オリンピック 大迫傑も惨敗! 日本の長距離に未来はあるのか!?
あまりにも実力に差があり過ぎました。もう少しタイム的には良いタイムで走るかなと思っていましたが、大迫選手以外は日本の試合でも見せないようなタイムで、完全に世界のレベルに飲まれていいたように感じます。
以下結果
10000m
大迫傑
17位 27分51秒94
設楽悠太
29位 28分55秒23
村山紘太
30位 29分02秒51
5000m
村山紘太
予選 1組
22位 14分26秒72
大迫傑
予選 2組
16位 13分31秒45
今回のオリンピックで見えた課題は絶対的なスピードの差とその中で起こるペースの上げ下げです。勝負レースなので、速さよりも強さを求められるのがオリンピックですが、そもそもその土俵にすら乗っていないように感じました。
では一体何を変える必要があるのでしょうか?
いつも通り勝手に考えてみました。
①スピードの追求
なぜかというとあまりにも記録の面で開きがあるからです。日本記録も世界から見れば非常に遅いです。日本記録もここ最近ようやく数秒破られた程度で、海外のスピードにまったく対応出来ていないのが現状です。いくら自分のベストパフォーマンスを発揮しても入賞ラインに届かないのが現状であると思います。
そこで、まずは少しでも海外の選手と自信を持って戦えるように記録の向上。つまりは速さの追求が必要ではないかと考えています。強さを求める前にまずは速さが必要です。日本歴代記録の中にいつまでも昔の選手の名前がある状況ですので、まずはそれを今の世代ですべて塗り替える。そして日本記録を更新していくことで、多少なりとも数字負けしないようになると思います。
②海外レースへの出場
日本の場合、記録を狙うとき以外はあまり海外のレースに参加しません。年間通して海外レースに出走して、「海外での適応能力を上げる」「世界レベルのレースを何回も体感する」ことでタフさとたくましさを養っていく必要があると思います。
③ペースメーカーに頼らない
先ほどのスピードの追求と矛盾してしまうのですが、今の日本選手の好記録はほとんどペースメーカーの付いた条件の良い大会に限られます。(主にホクレン)勝負レースの中で攻めるレースをしていかないと、レースで揺さぶりがあった時に対応できません。もう少し、ペースメーカーに頼るのではなく、自分で記録を狙って行くぐらいのレースをしていかなければ、大きなレースでは戦えないと思います。ペースメーカーのおかげで記録の向上は見られますが、記録だけの選手が増えてしまい、強さがまったくないのが現状なのかもしれません。
誠に自分勝手な意見ですが、以上のことを考えてみました。
大迫選手はスピードの追求もしていますし、海外レースへの出場がメインなのでもう少し走れても良かったかなと思うのですが….(5000mは頑張っていたと思います)
とにかく現状では世界との差は広がる一方です。本気で何か対策を考えて行かなければならない時が来たように思います。昔に比べて栄養の知識、トレーニングの知識、ランニングウェア、シューズなどすべて良くなっているはずなのに、昔の日本人選手と記録の面でも大差がないということは、何か原点に返って見直す必要があるのかもしれません。効率だけではない何かがそこにあるかもしれません。