箱根駅伝に42.195km!瀬古利彦さんの発言はいつも衝撃的!現実的に可能なのか?
さて今回はこの記事に関して少しだけ記述をしたいと思います。↓↓↓
現実的に考えて無理だということはわかっているのですが、少しだけ真剣に問題点などを挙げてみました。
①8区までの意味がなくなりかねない
瀬古さんの案であれば、9区と10区を一つの区間として、42.195kmの区間を作るようですが、フルマラソンを単独走となるとどんなアクシデントが待ち受けているかわかりません。1位で走っているチームが一気にシード圏外になったり、逆に最下位からの優勝もあるかもしれません。駅伝の醍醐味がぶち壊しになる可能性は非常に高いです。
②TV的に単独走のフルマラソンはどうか?
最終区で単独走のフルマラソンをTVに流し続けることは絵的にどうなのでしょうか?2時間以上を最終区でしかも単独走に近い形になると思うので、絵的にはシュールです。
時間だけが長くなり、視聴者も離れていきそうです。
③道路交通上の問題
おそらく、相当な差がつくと思われますので、道路交通上の問題で厳しいと思います。1度スタートしてしまえば、繰り上げスタートはないわけですから、どんな状況であれ、本人の意思があれば完走まではさせることになると思います。足を痛めようが、体調が悪かろうが、走れる状況であればチームのためにゴールを目指すのが本能。3時間以上かかる選手も出てくるかもしれませんので、交通規制などが難しくなるでしょう。
④留学生問題
マラソンを専用で走る留学生を受け入れて、最終区を任せるというセオリーが出来上がる可能性があります。最終区は日本人限定にすればいいだけの話かもしれませんが、規制が無ければ最終区はマラソンランナー20名を生み出すどころか、20名のライバルを生み出す可能性もあるわけです。
現実的に不可能なのですが、以上の問題点を考えさせてもらいました。
増田明美さんは劇薬だけど面白いと言っていますが、マラソンと箱根駅伝を直接的に結びつけていくのは難しいのかなと思います。まず、関東の大学限定になってしまいますからね。
むしろ駅伝よりも関東インカレなどの地区インカレのハーフマラソンなどを昔のように30kmにするなど、個人種目の距離を少しづつ増やしていくことのほうが、強化につながるかもしれません。
今回、女子マラソンはスズキ浜松ACの安藤選手と清田選手が素晴らしい走りを見せて脚光を浴びました。
男子マラソン界はまだ低迷が続いていますが、過去の実績や経験などを度外視して、大胆な事が出来る指導者が必要なのかもしれません。年齢や経験、実績にとらわれずに様々なことにチャレンジさせてもらえる環境が今の日本には一番必要なのかもしれません。
「マラソンをやるにはこうしなきゃならない」という発想から変えていかなければならないかもしれませんね。
それを教えてくれているのが川内選手の存在なのかもしれませんね。