駅伝の虎!!

陸上競技を中心に(主に駅伝)スポーツに関して持論を展開します!試合の観戦記と私の中で思ったことをランダムに掲載していきます。主に陸上競技がメインですが、その他スポーツについても書いていければと思います。もしよろしければリンクお願いします!

箱根駅伝予選会の距離変更や標準記録変更 関東学生陸上競技連盟について

http://www.kgrr.org/event/2018/kgrr/95hakone-yosenkai/kyorihenkou.pdf

 

箱根駅伝予選会の距離がハーフマラソンの距離となり、予選会出場大学の標準記録も10000m34分以内のみとなり、5000mの参加標準記録がなくなりました。

それについて賛否があるようですが、その件について、かなり昔ですが、関東学連の会議等に学生として参加していた私の見解を述べたいと思います。

 

※昔なのでシステムが違うかもしれませんが、現役学生の知り合いとかにも聞きながら書きました。

 

【会議について】

 

関東学生競技連盟主催で「代表委員総会」というものが開かれます。そこに関東学生陸上競技連盟に登録している大学が集まり、会議が行われます。

何か物事を決めるときは必ず、会議参加者で多数決を行い、過半数以上で認められます。

※会議に参加できない場合は委任状などを提出します。

 

【今回の決定について】

 

まず、メディアへの発表は遅かったですが、各大学の監督・コーチ陣はかなり前から知っていたと思います。関東学連でおそらく1年~2年前から話し合われて、今回、決定したことだと思うので、決定前から距離がハーフマラソンに変更になるかもしれない。参加標準記録が10000mのみになるかもしれないという情報はあったと思います。

さらに最終的には過半数以上の票が集まっての決定の形なので、「ハーフマラソン案」「標準記録を10000mのみにする案」を覆す意見がなく、過半数の学生が賛成の形を取ったのだと思います。

 

【決定までの流れ】

 

会議に出席していないので憶測になりますが、過去の流れからいうと

「なぜ、ハーフマラソンの距離にするのか?」「なぜ、参加標準記録を10000mのみにするのか」明確な説明をしていると思います。そこから反対意見がある者は反対意見を述べたりしながら、関東学連の幹部の方々が会議をして、新たな意見を出し、再び学生間で話し合いを繰り返し、最終的な多数決となるパターンが多いです。

ちなみに「関東学連の幹部の方々が出した意見なら反対出来ないじゃないか!」と思う方がいらっしゃると思いますが、最終的な決定は学生の代表者が集まる「代表委員総会」の多数決で決まる為、そこを通過しない限り、決定はありません。

 

過去にも様々な意見が飛び交い、過半数の賛同が得られず、決定に至らなかった事案が結構あるようです。その中の一つが箱根駅伝の関東学生連合であり、廃止案があったようですが、過半数が得られず、廃止は免れたようです。(廃止にしない良い意見もたくさんあったのだと思います。憶測ですが)

ですので、今回の件も断固反対して、各代表者の考えを覆すような意見があれば、「20kmのまま」「5000mの標準記録の据え置き」もあったかもしれません。ただそれをひっくり返せるだけの意見もなく、関東学連の説明に納得した学生が多かったからの決定であると言えます。

 

重要事案は「代表委員総会」

 

重要な案件や連絡事項など「代表者委員会」で通達されることが多いです。会議の内容をしっかりと監督・コーチに伝えることが出来なければ、学生は知っているけど監督・コーチが知らないということも普通におこります。

例えば「こういった事案があります。」と学生が伝えれば、監督から「こういう意見を言ってこい」と言われることもあるかもしれません。もし、その事案をきちんと伝えていなければ、監督はどんな事案があったかわからず、その事案が決定すれば、あとから聞く形になってしまいます。

 

以上、私の意見を述べさせていただきました。関東学生陸上競技連盟はあくまで学生中心の母体です。確かに大人が関与していることは否めませが、頑張っている学生たちを暖かく見守って欲しいと思います。

 

昔の話になりますが、学連で働く学生たちは結構、夜遅くまで仕事をしていました。今はどうなっているのか気になりますが、関東の大会が無事に運営されているのは学連の子たちの努力の賜物だと思っています。頑張ってください!