駅伝の虎!!

陸上競技を中心に(主に駅伝)スポーツに関して持論を展開します!試合の観戦記と私の中で思ったことをランダムに掲載していきます。主に陸上競技がメインですが、その他スポーツについても書いていければと思います。もしよろしければリンクお願いします!

第49回全日本大学駅伝エントリー発表! 青山学院大学と東海大学の2強対決なるか!?

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ようやく全日本大学駅伝のエントリーが発表となりました!だいぶ遅くはなりましたが、エントリーに関しての関東15大学の感想です。今年は箱根駅伝と同じように当日エントリー変更が可能となるようなので、相手の出方を伺っての区間エントリーがありそうです。

 

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青山学院大学(前年度優勝)

 

鈴木塁人選手、中村選手が無事にエントリーされ、層が厚くなりました。出雲駅伝では後半区間東海大に引き離されましたが、今回は面白い戦いが出来そうです。ポイントとしては、出雲駅伝で起用されていない森田選手と鈴木選手、そして、出雲駅伝最終区に抜擢されるも追いつくために向かい風の中、果敢に突っ込んで本来の走りが出来なかった橋詰選手。このあたりがどう起用されるかと調子が上がっているかが大きなポイントとなりそうです。

 

早稲田大学(前年度2位)

 

出雲駅伝メンバーから大きなプラス材料はありませんが、マイナス材料も特にありません。近年は出雲駅伝が不調に終わることが多いですが、全日本駅伝から調子が上がってくるイメージなので、出雲駅伝とは違った駅伝を見せてくれそうです。ポイントは出雲駅伝で不調だった永山選手。流れを変えるだけの力を持っている選手ですので、永山選手の調子次第で、チームの流れも決まってきそうです。

 

山梨学院大学(前年度3位)

 

予選会メンバー漏れから市谷選手が戻ってきました。選手層の薄さはありますが、ポイント区間さえ押さえてしまえば、最終区にニャイロ選手がいるのでシード権獲得は堅いかもしれません。箱根駅伝を考えるのであれば、前半にニャイロ選手を投入して、常にシード圏内でレースを進めて新戦力に駅伝の流れを経験させたい。

 

駒澤大学(前年度4位)

 

物江選手がエントリーされてきました。出雲駅伝ではチーム全体が上手く機能していなかつた印象でしたが、全日本までにどれだけ立て直してきているか。今年の駒澤大学は、力はあると思うのですが、ピーキングがズレたらとことんダメなイメージがあります。ただ、全日本は三大駅伝で最も得意としていますので、しっかりと合わせてくると思います。ポイントはチームとしてのピーキングになると思います。

 

ちなみに今年の駒澤の流れはこんな感じ

 

立川ハーフ(無茶苦茶強い)⇒関東インカレ(立川程の力強さなし)⇒ユニバーシアード(ワンツーフィニッシュ!金銀獲得!)⇒出雲駅伝(中途半端な結果に)⇒全日本大学駅伝(どうなるか?)

順番的には全日本は走りそうです。

 

 

 

中央学院大学(前年度5位)

 

新井選手と細谷選手が戻ってきてチームは万全の状況に近づいて来ています。駅伝では面白い走りを見せる選手が多いので楽しみです。ポイントは箱根駅伝しか走っていませんが、2回走って区間3位の細谷選手と出雲では不調だった高砂選手。この2人の調子が上がっているようだと非常に面白い。ただ、出雲駅伝、全日本駅伝とチームは上がってくるのですが、常に育成を考えている部分もあるので、どういうオーダーになるか。シード権を狙える力は今年もありそうです。

 

東洋大学(前年度6位)

 

4年生が何名かエントリーされましたが、堀選手、野村選手、竹下選手のエントリーはなし。まだチームとして万全ではない状況です。距離の短い出雲駅伝では最終区まで優勝争いをするなど、力のあるところを見せてくれましたが、距離が延びる全日本ではどうか?育成を見据えながらシード権獲得を目指したいところ。ポイントは山本選手の起用法。流れを一気に変えることの出来る選手なので、どの区間で起用するかで駅伝の流れが変わってきそうです。

 

神奈川大学(予選会1位)

 

