絶対王者青山学院を破り、出雲駅伝は東海大学が制する!!
ほぼ、予想通りの2強争いとなりましたが、出雲駅伝を制したのは東海大学でした!以下関東の大学のみ簡単にコメントです。
優勝 東海大学
予想通り強かったです!1区阪口選手が積極的な走りを見せ1位でタスキを繋ぐと舘澤選手が勢いを加速!3区で松尾選手が順位を落としますがしっかりと粘り4区へ。ここからの3区間が非常に強かった。鬼塚選手が後続を引き離す区間賞の走りを見せると続く5区の三上選手も区間賞!さらに6区の關選手も落ち着いた走りで唯一30分を切る走りで3区間連続区間賞を達成!見事に優勝を果たしました。
2位 青山学院大学
終盤まで優勝争いを繰り広げていたのですが、4区と5区で離されてしまったのが、非常に痛かった。6区の橋詰選手はオーバーペース気味で突っ込んで入り、後半は失速してしまいましたが、絶対に優勝する!という強い気持ちが伝わってきました。
タラればですが、1区の梶谷選手がもう少し粘れていたら2区の田村選手が良かっただけに3区の下田選手で少し貯金を作ることが出来たかもしれません。
3位 日本体育大学
これぞ駅伝という走りを見せてくれました。1区~6区まで取りこぼしのない素晴らしい駅伝でした。1区の吉田選手が6位で滑り出すと6位前後でしっかりとレースを進めて、5区の富安選手と6区の辻野選手の4年生コンビが3位まで順位をあげました。全日本大学駅伝に出場できないのは残念ですが、しっかりと存在感を示しました。
4位 順天堂大学
1区と2区の1年生コンビが大きく出遅れましたが、3区の塩尻選手が区間賞の走りで一気にチームの流れを引き寄せると、4区栃木選手、5区野田選手がその流れを加速し、6区の橋本選手が会心の走り!スタートで15位だった順位はいつの間にか4位にスターターを誰にするのかという課題は残りましたが、大エースの存在感と流れに乗った時の順大の強さが光りました。
5位 東洋大学
1区の西山選手が5位で滑り出すと2区の相澤選手がしっかりつなぎ3区の山本選手が総合2位まで順位を上げる快走!しかし東洋大学にとってここまでは想定内のはず。4区~6区の選手がどれだけ走るかを試したかったはず。4区の吉川選手こそ好走しましたが、5区と6区は課題の残る走りに。
6位 神奈川大学
1区から4区まで非常に見せ場を作ってくれました。鈴木健吾選手抜きでこれだけ見せ場を作れるので、エースが戻ってきたらさらに面白い展開となりそうです。3区の鈴木祐選手は少しオーバーペース気味。6区の大塚選手は脱水症状ともう少し頑張れた部分もあったかもしれませんが、鈴木健吾選手が戻ってくるであろう全日本に期待したいです。
7位 駒澤大学
1区で大きく出遅れましたが、2区以降はある程度安定した走りを見せていました。工藤選手、片西選手はユニバーシアード以降調子が上がっていない様で、今後の復調に期待。堀合選手、小原選手がしっかりと走れたことは大きな収穫だったと思います。また、今年は駅伝で下選手がブレイクするかもしれません。
8位 中央学院大学
1区で大森選手が3位で滑りだすと4区まで非常に見せ場を作ってくれました。3区の高砂選手がまだ万全ではない様で、あそこでもう少し頑張れればもう少し面白かったかもしれません。廣選手の成長や1年生の高橋選手がしっかりと走れたなど収穫もあった反面、6区福岡選手の大ブレーキなど課題は残ります。
9位 早稲田大学
1区は太田選手が7位と無難に切り抜けたのですが、3区の永山選手と4区の新迫選手が今一つでした。4年生がしっかりと走れていたのは収穫で、永山選手と新迫選手が復調すればしっかりと戦えそうです。特にの全日本での頑張りに期待したい。
棄権 法政大学
1区の坂東選手が出遅れるも3区の青木選手が区間4位の快走で追い上げ、ここから勝負というところで4区の強矢選手がまさかの棄権…青木選手が主要区間で使えそうな目処が立ったことが収穫でしたが、チームとしては残念な結果となりました。
総括
今年は例年より暑くなったことにより脱水症状などになった選手が多くいたようです。過度な緊張なども脱水を促進させた要因の一つだったかもしれません。そんな条件下の中、安定した力を全員が発揮した東海大学はやはり強かったです。青山学院大学も敗れはしましたが、今回は神林選手の起用や6区に橋詰選手を使うなど勝つ以上に先を見据えているオーダーでしたので、この先は侮れません。やはり全日本大学駅伝もこの2強が有力大学になるかなと思います。
また、要注意チームとしては全日本までには鈴木健吾選手が戻ってくるであろう神奈川大学で、エースが入ることによりチームはガラッと変わってくると思います。