名門復活なるか! 中央大学が箱根路に復帰! 箱根駅伝での逆襲はあるか!?
中央大学が見事3位で予選会突破を果たしました!当日の気象条件などを見ていて通過は固いかなと思っていましたが、下位通過を予想していただけに上位通過には驚きました!苦悩の1年の中で、監督、選手の中の意識改革が進んでいたのだと思います。
予選会突破の要因と本戦へ向けて少し書いてみました。
エースの躍進
堀尾選手
まず、記録的にはトップである堀尾選手が頑張りました。堀尾選手は暑さや湿度にやや弱い印象ですが、この日は気象条件も良く見事に監督の期待に応える走りを見せました。前期は少し苦しんでいた印象でしたので、この大事なレースに合わせてきたのは流石です。
舟津選手
昨年は距離に苦戦していた舟津選手でしたが、今年はしっかり距離にも対応!日本インカレで1500mに出場し優勝した時、距離は大丈夫かな?と思ったのですが杞憂に終わりました。しっかりと距離にも対応し見事60分切を果たしています。
中山選手
なんといっても一般入試組の中山選手の躍進が光りました!ブレイクするのではないかと思っていましたが、日本人2位の快走で見事チームに貢献しました!まだまだ伸び代がありそうなので、今後が楽しみです。
この3人がエースとして藤原監督の期待に応えたことは非常に大きかったと思います。
1年生の快走
期待されて入学してきた1年生たちですが、その期待通り1年目から活躍することは容易なことではありません。しかし、中大の1年生たちは見事にそれをやってのけました。特に畝選手は快走を見せ、全体33位、全出場大学の1年生の中でトップとなる走りで期待に応えます!池田選手も74位。川崎選手も二ケタ順位とはなりませんでしたが、61分22秒で走り切っており、通過に貢献しています。この1年生たちの頑張りが先輩たちを刺激して、チームを底上げしたことは間違いないと思います。
ペース配分
今回の予選会はかなり涼しいコンディションで行われました。そのため、ペース配分をどうするかが難しくなりました。暑いコンディションならば前半抑えて後半勝負となりますが、涼しいからと言って速く行かせ過ぎても後半が怖い。そういった意味ではタイムを稼いだ上位3名以外は最初の5㎞を15分05秒前後で入っており、今回のコンディションでは絶妙なペース配分だったように感じます。同じようなペース配分をしていたのが国士舘大学で見事にハマっていました。逆に創価大学は設定ペースが遅すぎてレースの流れに乗り切れませんでした。
箱根駅伝に向けて
箱根駅伝予選会と箱根駅伝本戦は全くの別物です。舟津主将がシード権を必ず取ると言っていましたが、箱根駅伝はいかに適材適所に区間配置することが出来るか。1人でも自分の力を十分に発揮することが出来るのかが求められます。そういった意味では全日本大学駅伝に出場できなかったことは選手を試すという意味では少し痛かったかもしれません。
現状では考えられるオーダーは
1区 舟津選手
2区 中山選手
3区 堀尾選手
4区 畝選手
という形になるのではないでしょうか?3区までは確実にシード権内でレースを運ぶことが出来そうです。その他の区間はこれから適性を見極めながらということになりそうです。
舟津選手が何かと話題になりがちな中央大学ですが、チーム一丸となって頑張ってもらいたいですね。