駅伝の虎!!

陸上競技を中心に(主に駅伝)スポーツに関して持論を展開します!試合の観戦記と私の中で思ったことをランダムに掲載していきます。主に陸上競技がメインですが、その他スポーツについても書いていければと思います。もしよろしければリンクお願いします!

箱根駅伝で再び岡田マジック炸裂か!! 拓殖大学

昨年度は往路終了時点ではシード権が見えていた拓殖大学。6区の大ブレーキから立て直すことが出来ず、今年も予選会からのスタートとなりました。

亜細亜大学監督時代に、見事に箱根駅伝優勝を成し遂げている岡田監督。

今年こそ岡田マジックは炸裂するのでしょうか。

 

ekidennotora.hatenablog.com

 

まず、チームとしては年間通して箱根駅伝を目標にするのが拓殖大学というか岡田監督のスタイルです。ですので、毎年、関東インカレや全日本大学駅伝予選などもあるのですが、あくまでピークは箱根駅伝に持ってくる考えで、スピード練習を増やして記録を狙うようなことはしてきません。

そんな拓殖大学ですが今年は前期から勢いに乗っています。全日本大学駅伝予選会で見事に出場権を獲得したのです。

ここ数年で一番の異常な暑さに見舞われた全日本予選でしたが、暑さゆえのスローペースにより、あまり大差がつかず、3組まで粘っていた拓殖大学が、最終組でワークナー選手の快走と宇田選手の頑張りで見事4位に入りました。

この時期、あまり結果を出してこない拓殖大学としては充実した前期シーズンでした。

 

 

では予選会はどうでしょうか

 

【予選会のポイント】

 

ekidennotora.hatenablog.com

 

【ワークナー選手の快走】

 

昨年度から加入したワークナー・デレセ選手。昨年は1年目ながら、59分10秒で走り全体で2位となっています。まだ日大のパトリック選手や山梨学院のニャイロ選手と比べてしまうとトラック種目での勝負強さに欠けますが、ロードでの安定感はしっかりしており、安心して貯金を作れる選手と言えるでしょう。

日大のパトリック選手と競り合いながら58分30秒くらいを一つの目安に貯金を作ってもらいたいところです。

 

【上級生の頑張り】

 

拓殖大学の特徴の一つは、高校時代はほぼ無名だった選手が、学年を重ねるごとに力をつけてくるところにあります。昨年度も予選会のエントリーの半分は4年生が占めていました。今年も宇田朋史選手を筆頭に上級生たちがいかに粘り強い走りを見せてくれるかが、予選会突破の鍵を握りそうです。宇田選手には60分切を目指してもらい、その他、上級生たちには61分~61分30秒くらいではしっかりと走り切ってもらいたいところです。

 

【馬場、戸部の2年生コンビ】

 

馬場祐輔選手は5000mで13分台、10000m29分06秒といずれも拓大の日本人トップのタイムを持っています。1年目から距離にも対応しており、2年目の今年はエースとして大きな飛躍が期待されます。また、2年生ではもう一人、戸部凌佑選手がおり、こちらも1年目から距離に対応しており、距離が延びるほど強いです。

この2人の2年生コンビの成長が今年の拓大、もっと言えばこれからの拓大の命運を握っていると言えるでしょう。予選会では馬場選手に60分切を目指してもらい、戸部選手には60分~60分30秒を目標に頑張ってもらいたいところです。

 

【新戦力はどうか】

 

赤﨑暁(開新高出身)は全日本大学駅伝も出走しており、期待の1年生と呼べると思います。しかし、拓大の場合は他の大学と違って、前期からしっかりと距離を走るので、夏を超えると無名の1年生もハーフでいきなり結果を出す、なんてことはたびたびあります。

その他、楠本幸太郎(久御山高出身)松下良(鳥栖工業校出身)なども期待のルーキーだと思うのですが、拓大の場合は読めません。

ただ、拓大は1年生を予選会に使って100番以内で走らせるのは上手い大学ですので、夏の合宿で大化けしている1年生がいるかもしれませんね。

 

【気象条件は悪いほうがいい】

 

涼しければ波乱が少なくなりますが、気候が高いと波乱が起きやすくなります。

拓大の場合、安定感はありますが、スピードタイプが少ないため、条件が良くなるよりは悪条件のほうが有利であるとみています。当日暑くなれば上位での通過が見えてくるのではないでしょうか。

 

以上が、私が勝手に考えた予選会のポイントです。

 

岡田監督は長い距離を走らせることに関しては定評があり、無名選手も毎年出てきますので、予選会から新たなヒーローが生まれることにも期待したいですね。

 

昨年度の予選会のタイム

(左から順位、タイム、名前、学年)

 

6位 10:08:36 拓殖大学

 

 2位 59:10 84 ワークナー・デレセ(1)

 5位 59:21 71 金森寛人(4)

  20位 1:00:13 79 宇田朋史(3)

  24位 1:00:16 75 東島彰吾(4)

  45位 1:00:39 83 馬場祐輔(1)

  63位 1:00:47 82 戸部凌佑(1)

141位 1:01:47 72 白石海斗(4)

152位 1:01:53 78 横瀬健吾(4)

163位 1:01:59 73 栩山健(4)

194位 1:02:31 74 中原拓海(4)

 

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