記録挑戦会と日体大記録会で28分台を出した選手は箱根駅伝で活躍するのか?
11月末に開催された10000m記録挑戦会は大盛況でした。また、12月に行われる日体大記録会でも毎年、28分台で走る大学生が出てきます。この時期に10000mで28分を記録した選手の箱根駅伝での成績はどうなっているのでしょうか?少し気になったので調べてみました。
2015年 11月21日開催10000m記録挑戦会
久保田和真(4) 青学大
28分24秒50
箱根1区 区間賞
廣田 雄希(3) 東海大
28分30秒76
箱根3区 区間5位
塩尻 和也(1) 順大
28分32秒85
箱根2区 区間5位
下田 裕太(2) 青学大
28分33秒77
箱根8区 区間賞
中村 祐紀(2)青学大
28分34秒66
箱根9区 区間7位
渡邉 利典(4) 青学大
28分35秒05
箱根10区 区間賞
一色 恭志(3) 青学大
28分35秒55
箱根2区 区間3位
髙橋 裕太(4) 帝京大
28分37秒20
箱根2区 区間8位
渡邉 心(4) 青学大
28分37秒38
箱根未出走
ワークナー・デレセ(1) 拓大
28分43秒21
箱根2区 区間11位
髙木登志夫(4)東海大
28分44秒41
箱根9区 区間3位
田村 和希(2) 青学大
28分46秒81
箱根4区 区間賞
池田 生成(3)青学大
28分51秒31
箱根未出走
上村 純也(3) 山梨学大
28分54秒32
箱根10区 区間5位
丸山 竜也(3) 専大
28分55秒24
箱根2区 区間9位相当
松村陣之助(3) 城西大
28分56秒24
箱根8区 区間16位
冨田 三貴(4) 東海大
28分56秒78
箱根未出走
市谷龍太郎(2) 山梨学大
28分56秒82
箱根7区 区間13位
武藤 健太(4) 国士大
28分58秒20
箱根3区 区間20位相当
12月5日開催日体大記録会
荻野 眞乃介 日大
28分35秒36
箱根1区 区間9位
堀合 修平 国士大
28分36秒72
箱根未出走
石川 颯真 日大学
28分43秒66
箱根2区 区間9位
丸山 竜也 専大学
28分46秒08
※結果は記録挑戦会に記載
湊谷 春紀 東海大学
28分46秒59
1区 区間16位
小町 昌矢 日体大
28分48秒75
1区 区間11位
小澤 勇斗 専大学
28分51秒11
箱根未出走
山口 修平 創価大
28分56秒48
1区 区間8位相当
大山 憲明 創価大
28分59秒08
箱根未出走
奥野 翔弥 日体大
28分59秒45
箱根2区 区間12位
こうやって見ると多少ブレーキしている選手もいますが、最低限、箱根駅伝ではまとめているのかなと思います。青山学院は28分台でも未出走者が多く、層の厚さが伺えます。箱根駅伝の為の10000mにしている選手はやっぱり箱根駅伝にピークが合ってくるし、10000mで記録を出すためにピークキングをしてしまうとやはり箱根駅伝前に調子は落ちてきてしまうのかなと思います。
おそらくどこの大学の監督も箱根駅伝を見据えてやってはいると思うのですが、監督の意図とは違い、記録会に気持ちも身体も合わせてしまう選手もいると思います。そういった選手を見極めることが箱根駅伝で出走メンバーを選ぶ際に、非常に大切なのかなと思います。
そう考えると青山学院大学の原監督の選手の選び方は非常に上手いのかなと思います。