)
13位10:13:28 國學院大學
28 1:00:25 細森大輔(3)
62 1:00:46 稲毛悠太(3)
78 1:01:04 向 晃平(2)
93 1:01:16 江島崚太(1)
96 1:01:18 瀬川大貴(4)
97 1:01:19 廣川倖暉(4)
142 1:01:48 花沢拓己(2)
145 1:01:50 吾妻佑起(4)
147 1:01:50 内田健太(2)
150 1:01:52 國澤優志(2)
國學院大学のホームページ⇓⇓⇓