箱根駅伝予選会 通過滑り込みライン! 大逆襲で予選会突破を!
2日間で通過濃厚ライン、通過激戦ラインで12大学について書かせていただきましたが、今回は通過滑り込みラインについて書きたいと思います。
もっとも多くの主力選手がエントリー漏れしてしまった上武大学。万全な状況であれば今年もしっかりと通過圏内で絡んでくるかと思っていたのですが、少し厳しい戦いになりそうです。
目標
59分台:東選手
60分台:森田選手、坂本選手
61分30秒:その他全員
総合タイム予想:10時間12分00秒(±120秒)
昨年度、タイムを稼いだトップ3は今年も健在。せめてもの救いです。昨年度は東選手と井上選手(エントリー漏れ)がフリー走行で、その他の選手も5kmを15分05秒ペースと15分10秒~15秒ペースの2グループを形成していました。
今年の戦略も昨年度と似たような形になると思います。フリー走行は東選手のみで昨年度同様、59分台を狙い、15分ペースで森田選手と坂本選手が60分を狙って走る。他の選手たちは15分15秒を目安に61分~61分30秒で走ることが出来れば十分に通過圏内に入りそうです。
3年生の風岡選手など力のある選手のエントリー漏れなどはありますが、上級生を中心に力のある選手はしっかりとエントリー。トラックの持ちタイムは良いので、そのスピードを20kmに活かせるか。
目標
59分台:丸山選手
60分台:小澤、濵野
61分~61分30秒
総合タイム予想:10時間12分00秒(±120秒)
昨年はチーム全体として後半の失速が目立ち、通過ラインにまったく届きませんでした。丸山選手のみがしっかりとまとめていた印象で、入りの5㎞を速く入った者も落ち着いて入った者も失速が激しかったです。
今年はさすがに後半の失速を防ぐ対策はしてきていると思います。丸山選手が59分台で貯金を作り、小澤選手、濵野選手が60分を目安に走る。その他の選手は集団走で15分15秒~15分20秒ペースで61分~61分30秒を目標に走ることが出来れば通過ラインに届いて来ます。
上級生を中心に現状ではベストなエントリーではないでしょうか。上級生が本来の力を発揮することが出来れば面白いと思いますが、果たしてどうか。小山選手の快走にも期待したい。
目標
60分:小山選手
61分~61分30秒:他全員
総合タイム予想:10時間12分00秒(±120秒)
昨年はエース戸田選手(現日清食品)の貯金を活かしきれず、あと一歩届きませんでした。ほとんどの選手が15分20秒のペース走でしたが、後半の失速もあり、61分40秒~62分の間でゴールするものが多く、設定タイムが少し甘かったように感じます。
今年は昨年の戸田選手のように大きく稼げそうな選手はいませんので、エースの小山選手が60分を目標に頑張り、その他の選手は15分15秒ペースを目安のペース走をしたい。昨年度もある程度、まとまってゴールすることが出来ていることからベースを上げたペース走で、60分50秒~61分30秒の間で走り切ることが出来れば、通過する可能性が出てきます。
エントリーは現状のチームとしてはほぼ、万全だと思います。問題は20kmの力がどれだけついているのか?直前の記録会では5000mに出場していましたが、予選会ではどういった戦略を立ててくるのでしょうか?
目標タイム、戦略などはこちらに記載⇓⇓⇓
通過できるラインで考えているため、総合タイム予想はすべて10時間12分00秒となっていますが、良くて1分速くなり、悪ければ2分以上悪くなると予想しています。
滑り込みと表現させてもらっていますが、力がないわけではありません。ただ、前期の成績やエントリーメンバーから考えて、そう表現させてもらっているだけなので、しっかりと力を発揮することが出来れば、もっと上に行く可能性の秘めていると思います。