箱根駅伝の視聴率がすごい!青山学院効果?東洋効果?視聴率について考えてみた。
今年の箱根駅伝は非常に視聴率が良かったようです。その要因はなんだったのか考えてみました。結果について書こうかと思ったのですが、今さら感があるかなと思ったので、別視点からの記事です。
①青山学院のメディア露出
陸連の上層部からはあまり快く思われていないようですが、青山学院大学がたくさんTV出演したことにより、「箱根駅伝」というものがより身近に感じるようになったと思います。学生をスター扱いすることによって生じる勘違いなどを懸念する声もありますが、このTV出演によって「箱根駅伝」がより身近なものになったのではないかと思います。特に原監督はTVのコメンテーターなどで定期的にTVに出演しており、完全にお茶の間の知る顔となっていました。
②どこが勝つかわからない展開
出雲駅伝は東海大学が制し、全日本大学駅伝は神奈川大学が制するなど、絶対王者青山学院大学が2つの駅伝を終えて勝てませんでした。箱根駅伝は一体どこが制するのかというわからない展開がさらに視聴者を釘づけにしたように思います。最終的には青山学院大学が総合優勝しましたが、往路での若手中心で優勝した東洋大学を見て、胸を躍らせた視聴者も少なくないでしょう。3強対決から一転、どこが勝つかわからない非常に面白い駅伝だったと思います。
③「陸王」効果
今まで駅伝に興味がなかった視聴者でもTBSドラマ「陸王」を見ていた人は多くいたと思います。その結果。ドラマから派生して、実際の駅伝を見て見ようと思った人も多かったのではないかと思います。日本ではよく、大ヒットしたドラマや漫画の職業がその年のなりたい職業ランキングにランクインしたりしてきますので、「陸王」効果で長距離に興味を持つ人が増えたのではないかと思います。(足袋屋さんの話ですけど)
④伝統校の復活
昨年は出場できなかった中央大学が今年の箱根駅伝では復活を遂げました。しかも往路はシード権内と伝統校復活に興奮した視聴者もいたのではないでしょうか。昔から箱根駅伝を盛り上げてきた伝統校の活躍はやはり箱根駅伝にとっては欠かせないものだと思います。
以上のことを考えてみました。(あくまで持論です)
年々、箱根駅伝は盛り上がってきているように感じます。「箱根から世界へ」という言葉がありますが、今や世界と切り離しての「箱根駅伝」という大きなお祭りになってきたような気がします。
そんなことでは世界と戦えないという意見もあるかと思いますが、一度きりの人生でスポットライトをたくさん浴びるときがあってもいいのかなと思います。
余談ですが、青山学院の原監督が「ライバルはサッカー、野球界」と言っていましたが、まさに将来、世界大会を目指せるような逸材たちに長距離をやらせるためには、「箱根駅伝」のような舞台に憧れを抱いて長距離に足を踏み入れてもらうしかないのかもしれません。
※この子が陸上をやっていたらすごい選手になるとい選手は大体、野球やサッカーに流れる傾向にあるようです。(長距離、短距離問わず)
そのためにも「箱根駅伝」の人気というものは先の未来を見据えたときに大きなものになっているかもしれませんね。
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