全国都道府県対抗男子駅伝 区間記録は更新されるのか!?
いよいよ明日、都道府県駅伝が開催されます。本日の夕方には正式な区間エントリーが決まると思いますが、さすがに47都道府県をまとめることは出来ませんので、全7区間の歴代の区間記録について少し書いてみました。
1区(7km)高校生区間
松岡佑起 京都 19分51秒 (2’50”1/km)
佐藤悠基 長野 19分51秒
北村 聡 兵庫 19分53秒
土橋啓太 福岡 19分54秒
三津谷祐 香川 19分54秒
高井和治 佐賀 19分55秒
中谷圭佑 兵庫 19分56秒
石川颯真 栃木 19分58秒
加藤直人 岐阜 20分00秒
柏原竜二 福島 20分00秒
西山雄介 三重 20分00秒
区間記録は松岡選手(当時、洛南)、佐藤選手(当時、佐久長聖)が記録した19分51秒。歴代記録を見て見ると、その後、箱根駅伝で活躍した選手がずらりと並んでいる印象です。さすが各都道府県の代表であり、1区を任されるだけの事はあります。三津谷選手(当時、尽誠学園)のみ、大学には進学せずにトヨタ自動車九州に就職しましたが、10000mで27分台を出し、世界陸上選手権にも出場しました。1区で活躍した選手はその後、活躍しているケースが多いですね。
2区(3km)中学生区間
新迫志希 広島 8分29秒 (2’50”3/km)
勝亦祐太 静岡 8分30秒
西山和弥 群馬 8分30秒
高森建吾 千葉 8分31秒
横木克宜 福島 8分32秒
横手健 栃木 8分32秒
太田智樹 静岡 8分32秒
本多浩隆 山口 8分33秒
小川誉高 兵庫 8分33秒
関 颯人 長野 8分33秒
現早稲田大学1年生の新迫選手が区間記録保持者です。歴代の記録に名前がある選手は、今でも活躍している選手ばかりで知らない名前があまりないような…やはり都道府県に選ばれ、なおかつ活躍する選手は中学時代からポテンシャルが違うのかもしれません。
3区(8.5km)一般・大学生区間
大森輝和 高知 23分26秒 (2’45”3/km)
三津谷祐 香川 23分35秒
大迫 傑 東京 23分39秒
太田 崇 北海道 23分43秒
上野裕一郎 長野 23分47秒
村澤明伸 長野 23分48秒
竹澤健介 兵庫 23分50秒
岡本直己 広島 23分51秒
大森輝和 高知 23分52秒
佐藤悠基 長野 23分53秒
尾形 剛 広島 23分53秒
一般区間の8.5kmの区間記録保持者は大森選手(当時、くろしお通信)です。世界大会で活躍した選手の名前が多くみられますね。先日、引退された竹澤選手(住友電工)や今や解説でおなじみになってきた尾方さん(当時、中国電力、現、広島経済大監督)の名前なども入っています。
4区(5km)高校生区間
秋山雄飛 兵庫 14分07秒 (2’49”4/km)
田村優宝 青森 14分10秒
小山直城 埼玉 14分13秒
延藤 潤 兵庫 14分14秒
村上孝一 福岡 14分15秒
三輪軌道 愛知 14分17秒
工藤皓平 熊本 14分20秒
三井貴久 埼玉 14分20秒
森永幸男 熊本 14分22秒
加藤創大 愛知 14分23秒
高野寛基 長野 14分23秒
区間記録保持者は秋山選手(当時、須磨学園、現、青山学院大学)が持っています。秋山選手は箱根駅伝で2年連続区間賞を獲得しており、この当時から駅伝に関しての勝負強さを兼ね備えていたのかもしれません。記憶が正しければ、この年の都道府県は兵庫が優勝しています。その他にも東京農大のエース小山選手などの名前もあります。
5区(8.5km)高校生区間
村澤明伸 長野 23分55秒 (2’48”8/km)
佐藤秀和 宮城 24分07秒
久保田和真 熊本 24分14秒
関 颯人 長野 24分21秒
松本昂大 長野 24分25秒
上野裕一郎 長野 24分32秒
三浦洋希 宮城 24分32秒
村山謙太 宮城 24分33秒
今井正人 福島 24分34秒
青木祐人 愛知 24分34秒
高校生区間でもっとも距離が長く、1人で走ることも多い、5区の区間記録は村澤選手(当時、佐久長聖)が持っています。この区間で走っている選手は大学に行ってから大きく活躍している選手が多い印象です。
村澤選手⇒東海大学のエース。
佐藤選手⇒順大の総合優勝に貢献(4区)その後、順大退部…
久保田選手⇒青山学院総合優勝の立役者、箱根駅伝MVP
關選手⇒東海大学の若きエース。出雲駅伝3区区間賞
松本選手⇒明治大学のエース。
上野選手⇒中大のエース。
村山選手⇒駒澤大学のエース
今井選手⇒箱根駅伝総合優勝に貢献、初代山の神
今年も5区で快走した選手は大学、実業団に進んだ時に活躍する選手になるかもしれません。
6区(3km)中学生区間
町澤大雅 千葉 8分31秒 (2’50”3/km)
佐々木寛文 千葉 8分38秒
小野寺悠 静岡 8分38秒
安井雄一 千葉 8分40秒
光延 誠 福岡 8分41秒
坂元祐喜 兵庫 8分41秒
中森智也 滋賀 8分42秒
永井拓真 茨城 8分42秒
香山 稜 福岡 8分43秒
高橋和也 埼玉 8分44秒
鳥飼悠生 埼玉 8分44秒
6区の区間記録保持者は鉢巻でお馴染みの町澤選手(現、中大)が持っています。この区間の歴代記録に名前がある選手は現在、現役の大学生が多いので、今後の活躍に期待できそうです。
7区(13km)一般・大学生区間
大島健太 高知 37分09秒 (2’51”5/km)
佐藤悠基 長野 37分12秒
坪田智夫 東京 37分19秒
高林祐介 三重 37分25秒
矢野圭吾 長野 37分28秒
出岐雄大 長崎 37分28秒
佐藤敦之 福島 37分29秒
鎧坂哲哉 広島 37分29秒
竹澤健介 兵庫 37分32秒
宮脇千博 岐阜 37分35秒
最終区間の7区の区間記録は3区に続いて大島選手(当時、くろしお通信)が持っています。この当時の大島選手はものすごく強かったということがわかりますね。名前がある坪田さんは現在、法政大学の監督。佐藤さんは京セラの監督となっています。
以上、都道府県駅伝、全7区間の歴代の上位記録を掲載してみました。中学生、高校生で各都道府県の代表となり、歴代記録に名前が入ってくるような選手はほとんど知っている選手であり、やっぱり都道府県駅伝に集まってくる選手たちはレベルが高いのだなと感じました。
今年の都道府県駅伝もたくさんの優秀な選手が集まってくると思うので、積極的な走りを披露して、各区間の区間記録の更新、もしくは歴代記録に入ってくるような走りを見せてもらいたいですね!