エースの鈴木健吾選手も戻ってきて、平成国際大記録会でも好記録を出す選手が出るなどチームとして上昇気流に乗っています。全日本大学駅伝でどれだけ戦えるかが箱根駅伝に直結しそうです。ポイントはやはり鈴木健吾選手になると思います。おそらく2区か4区起用になると思うのですが、そこで1度は首位に立ちたいところ。シード権を獲得できるだけの戦力は十分です。

 

東海大学(予選会2位)

 

ほぼ充当なエントリーで長い距離が得意な湊谷選手、中島選手がエントリーされました。高島平ロードレースでの川端選手、国行選手の走りや平成国際大記録会でのルーキー塩澤選手の走りを見ていると誰を外して誰を走らせるのか非常に迷いそうな気がします。ポイントは出雲駅伝に出走していない最上級生の川端選手とこちらも出雲駅伝未出走のルーキー塩澤選手。この2人がどう起用されるかがポイントとなりそうです。優勝を狙えるメンバーは揃っています。

 

國學院大學(予選会3位)

 

予選会に引き続き熊耳選手がエントリー漏れ。他はほぼ順当なエントリーとなっています。チームとしての総合力は高いと思うのですが、エース力がやや欠ける印象。ポイントは予選会で力から考えると少し中途半端な走りをしてしまった向選手と浦野選手が他大学のエースとしっかりと戦えるかになりそうです。

 

大東文化大学(予選会4位)

 

予選会で好調だったメンバーは順当にエントリーされています。昨年は1区でブレーキしてしまい駅伝にならなかったので、ポイントはやはり1区となりそうです。面白い選手は揃っているので、流れに乗ることが出来ればシード権獲得も充分、視野に入ってきます。ポイントとなるのはやはり予選会で59分台を出した林選手、原選手、川澄選手になるかと思います。

 

法政大学(予選会5位)

 

細川選手や東福選手のエントリー漏れはありますが、佐藤選手、土井選手などがエントリーされ、十分戦えるエントリーにはなっていると思います。やはり法政大学もポイントは1区となりそうです。坂東選手が出雲駅伝ではまさかのブレーキで流れに乗りきれませんでしたので、1区の流れが重要になると思います。

 

帝京大学(予選会6位)

 

予選会メンバーから1年生の日野原選手が外れていますが、万全のエントリーかと思います。予選会トップ通過から見ても総合力の高さがうかがえ、十分にシード権を狙えるだけのチーム力がありそうです。ポイントは予選会を走っていませんが、高島平ロードレースで20kmを59分台で走った小森選手。三重県のいなべ総合高校出身で後半区間を走れば地元を走ることになります。

 

明治大学(予選会7位)

 

4年生でエントリーされたのは末次選手のみ。体調不良で予選会を欠場した坂口選手。予選会で転倒して途中棄権した三輪選手の状況は気がかりです。残念ながら箱根駅伝はありませんので、今いる戦力で明治大学の意地を見せてもらいたいです。ここでの結果が今後の明治大学を左右しそうです。

 

順天堂大学(予選会8位)

 

主力はしっかりとエントリーされており、出雲駅伝に引き続き面白い戦いが出来そうです。ポイントは誰が1区を走るのか。出雲駅伝は距離が短かったので、塩尻選手がカバーすることが出来ましたが、距離が延びる全日本からはそうはいきません。誰が流れを作るのかが大きなポイントとなりそうです。また、高島平ロードレースで快走した難波選手の起用にも注目です。

 

城西大学(予選会9位)

 

故障上がりの選手などもいると思うのですが、現状ではベストメンバーではないでしょうか。駅伝ではハマれば面白い力を発揮するチームなので、上手く調整出来ていればある程度戦えそうです。ポイントは予選会では調子の上がり切らなかった中島選手。中島選手の爆発力が駅伝で発揮されれば流れを変えることが出来そうです。

 

 

以上、関東の15大学について簡単にエントリーの感想を書かせてもらいました。今年の全日本のポイントはやはり1区となりそうです。1区は全区間で最もアップダウンが多く、難しいコースとなっています。ここで良い順位にいない限りは大エースがいない大学は少し苦しくなると思います。また、今回の各大学を見ていると最終区にエース級を回せる大学は上位大学しかなく、1区~4区である程度の順位を確保して、5区~8区は耐えるパターンがシード権獲得大学のパターンになるかなと思います。