若い力で男子マラソン界を変えろ!目指せ世界陸上! 青学 下田裕太
青山学院大学の下田裕太選手が、合宿先で報知新聞の取材を受けていたようですね。
今年のオリンピック惨敗を受けて、オリンピックの代表候補にも名前が挙がっていたことから下田選手への取材が来たのだと思います。マラソンの10代日本最高記録を持っていることからも早くも4年後に注目が集まっているようです。
【下田選手の目標】
【箱根駅伝】
目標は青山学院大学の3連覇で、希望している区間は距離が延びる4区。後半が上り坂となる4区であれば自分の特性が活かせるという判断のようです。確かに4区は適任だと思います。今年の箱根駅伝で走った8区も後半から遊行寺の上り坂があり、厳しいコースとなっていますが、下田選手は気温も高い中で区間歴代3位の好記録で走っていますから、4区も適正ありと見て良いでしょう。もしも、5区を走る選手がいなければ5区も行けると言っているようですが、個人的には4区での走りを見てみたいですね。現駒澤大学駅伝部コーチの藤田さんの持つ、旧コースの区間記録にチャレンジしてもらいたいです。
【マラソン】
本人は来年度、初マラソンとなった2月の東京マラソンか、3月に開催されるびわ湖マラソンへの挑戦を表明しており、出場したマラソンでしっかりと結果を残し、世界陸上ロンドン大会の代表を狙っているようですね。箱根駅伝だけではなく、その先のマラソンに関してもしっかりとした青写真を描いているようです。
以上の目標を掲げているようですね。
現実味がありそうな目標なので頑張ってもらいたいです。
今年、10代でマラソンへ挑戦した下田選手ですが、早い年齢からのマラソン挑戦は正直なところ賛否両論があります。しかし、箱根駅伝を目指している大学の選手は結構な距離を走っているように感じ、逆に早くからの挑戦をしなければ歳を重ねていったときに燃え尽きてしまう選手もいるような気がします。
確か青山学院大学の卒業生、神野大地選手(現コニカミノルタ)も実業団に入る前に「東京オリンピックのマラソンでメダルを獲得する」ということを最大限の目標に掲げ、目標を達成したら引退すると発言していたような気がします。競技人生は「太く短く」日々の時間を大切にダラダラ続けてしまうよりは、そちらの考えのほうが合っていると考えたのでしょう。
逆に30歳を超えてからマラソンにチャレンジする選手もおり、それはそれでじっくりと力を付けてきた選手であれば、それが挑戦の時期だと思います。
つまり、マラソンは年齢に関係なく、自分で挑戦したいと思ったときが挑戦する時期であり、年齢や練習状況などは別として、チャレンジさせることが一番必要なのかもしれません。
「鉄は熱いうちに打て」ではありませんが、あまりにも挑戦できる状態以外(故障明けや練習をまったくしていない)は本人の気持ちが向いているときに挑戦させてあげることが成功、失敗にかかわらず一番先に繋がるのかなと思います。指導者の意向もあるとは思うのですが、まずは本人の意思が一番大切だと思います。
話は脱線しましたが、日本のマラソン界を変えていくために必要なことは、下田選手のような若い選手であってもマラソンにチャレンジしたいという意向があれば、どんどんチャレンジさせて行くこと。そこから生まれてくる何かがあるかもしれませんね。
また、下田選手は非常に明るくユニークな性格をしています。
マラソン=寡黙で努力家というイメージがありますが(偏見かもしれませんが)
下田選手のように厳しい練習もレースも明るく楽しく出来るような選手が、これからのマラソン界を支えていくのかもしれませんね。
これから様々なプレッシャーもあると思いますが、持ち前の明るさでプラスの力へと変えていってほしいですね!
箱根から世界を目指して欲しいです⇓
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