全国都道府県対抗駅伝2017 優勝する都道府県は一体どこか?
1月22日(日)に男子の都道府県対抗駅伝が開催されます。女子は最後まで優勝争いが白熱しましたが、男子はどうなるでしょうか?いくつかポイントを上げながら簡単に予想してみたいと思います。
エントリーデータ↧↧↧
http://www.hiroshima-ekiden.com/information/pdf/22nd/entrydata_22nd.pdf
ポイント①
強い高校生がいるところが有利
やはり、高校生の区間が3区間あり、総合距離48㎞に対して、高校生だけで20.5㎞を担いますので、強い高校生がいるチームはかなり有利と言えるでしょう。特に1区は駅伝の流れを作る重要な区間であり、1区も高校生ですから、流れを作る最重要区間を任されることとなります。過去の優勝チーム、入賞チームの結果を見ても、高校生区間で、区間上位に来るチームは必ず入賞していますので、高校生の占めるウェイトが大きいことは間違いないでしょう。
ポイント②
最終区に強い選手を置けるか
高校生がもっとも重要だと思いますが、その次に大切なのは最も距離が長くなる最終区です。一般区間となりますが、13㎞と距離が長く、良い意味でも、悪い意味でも波乱が起きやすいです。優勝を目指すチームであれば、この最長区間に強い選手がいなければ戦況は厳しくなるでしょう。3区の8.5kmも重要ですが、この区間で多少振るわなくてもその後の区間でカバーが可能だと思うので、やはり最終区が重要と言えるでしょう。
ポイント③
チームとして都道府県駅伝に対して本気であるか
都道府県女子駅伝では、優勝した京都チームは「チームとして結束力強かった」という話がありましたが、都道府県駅伝はお祭り的な要素が多いため、どこまで各個人が本気で合わせてきているのかわからないのが実情です。特に大学、実業団に関して言えば、その先のマラソンに意識が向いている。ニューイヤー駅伝、箱根駅伝から一か月も経過していないことから一段落してから気持ちが入りきらない選手いる。なども考えられると思います。どこまで故郷の為に力を尽くすことが出来るのかが重要となってきます。
以上の勝手に上げたポイントの要素を踏まえて、今年の都道府県対抗駅伝の優勝候補チームを考えてみたいと思います。
候補1 群馬県
強い高校生から一般選手まで満遍なく揃っていると思います。高校生は5000m13分台の西山選手(東京農大二高)を中心に全国大会を経験している千明選手(東京農大二高)など実力者が揃っています。あと一人の高校生が日野原選手(伊勢崎商)、高橋選手(藤岡中央)であり、全国大会の経験などがなく、一抹の不安を残しますが、有力な高校生が揃っていると言えるでしょう。また、一般ランナーにはニューイヤー駅伝1区区間賞の戸田選手(日清食品グループ)、大学生でオリンピックを経験した塩尻選手(順大)、積極的な走りが持ち味の横川選手(中学大)などが揃っており、中学生に関しても全国大会で入賞した選手が3名エントリーされていますから、中学生~一般選手まで隙のないオーダーが組めそうです。
候補2 長野県
何と言っても全国高校駅伝2位の佐久長聖高校の選手たちに力があります。5000m13分台を誇る名取選手、中谷選手を中心に、全国大会で4区を走った本間選手、1年生ながら2区で区間賞を獲得した松崎選手などが揃います。一般選手も爆発力のある上野選手(DNA)を中心に、關選手(東海大)、春日選手(東海大)など力のある大学生が揃います。中学生区間もジュニアオリンピック3000m5位の木村選手が控えていますので、面白いオーダーが組めるのではないかと思います。
以上のことから群馬県と長野県が優勝争いをすると予想したいと思います。
違うチームが優勝することも十分、考えられるのですが、今年はこの2チームかなと思います。群馬が勝てば初優勝!期待がかかります。