力は出した! 4年後のオリンピックへ 3000mSC 塩尻和也!
追加で急遽代表選ばれた塩尻和也選手がオリンピック3000mSCの舞台に立ちました。結果は残念ながら8分40秒98で予選落ちでした。
今回のオリンピックに関してはやるべきことは全てやり、標準記録も突破することができなかった時点で本人は諦めていたはずです。
報告も北海道の士別で合宿中だったということですから、次の目標に向かって頑張っている最中にオリンピック出場が飛び込んできたわけですから、心と身体の準備が非常に難しい中でのレースになったことは間違いないでしょう。
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今回の経験は塩尻選手にとって、とても大きなものになった事は間違いないでしょう!周りからは4年後のオリンピックを期待する声も高いと思います。私も4年後を期待する1人なのですが、周りとちょと違うのは、3000mSCではない種目で出場してもらいたいと思っている事です。
なぜ、3000mSCではないか?
世界との技術力差と塩尻選手の走りの特徴です。
ハードル技術
これは走力以上にもっとも世界との差を感じる部分でした。日本人の3000mSCは走力有りきでハードリングの技術が未熟です。本格的に3000mSCをやろうと思うのであれば、400mハードルをやるぐらいの技術力向上が必要不可欠になってくると思います。
日本記録保持者の岩水嘉孝選手はハードリングの技術は素晴らしかったです。走力的には塩尻選手と大きな差は無いと思いますが、そこがなかなか8分30秒を切れない選手とコンスタントに8分30秒を切れる選手の差かもしれません。
塩尻選手走りの特徴
塩尻選手はスピードが無いわけではないのですが、切れ味鋭いスパートが苦手です。しかし、ある一定のスピードであればどこまでも押していく事が出来るイメージがあります。
以上の事から私が勝手に4年後に期待する種目はマラソンです!!
4年後は23歳とまだ年齢的には若いですが、青山学院大学の選手たちが積極的にマラソンにチャレンジするなど、若いうちからのマラソンチャレンジへ流れが出来てきています。
ここまで勝手なことを書いて来ましたが、今回のオリンピックの経験を活かして塩尻選手には大きく飛躍してもらいたいですね!