勢いそのままに再び箱根路へ!! 創価大学
今年の創価大学は勢いに乗っています。特に全日本大学駅伝予選会の結果ではムイル選手が腹痛により、最終組で無念の棄権となり、初の出場権を獲得することは叶いませんでしたが、チームとしての総合力は確実に上がっていると感じさせてくれる結果となりました。
まず、エースとして確実に走ることが出来る選手が一人います。セルナルド裕慈選手です。今季は非常に調子が良く、勝負レースで力をしっかりと発揮してくれています。チームで一番安定感のある選手であり、他大学のエースとしっかりと戦ってくれる選手がいるのはチームとして大変、心強いです。そしてその脇を固めるのが大山憲明選手。1年目から創価大学ではエース級の活躍をしているのですが、持っている潜在能力やタイムからすると物足りないところもありましたが、3年目の今年は安定感が増してきました。夏を乗り越えたらもう一回り強さが増すと思うので、2人目のエースとして大頭してきそうです。
そして創価大学には今年からムイル選手という留学生が加入しました。どれほどの実力なのかは、まだ定かではありませんが、20kmを走って、貯金を作ることは可能なレベルであると思います。全日本大学駅伝予選こそ、腹痛による棄権と残念な結果となってしまいましたが、関東インカレの5000mの走りを見ても実力を兼ね備えていることは間違いありません。
では予選会はどうでしょうか?
【予選会のポイント】
【3本柱の活躍】
上記でも書かせていただきましたが、セルナルド選手、大山選手、ムイル選手の3人でしっかりと貯金を作ることが出来るかが、重要なポイントとなってきます。セルナルド選手は安定感抜群ですので、59分台ではしっかり走ってくれそうです。大山選手もまだ長い距離に波があるとはいえ、60分前後で走ることが可能だと思います。調整が上手く行けば60分は切るでしょう。そして未知数ですが大きな貯金を作りそうなのがムイル選手。このムイル選手の走りは予選会通過に大きな影響を与えてきそうです。
【中堅クラスの走り】
前期は上記3選手の次に来ると思われる、蟹沢選手や彦坂選手などが、あまり上手く行っておらず、全日本大学駅伝予選も出場していませんでした。しかし、予選会突破にはこの2人は欠かせない戦力です。その他の選手も全日本予選を見る限りでは、大舞台でも、ある程度の結果を残すことが出来ていることから、中堅クラスの2人がしっかりと走れるようになるとチームに厚みが増すでしょう。
【新戦力はどうか】
全日本大学駅伝予選では1組目に2人1年生を使っています。築館選手(佐久長聖出身)と三井選手(埼玉栄出身)です。この2人は1年目からプレッシャーのかかる試合に出場させていることからも期待値が高いのでしょう。2人とも名門校の出身ですから、大学の練習に順応するのも早いと思います。上手く夏合宿を乗り越えれば戦力として予選会メンバーに抜擢される可能性は高そうです。
【戦術が当たるか】
91回大会の時は、瀬上監督の戦術がハマり、後半の追い上げで見事に箱根駅伝初出場を獲得しました。今年もどんな気象条件になるかはわかりませんが、再び戦略上の読みがピタリとハマれば通過圏内に入ってくるでしょう。
以上を予選会のポイントと考えてみました。
全日本大学駅伝予選会を見る限り、今年の創価大学は初出場を果たしたとき以上の勢いを感じます。さらにチームに留学生が加わったわけですから更に強力です。
日本インカレもエントリー選手全員を欠場させていることからも虎視眈々と箱根路復活を狙っていますね!!
昨年度の予選会のタイム
(左から順位、タイム、名前、学年)
14位10:14:13 創価大学
6位 59:26 山口修平 (4)
25位 1:00:18 セルナルド祐慈 (3)
60位 1:00:45 後沢広大 (4)
109位 1:01:24 三澤匠 (2)
124位 1:01:34 山本真紗也 (4)
157位 1:01:56 古場京介 (1)
160位 1:01:58 蟹澤淳平 (2)
161位 1:01:58 大山憲明 (2)
168位 1:02:02 二宗広大 (1)
221位 1:02:52 姫宮大地 (2)
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