駅伝の虎!!

陸上競技を中心に(主に駅伝)スポーツに関して持論を展開します!試合の観戦記と私の中で思ったことをランダムに掲載していきます。主に陸上競技がメインですが、その他スポーツについても書いていければと思います。もしよろしければリンクお願いします!

近づいてくる第94回箱根駅伝予選会! 改めて考える各大学の状況と注目選手!

いよいよ予選会が迫ってきました。オーダーなどを見ながら再度各大学の状況を考えてみました。個人的に注目している選手も書いてみましたので合わせてご覧ください。

最終的な順位予想は前日にしたいと思います。

 

ekidennotora.hatenablog.com

※順不同

 

大東文化大学

93回箱根予選  1位通過

49回全日本予選 4位通過

 

昨年の箱根駅伝予選会は下馬評を覆すトップ通過!さらに今年の全日本予選も下馬評は低いながらもしっかりと4位で通過するなど、予選会に関してのピーキングは素晴らしいものがあります。今年も昨年と同様の時期に10000mに出走して調子が良いところ見せているのと主力選手のエントリー漏れがないことからトップ通過有力でしょう。

 

注目選手:林日高選手

原選手、前田選手に隠れがちだが、長い距離では非常に面白い選手。日体大記録会でも終始先頭を引っ張る走りで大東文化を牽引しており、最終学年の今年は非常に面白い存在。

 

注目ルーキー:なし

 

帝京大学

49回全日本予選 6位通過

 

予選会で外すイメージがまったくなく、選手層から考えても通過は間違いなくしてくるでしょう。たたき上げの選手が多いため、大崩れする選手が少ないうえに昨年、箱根駅伝往路を沸かせた選手たちも更なる成長を遂げており、非常に面白いです。トップ通過争いを演じるのではないかと思います。

 

注目選手:平田幸四郎

昨年度はルーキーながら箱根駅伝9区に抜擢!堅実な走りを披露した。トラック以上にロードで力を発揮するタイプなので、2年目の今年は予選会からロードに平田ありを見せてもらいたい。帝京らしいコツコツ力をつけていくタイプなので今後に期待。

 

注目ルーキー:星岳

入学してからトラックの自己ベストを次々と更新!10000mは29分30秒まで力を伸ばした。長い距離は未知数だが、夏を越えて、20kmもしっかりと走れるようになっていると非常に面白い。

 

山梨学院大学

 

今年は昨年よりも選手層が薄い上に市谷選手、古賀選手など一部主力選手がエントリー漏れと厳しい状態。しかし、エースのニャイロ選手、上田選手、永戸選手は健在。よほどのことがない限り通過は間違いないでしょう。新戦力がこのプレッシャーのかかる舞台で何人好走するかが予選会突破と本戦での戦いに大きく影響しそうです。

 

注目選手:永戸聖

昨年、駅伝デビューを果たすとその勢いに乗り、しっかりと山梨学院の主力選手へと成長しました。山梨学院の日本人選手は上田選手が一番注目されていると思いますが、チーム日本人トップは永戸選手が来る気がします。

 

注目ルーキー:なし

 

明治大学

93回箱根予選  2位通過

49回全日本予選 7位通過

 

戦力的には通過間違いないのでしょうが、ピーキングにやや問題ありか。昨年は4年生がチームを引っ張っていましたが、今年は4年生不在ということでチーム力という点に置いては少し不安を感じさせます。ただ、戦力的には間違いなく通過ラインにいると思うので大丈夫でしょう。ただし、坂口選手など貯金を作れる選手が故障などで外れると一気に厳しくなる可能性もあります。

 

注目選手:坂口裕之

血液の病気を乗り越えて、今年の全日本予選では最終組で見事に日本人トップの快走!箱根予選にも期待がかかります。4年生が不在ということもありますので、坂口選手を中心にどうチームがまとまるかも鍵となりそう。

 

注目ルーキー:前田瞬平

倉敷高校初優勝を決定づけた、全国高校駅伝4区での快走はまだ記憶に新しいところ。入学してからまだ大きな結果を出してはいませんが、ロードに強い選手ですので、予選会で快走して、一躍脚光を浴びる可能性もあり。

