惨敗!オリンピック女子マラソン 4年後に光はあるのか?
女子マラソンはメダルどころか入賞すらできず、惨敗でした。今後、強かった女子マラソンは復活するのでしょうか?
結果
14位 福士加代子(ワコール)
19位 田中智美(第一生命)
正直、もう少し良い結果を残すのではないかなと思っていましたが、予想以上に悪い結果となってしまいました。積極的なレースでもなく、レースが大きく動く前に日本選手が全員離れてしまい、何とも言えないレースとなってしまいました。
福士選手は唯一、メダルの可能性があるのではないかと考えていましたが、不安が少しでもあったら走れないのがマラソン。6月に足の甲を痛めて十分な練習が積めなかった時点で、今回の結果は見えていたのかもしれません。伊藤選手も準備期間が一番長かったにも関わらず、日本選手の中で最下位となり、選考方法なども一から考えて行く必要性があると再認識させられました。(伊藤選手も足を痛めていたという話もあります。)
レース終了後も各、関係者から厳しい声が聞こえました。
増田明美さん
「このままでは、東京五輪でもメダルは取れないでしょう。4年後に向けて、練習方法や代表の選考法など、一からやり直すべきときにきたのかもと思わせる結果だった。」
山下監督(第一生命)
「タフさが足りない。調子がいいと思って出して、このザマだったので何か考えないといけない」
今のままでは4年後もメダルも入賞もなしになる可能性が高く、何かを変えなくてはという思いが伝わってきます。
では、一体何を変えたら良いのでしょうか?
勝手に考えてみました。
【選考方法】
①夏のレースで選考
気象条件の良い冬場のレースで選考レースが行われますが、思い切って夏のレースを選考レースに変えてみる。結局、オリンピックが開かれるのは8月です。暑さに耐性がなければいくら速い選手であっても意味がありません。初めからオリンピックを考えるのであれば、夏のレースで選考もありだと思います。
②海外レースで選考
海外のレースを選考レースにするのも面白いと思います。日本ではない環境で、どれだけ環境に対応して走ることが出来るのか、適応力を見るのには最適ではないかと思います。4年後は東京で日本開催ですが、先々のことを考えたとき、日本以外でしっかりと力を出せるかどうかは重要な要素になると思います。
【練習面】
①本番を想定した練習
ナショナルチームでの練習がどのような練習なのかわかりませんが、給水のたびに海外の選手がペースの上げ下げをするなどわかっているのであれば、練習からそれに近いことをやっていく必要があると思います。さらにコースも似たようなコースを設定して練習するなどやれることはまだあると思います。(今回、リオは周回コース。日本人選手は周回に慣れていないという記事を見ましたが、それなら周回コースで練習すればいいのにと思いました)
②型にハマらない練習・指導
どうしてもマラソン練習=こういうものだという固定観念みたいなものが各指導スタッフにあると思います。その型を破ることがまず、日本のマラソンを変えていくのに必要なのかもしれません。男子マラソンで川内優輝選手(埼玉県庁)が活躍した時に日本陸連はあまり面白くなさそうでしたが、結局は型にハマらない選手こそが新たな道を開いていくような気がします。
といつも通り勝手に様々な意見を書かせていただきました。
(選考方法については夏のレースや海外レースなどは他の人も考えているようですね。)
とにかく日本の女子マラソンはまだまだ、終わりじゃないと思うので復活に期待したいです!
まだ、マラソンは男子も残っていますので、終了後にでも、また感想を書きたいと思います。