塩尻和也選手母校に凱旋! 気が早いけど進路はどこへ!
※順大ホームページより
現在、北海道士別市で合宿中の順天堂大学ですが、合間を縫って、どうやら母校の伊勢崎清明高校にオリンピック出場を報告するために凱旋していたようです!
塩尻選手と言えば3000mSCから長い距離までマルチにこなす、いまどき珍しいマルチランナーです。今年の箱根駅伝では1年生ながら2区を走り、区間5位の快走!
関東インカレでも10000mで日本人トップを取ると3000mSCでは見事に優勝!(まずこの2種目を兼ねる選手がいない)日本選手権の3000mSCこそわずかに優勝に届きませんでしたが2位で走り切っています。
その後のオリンピック参加標準突破を狙う記録会では8分31秒89の自己記録を更新するも、あと一歩標準記録に届かず。
しかし、他国の個人出場枠の選手が辞退したため、国際陸上競技連盟からのinvitation(簡単に言うと繰り上げ)によって、オリンピック代表の座を射止めたのです。
運も実力も兼ね備えている塩尻選手。大学2年生の中では今のところ抜けている選手であり、各実業団が喉から手が出るほど欲しい選手でしょう。
では少しというかだいぶ気が早いですが、塩尻選手はいったいどの実業団へ進むでしょうか?
第一候補
【富士通株式会社】
一つ目の候補は富士通です。なんと言っても順天堂大学の色が強いです。
監督の福島正さんは順天堂大学卒業ではありませんが、駅伝監督の高橋健一さん、長距離コーチの三代直樹さん、井野洋さんと長距離関係の監督、コーチはすべて順天堂大学のOBです。
最近はだいぶ減ってはきましたが、数年前までは順天堂大学の選手が短距離、長距離ともに富士通に入社するケースが多く、順天堂大学と太いパイプがあることを思わせます。
また、今年入社したルーキーたちは強力で、塩尻選手が入社するころには競技者として充実している時期で、練習パートナーにも困らなそうです。特に3000mSCでしのぎを削っている潰滝大記選手がいることも大きいでしょう。
第二候補
【富士重工業株式会社】
(SUBARU)
2つ目はSUBARUです。こちらは地元が群馬県ということで、塩尻選手が地元志向であるのであれば、候補に入ってくると思います。もともとは高校でも一人で練習をして強くなってきた選手ですから、地元の環境で、自分のペースで上を目指して競技を続けていこうと考えているのであれば、ありだと思います。
塩尻選手は地元群馬県に非常に愛着をもっているので可能性はあると思います。
また、話は変わりますが、群馬県にはたくさんいい選手がいます。今も各大学で活躍していますが、塩尻選手がSUBARUに行くようなことがあれば、あとを追って、群馬出身の選手が、SUBARUへの入社を希望して、群馬県人で強いチームを作ることが出来るかもしれません。(これは勝手な考えです)
第三候補
【GMOアスリート】
これは花田勝彦監督(GMO監督)が塩尻選手を勧誘していたというところで候補に挙げました。当時、上武大学の監督であった、花田監督は都道府県対抗駅伝の群馬県チームの監督でもありました。そのころから世話をしており、勧誘していたようです。
残念ながら上武大学には進学しませんでしたが、花田監督の立場が変わりましたので、再び塩尻選手を指導するチャンスです。塩尻選手が花田監督の指導を少しでも受けてみたいという気持ちが当時あったのであれば、可能性はゼロとは言えないでしょう。
また、私の勝手な意見ですが、塩尻選手はマラソン適正ありと見ているので、花田・塩尻コンビで、マラソンを目指す姿も見てみたいです。
以上3つを今のところの候補として挙げてみました。
何となく塩尻選手の雰囲気を見ていたら、関西方面には行く感じがしなかったので、関東の実業団で3つ考えてみました。
おそらくですが、塩尻選手には大学2年生ですが、かなりの実業団が接触を試みていると思います。獲得するだけではなく、しっかりと育ててくれる実業団を選んでほしいですね。
塩尻選手の記事あり⇓⇓⇓