駅伝の虎!!

陸上競技を中心に(主に駅伝)スポーツに関して持論を展開します!試合の観戦記と私の中で思ったことをランダムに掲載していきます。主に陸上競技がメインですが、その他スポーツについても書いていければと思います。もしよろしければリンクお願いします!

第95回箱根駅伝エントリー発表! 箱根駅伝の勝負の鍵は中継車! 注目選手は有利になる?

箱根駅伝のエントリーが発表となりました。最近、まったくブログを更新していません。仕事と子育ての両立って難しいね。

というわけで言い訳はここまでにして、一部の方からブログ書かないの?と何度か聞かれたので、エントリーの所見ではなく、違った切り口で思ったことを書いてみました。

※最後にほんの少しだけ各大学の所見です。

 

エントリーはこちら↓↓↓

http://www.kgrr.org/event/2018/kgrr/95hakone-ekiden/95team_entry.pdf

 

中継車の力

 

昨年は青山学院が6区小野田選手の快走と7区林選手の区間新となる快走で一気に2位東洋大学との差を広げ、勝負を決めてしまいました。また、その後の区間も青山学院は安定した走りを見せ、危なげなく優勝のゴールテープを切ったことは記憶に新しいと思います。

あまり考えたことはないと思うのですが、安定した走りは青山学院の選手の走力はもちろんですが、そこには中継車の力が働いていると考えています。

 

向かい風の復路

 

近年の箱根駅伝は、「往路は追風」「復路は向かい風」の展開が多いです。往路に関してはレース展開と選手の走力が重要となってきます。

一方、復路は1人で走る力と向かい風に対する体幹力が重要となってきます。青山学院は「青トレ」によって体幹も強化されていますが、それ以上に復路を先頭で走ることによって、中継車によって風の影響を受けにくいというのが一番の強みになっているような気がします。

 

ちなみに昨年は

 

7区 林選手(青山学院) 区間賞   1時間02分16秒

7区 住田選手(日体大) 区間2位 1時間04分50秒

 

8区 下田選手(青山学院)区間賞   1時間04分46秒

8区 舘沢選手(東海大) 区間2位 1時間06分17秒

 

区間2位と大差がついています。すべての区間とは言いませんが、復路を先頭で走るというのはかなりのアドバンテージになることは間違いないと思います。(林選手は強すぎましたが)

 

注目選手も中継車が

 

ほとんどの注目選手は往路に投入されるケースが多いですが、注目選手にも中継車が付きやすい傾向にあります。復路にメディアがどうしても映したい選手がいるのであれば、向かい風のコンディションであれば有利に働くでしょう。

ありえない話ですが、順天堂の塩尻選手が復路を走れば、必ず放送すべく、中継車が塩尻選手をマークすることは容易に想像できます。

また、シード権争いのチームなども中継車がつきやすく、向かい風のコンディションなら有利に働きます。

 

とうことで、中継車について書いてきましたが、青山学院大学の優勝を止めるには7区までにリードする。もしくは並走まで持ち込まなければ、厳しい状況になるのではないかと思います。7区までにリードされてしまい、向かい風のコンディションであれば、そのまま青山学院大学が逃げ切ることは間違いないと思います。

 

以下エントリーに関して簡単な所見です。

 

青山学院大学 

万全のエントリー。止める大学は出てくるのか?5区、6区で区間新の可能性も。コメントの必要がないくらいの充実度。

 

東洋大学

渡邊選手のエントリー漏れは痛いが吉川選手の復帰は嬉しい。7区まで並走出来れば駅伝はわからない。まずは往路優勝の再現から。

 

早稲田大学

太田選手、永山選手のエントリーは朗報。どこまで回復しているのか。下級生のエントリーが多いが、果たしてどうか。

 

日本体育大学

現状ではほぼ万全のエントリー。渡邊体制時は抜群の調整力を誇っていたが、学生主体でどうなるか。

 

東海大学

三上選手がエントリー漏れするも戦力は充実。打倒青学1番手。スター選手に隠れがちな湯澤選手、郡司選手、小松選手に期待したい。

 

法政大学

東福選手らが外れるも戦力は充実。5区、6区に頼らない展開に持ち込めばサプライズの上位入賞の可能性あり。1区~4区まで組み方に注目。

 

城西大学

万全のエントリー。荻窪選手、金子選手を中心に台風の目となりそう。5区の服部選手も健在で往路を言意味で掻き回すか。

 

拓殖大学

昨年の9区7位の中井選手が外れるも充実のエントリー。ポイントの選手はしっかりといるので台風の目となるか。

 

帝京大学

万全のエントリー。ルーキー遠藤選手の使い方に注目。上手くハマれば上位入賞は間違いない。ポイントは5区か。

 

中央学院大学

横川選手、藤田選手が外れるも高砂選手エントリーのサプライズ。しかし、何より川村選手、市山選手の復帰が一番の収穫。川崎マジック始動の予感。

 

日本大学

今年は予選会もパスしていい練習が積めているということで、本番に期待したい。4年生加藤選手の最後の箱根に注目。

 

駒澤大学

物江選手がエントリーから外れるくらいの充実度。5区と6区がいれば非常に面白い。平成の常勝軍団が青学の連覇を止めるか。

 

順天堂大学

ほぼ万全のエントリー。塩尻選手、山田選手がいる往路は強力。1区を誰が務めるのか、またブレーキを出さないことが躍進の鍵か。

 

神奈川大学

順当なエントリー。昨年度とチームカラーは違うが、全体的な底上げは出来ている。昨年の全日本大学駅伝のようなサプライズがあるか。

 

國學院大學

浦野選手、土方選手、青木選手の3本柱を中心に順当なエントリー。この3人に1年生の藤木選手と非常に楽しみ。久々のシード権獲得なるか。

 

明治大学

坂口選手もエントリーされ、ほぼ順当なエントリー。高校時代の実績は抜群の選手が多いので、ハマれば強いはず。阿部選手をどう使ってくるかと山本監督は初采配に注目。

 

東京国際大学

ほぼ順当なエントリー。伊藤選手、タイタス選手を中心に初のシード権へ挑む。中間層の底上げも進んでいるので、流れに乗れば面白い。

 

大東文化大学

順当なエントリー。エース川澄選手、奈良選手を軸に流れに乗りたい。ポイントは4年生の新井選手、大久保選手の走りになるのかな。

 

中央大学

二井選手、安永選手など外れましたが、順当なエントリー。堀尾選手、中山選手は強力でこの2人をどこに配置するのかで駅伝の流れが変わりそう。

 

国士舘大学

まさかの留学生が2名エントリー。大きなエントリー漏れもありませんが、個人的にはもう一枠日本人選手にチャンスを上げて欲しかった。住吉選手と留学生で流れを作りたい。

 

山梨学院大学

主力選手が数名外れ、少し心配なエントリー。永戸選手、ニャイロ選手でしっかりと流れを摑みたい。

 

上武大学

上級生を中心のほぼ、順当なエントリー。信頼されている太田黒選手、大森選手を中心にしつこく粘り強い走りに期待したい。

 

以上です。今年の箱根はサプライズがある予感がします。とくにここまで注目されず、元気がない大学が上がってきそうな予感がします。