出雲駅伝、箱根駅伝予選会を終えてのルーキーたちの活躍は?
出雲駅伝、箱根駅伝予選会を終えて、大学の長距離界として残すところ大きい大会は全日本大学駅伝と箱根駅伝となりました。
今年のルーキーたちは東海大学を中心に前期から素晴らしいタイムを残す選手が多かったのですが、チームの代表戦である2大会終了時点で、各大学のルーキーの活躍はどんな状況なのかまとめて見ました。記録会のタイムではなく、あくまでもプレッシャーのかかる代表戦のみの実績です。
今回は出雲駅伝に出走した選手(関東のみ)について書きました。
1区 23分33秒 区間5位
佐々木塁人(流経大柏・千葉)
ルーキーでの駅伝デビューは鈴木選手のみでしたが、主要区間の1区で区間5位は上出来です。高校時代から1人でもしっかりとレースを作れる選手なので、今後、全日本大学駅伝、箱根駅伝とどのように起用されるか楽しみ。青山学院というレベルの高いチームの中で1年目からレギュラーポジションを獲得して欲しいです。
1区 23分26秒 区間2位
鬼塚翔太(大牟田・福岡)
2区 16分34秒 区間2位
舘澤享次(埼玉栄・埼玉)
3区 24分50秒 区間賞
關颯人(佐久長聖・長野)
前期はトラックで素晴らしいタイムを連発して盛り上げた東海大ルーキーズですが、出雲駅伝ではタイムだけじゃないところを見せてくれました。鬼塚選手はプレッシャーのかかる1区で、あと一歩で区間賞となる区間2位。舘澤選手も粘りの走りで区間2位。そして關選手は名だたる選手が集まる3区で区間賞と1年生と思えない活躍ぶりです。全日本大学駅伝、箱根駅伝と今度はどんな活躍を見せてくれるか楽しみです。東海大ルーキーズはこの3名以外にも強力な選手が揃っていますので、将来が楽しみというか恐ろしいですね。
1区 23分41秒 区間10位
横川巧(中之条・群馬)
6区 30分09秒 区間3位
1区の横川選手は物おじせずに最初から飛び出す走りで、レースを引っ張る姿はスケールの大きさを感じました。区間10位でしたが先頭と18秒と及第点の走りです。驚いたのが高砂選手。まさかアンカーを区間3位で走り切ってしまうとは思いもしませんでした。ニャイロ選手、一色選手の次ですからね。中央学院のルーキーコンビは未完の大器で非常に面白いです。
5区 18分09秒 区間6位
野田一輝(西京・山口)
高校時代から3000mSCで活躍している野田選手が出雲駅伝でしっかりと結果を残しました。同学年にも期待のルーキーが数名いますが、一歩リードといったところでしょうか。
これから長い距離に対応して、箱根路を一年目から走ることが出来るか期待したいです。
2区 17分43秒 区間12位
新迫志希(世羅・広島)
前期から5000mで記録を出し、9月の日本インカレ5000mで入賞までしていたので、非常に期待していたのですが、襷をもらった位置が悪かったのと向かい風にやられていた印象です。能力は高いので、次回の駅伝でしっかりと結果を残して、レギュラーポジションをしっかりと確立できるか期待したいです。
2区 17分34秒 区間9位
中村駆(西京・山口)
4区 18分40秒 区間12位
渡邊奏太(吉原工業・静岡)
2人とも実力者ですが、力をしっかりと発揮することが出来ませんでした。特に渡邊選手は前期から28分台を出すなど、記録の上では前期は東海大の關選手と争っていた選手だけに残念。しかし、育成もあったかもしれませんが、1年目から東洋大学で出雲駅伝を走らせてもらっているということは、期待されているということなので、今回の経験を活かして、将来の東洋大学を背負って立ってもらいたいです。
2区 17分33秒 区間8位
岩佐壱誠(徳島科技・徳島)
短い距離で結果を少しずつ出している岩佐選手ですが、2区で区間8位は及第点の走りか。帝京大学は年を重ねるごとに強くなる選手が多いので、岩佐選手にも期待したい。次回は全日本駅伝の3区あたりでの起用もありそうです。
以上が出雲駅伝で大学駅伝デビューしたルーキーの結果です。やはりというか東海大学のルーキーたちは恐ろしく強いですね。
明日は箱根駅伝予選会に出走したルーキーたちについて書きたいと思います。