第93回箱根駅伝 青山学院大学 「サンキュー大作戦!!」 見事に成功!
年末から体調不良が続き、ブログどころではなくなっていましたが、ようやく熱も下がり、復活しました。今年も皆様宜しくお願いします。体調にはくれぐれもご注意を。
ここらから記事です。(今更ですが箱根について)
三大駅伝制覇さらには箱根駅伝三連覇と歴史に名を刻んだ青山学院大学!!10年に1度の割合でしか達成されていない駅伝三冠も見事に達成してしまい、「歴史はまた繰り返す」ではなく、「新しい時代は自分たちが作る」と言わんばかりの強さを披露してくれました。
以下、各区間の感想
1区 梶谷瑠哉 区間4位
練習は強いが肝心なところで故障して、学生駅伝に不参加だった梶谷選手。高校時代からガッツのある走りが持ち味でしたが、名のある選手たちに物怖じせず、区間4位と素晴らしい走りを見せてくれました。正直、当て馬かな?と思っていただけにこの結果にはびっくりです。青山学院にはまだまだ梶谷選手のように虎視眈々とレギュラーの座を狙っている強い選手がいるような気がします。
2区 一色恭志 区間3位
相変わらずの安定感でした。正直、見ていて安心することが出来ました。本調子ではなかったようですが、エース区間の2区をしっかりと走り切りました。箱根駅伝にピークが合わなかった分、マラソンに期待がかかります。
3区 秋山雄飛 区間賞
今年も区間賞を取り、さらには首位奪還と素晴らしい走りを見せてくれました。直前まであまり、調子も良くなかったようですが、見事に合わせてきました。おそらく練習=試合結果ではない選手なのだろうと思いますが、原監督以外の監督だったら練習結果を見たら走らせてもらえなかったかもしれません。ちなみに3年生以下で、箱根駅伝で区間賞を獲得すると翌年の箱根駅伝のポスターに走っている姿が載るのですが、なぜか今年のポスターは、秋山選手のみ写っていなかった(笑)今年、卒業なので来年もポスターに乗らないのは残念。
4区 森田歩希 区間2位
全日本大学駅伝MVPで5000mの中学記録保持者。さすがの走りを見せてくれました。正直潜在能力は非常に高いと思うので、来年度以降、最も大化けする可能性のある選手だと思います。特に長い距離では大化けの予感です。
5区 貞永隆佑 区間8位
往路のウィークポイントと見られていましたが、最低限の粘りを見せてくれました。早稲田大学の安井選手の追い上げをかわし、見事に往路優勝のテープを切りました。
6区 小野田勇次 区間2位
2年連続の58分台の区間2位!!抜群の安定感です。青山学院大学には6区に小野田選手がいることで、レースを優位に進めることが出来たと思います。往路で勝てば6区で貯金を作ることが出来て、往路で負けても6区で借金を埋めることが出来る。この小野田選手の存在はかなり大きかったと言えるでしょう。
7区 田村和希 区間11位
7区に田村選手が入った時に区間新記録を想像してしまいましたが、体調不良などもあり、後半失速。何とか襷を繋いだ形になりましたが、あれだけ後半フラフラでも区間11位はある意味頑張ったと言えるでしょう。本調子だったらどうなっていたのかも気になるところです。
8区 下田裕太 区間賞
圧巻の走りでした。出雲駅伝、全日本駅伝と本来の力を発揮しきれていませんでしたが、箱根駅伝ではやってくれました!区間2位を2分以上引き離す区間賞!この時点で優勝は確定したと言っても過言ではないでしょう。この時期から調子を一気にあげてくる選手なので、箱根駅伝の勢いで今年はマラソンで2時間10分は切ってもらいたい!
9区 池田生成 区間2位
苦労人が最後に報われました。関東インカレハーフマラソン2連覇。実力はありながら強い青山学院大学の中で埋もれていました。今年は最終学年としてしっかりと結果を残してくれました。池田選手級の選手でも今まで走っていませんから青山学院の選手層の厚さが伺えます。
10区 安藤悠哉 区間4位
青山学院大学初優勝のゴールテープを切ったのが安藤選手。そして大学駅伝三冠のゴールテープを最後に切ったのも安藤選手。なんという巡りあわせなのか。優勝も確実だったので安全運転という形の走りでしたが、力的には区間賞をとってもおかしくはなかったでしょう。
というわけで、蓋を開けてみれば青山学院大学の圧勝という形で幕を閉じた箱根駅伝でした。今年は青山学院大学も含めて各大学ミスが多かったように感じましたが、イレギュラーなことが発生しても、それを補うことを出来たチーム力があった青山学院大学が優勝したのではないかなと思います。
それにしても青山学院大学は強いです!
大学駅伝三冠も達成してしまい、次なる目標設定が難しくなりそうですが、ぜひ、「箱根駅伝から世界へ!」と言えるような選手育成に期待したいですね!