 

國學院大學

93回箱根予選  8位通過

49回全日本予選 3位通過

 

戦力的には通過は間違いないと思いますが、ここ2年間は予選会との相性があまり良くありません。抜群の安定感を誇る熊耳選手がエントリー漏れと少し不安が残りますが、残りのエントリー選手が万全の状況なら面白い。向選手が予選会時期に調子が合わないことが多いので、今年は日本人トップ争いをしてもらいたいところです。

 

注目選手:浦野雄平

前期、國學院でも最も目立った選手でしょう。積極的な走りでトラックレースでは自己ベストを連発!チームを鼓舞しました。トラックの勢いそのままにロードでも強さを発揮してもらいたい。

 

注目ルーキー:なし

 

城西大学

93回箱根予選  12位落選

49回全日本予選  9位通過

 

昨年はまさかの予選落ちをしてしまいましたが、今年は戦力を見る限り通過はしてくると思います。ただ、全日本予選もギリギリの9位通過と予選会関係は少し苦手としているイメージです。ただ、本戦に出場すると予選の結果以上の走りを見せることが多い城西大学ですので、なんとか予選会を通過したいところ

 

注目選手:菅真大

1年目から長い距離で頭角を現し、城西大学を引っ張ってきた選手。気づけばもう4年生。最終学年として懸ける想いは違うでしょうから得意のロードでの快走を期待したい!

 

注目ルーキー:なし

 

創価大学

93回箱根予選   3位通過

49回全日本予選 11位落選

 

通過は堅いかと思っていましたが、米満選手、江藤選手、吉留選手が外れているのは不安材料の一つ。ムイル選手と大山選手が貯金を作り、あとは集団走で戦えば下位ではしっかりと通過することが出来るのではないかと思います。昨年の予選会はしっかりと戦術がハマり、今年の全日本予選も故障者続出の中で何とか合わせて、通過まで惜しいところまで行っていますのでピーキングは上手い方だと思います。

 

注目選手:大山憲明

インターハイチャンピオンもついに最終学年の4年生。長い距離はややムラがありますが、潜在能力はかなり高い。4年目の今年は主将としてチームを引っ張る立場となり、懸ける想いは違うと思うので、能力の爆発に期待したい!

 

注目ルーキーなし

 

拓殖大学

93回箱根予選   7位通過

49回全日本予選  15位落選

 

苅田選手のエントリー漏れはありますが、デレセ選手、西選手、馬場選手、戸部選手が揃っていますので問題はないかと思います。他にも長い距離でしつこく走る選手が多いので、余程の事がない限り、通過は出来るかなと思います。ただ、最近、予選会との相性がよくないのが気になるところです。

 

注目選手:馬場祐輔

1年目、彗星のごとく現れた馬場選手ですが、2年目以降は少し足踏みが続いている状況。潜在能力は岡田監督のお墨付きで、非常に面白い選手。2年前に脚光を浴びた予選会で再び脚光を浴びたい!

 

注目ルーキー:清水崚汰

前期は全日本予選に起用されるなど期待されているルーキー。高校時代の実績はあまりないが、ロードに強く、すでにハーフマラソンの経験もあり。地獄の夏合宿を上手く乗り越えていれば予選会での快走もあるか!?

 

上武大学

93回箱根予選   6位通過

49回全日本予選 19位落選

 

昨年は下馬評が低く、予選落ちが囁かれていましたが、見事に通過!予選会への戦術とピーキングの上手さを見せてくれました。今年も記録会などを見ると調子は良さそうで、エース格の井上選手、坂本選手も良さそう。当日の気象条件などもありますが、条件が悪くなればなるほど上武大学通過の確立が上がりそうです。

 

注目選手:大森樹

高校時代は3000mSC中心の選手でしたが、現在はチームの中心選手。井上選手、坂本選手が抜ける来年は太田黒選手とチームを引っ張っていく存在になることは間違いないでしょう。今年の記録会などを見ていると調子が上がっており、予選会で化ける可能性あり。

 

注目ルーキー:なし

 

中央大学

93回箱根予選   10位落選

49回全日本予選  12位落選

 

今年はある程度戦力が充実してきている。舟津選手も長い距離へ対応出来そうな目処が立っており、3年生の中山選手の成長が頼もしい。通過のポイントは中間層と1年生になるかと思います。確実に計算できそうな選手は堀尾選手、苗村選手、中山選手、舟津選手か。昨年次点で落ちているだけに今年は対策を十分に練ってくるでしょうから期待できると思います。

 

注目選手:中山顕

今年もっとも伸びた選手と言えると思います。そして何より安定感抜群!一般入試組から這い上がってきただけのことはあり、自分の立ち位置を作るべく必死で頑張ってきた成果が今の中山選手を作ってきた気がします。予選会で堀尾選手、舟津選手を差し置いて脚光を浴びる可能性あり。

 

注目ルーキー:畝拓夢

倉敷高校の全国高校駅伝初優勝メンバー。高校時代から実績があり、走りを見ている限り長い距離にも難なく対応出来そう。中大復活のキーマンとなりそうです。

 

東京国際大学

93回箱根予選   15位落選

49回全日本予選  14位落選

 

戦力的には上位通過はなくとも下位通過は可能だと思います。ただ、ピーキングの問題ややはり、一部戦力が欠けていることからギリギリのラインかなと思います。昨年の失敗や今年の全日本予選を見ていると予想するには難しいところです。

 

注目選手:伊藤達彦

前期に10000m28分台を出し、注目を浴びました。1年生であった昨年の予選会も無難に走っており、走力のついた2年目は10000mの持ちタイムに負けないような走りが期待されます。通過するには伊藤選手の快走は必須!

 

注目ルーキー:渡邊和也

実業団から入学したオールドルーキー。過去の実績は素晴らしいものがありますが果たしてどうか。日体大記録会の走りを見た感じ、外れると思っていただけに驚き。新人ながらベテランの調整力をどう見せてくれるのか。

 

国士舘大学

93回箱根予選   9位通過

49回全日本予選 13位落選

 

正直、戦力的に読みづらい印象です。総合力的にはボーダーラインギリギリと言ったところでしょうか。ポイントは留学生のギトンガ選手。生活環境に慣れていないのかトラックレースで結果は残していませんが、ロードはどうか?

 

注目選手:住吉秀昭

1年目からチームを牽引してきた住吉選手も3年生。今年もチームのエースとしてチームを引っ張ります。年々、走力もついてきて今年は日本人トップ争いを演じてもらいたい。チーム通過にも住吉選手の走りが大きな鍵となりそうです。

 

注目ルーキー:ポール・ギトンガ

未知数の一言ですが、予選会で突然快走する可能性もあり、留学生の中でダークホース的な存在です。

 

日本大学

93回箱根予選  10位通過

49回全日本予選 16位落選

 

なんだかんだ言われながら通過してきた全日本予選会も今年はついに落選。荻野選手、石川選手に続く日本人エースも出てこず、チームは岐路に立たされています。日体大記録会を見る限り仕上がりはまずまずですが、誰も失敗が許される状況ではありません。そのプレッシャーに耐えることが出来るのか。通過ギリギリの闘いになる事は間違いないと思います。

 

注目選手:川口賢人

今年の箱根駅伝5区で快走を見せてくれた川口選手。ロード適性があり、後半アップダウンのある予選会のコースも適性がありそう。卒業した石川選手の穴を埋めるくらいに成長していれば突破が見えてくる。

 

注目ルーキー:武田悠太郎

前期は1年生ながら関東インカレでハーフマラソンに出場するなど期待の選手。夏を越えて成長していれば前期のハーフマラソンの経験が活きてきそう。もともと期待されて入学してきた選手ですので、予選会でブレークしてチームの通過に貢献したい。

 

以上、出場を争うであろう13校について書かせていただきました。予選会もいよいよ近づいてきてドキドキですね!