兵庫リレーカーニバル ユニバー選考10000mは栃木渡が制する! 順大に勢い!
4月23日(日)に開催された兵庫リレーカーニバルグランプリ10000mにおいて、ユニバーシアードの選考レースが合わせて行われました。塩尻選手が本命だと思っていたのですが、学生10000mを制したのは栃木選手でした!事前の予想はまったく当たりませんでしたね(笑)
【学生選手結果一覧】
栃木 渡(4)
順天堂大28:19.89
サプライズと言っては失礼ですが、素晴らしい走りを見せてくれていました!離れてからは塩尻選手と前を追い、途中から一人で抜け出すと力強くグイグイと前を追っていきました。箱根駅伝4区で区間賞を取った実力は本物でした!順大に勢いを感じます。
塩尻 和也(3)
順天堂大 28:38.36
もっと行けると思ったのですが、塩尻選手のレベルからすると精彩を欠くレースとなりました。予定では外国人選手に行けるところまでついていく予定だったようなので、早々と引いていたところを見ると何かアクシデントがあったのかコンディションが悪かったのかもしれません。とはいえ、これぐらいのタイムでまとめてしまうのはさすがです。
鈴木 塁人(2)
青山学院大 28:44.71
集団から離れてからしつこく前を追っていく鈴木選手らしい走りを見せてくれました。レースに出るたびに復調しているので、関東インカレ辺りでは万全の鈴木選手が見れそうです。
工藤 有生(4)
駒澤大29:07.57
粘り強い走りは見せていましたが、本来の走りには程遠く、精彩を欠いていました。前日に走った片西選手もあまり結果が良くなく、同じレースを走った下選手も最下位と駒大自体が精彩を欠く結果となりました。
中島 公平(3)
城西大 29:01.23
集団から離れてからは山藤選手の後ろで力を溜めて、残り2000mでスパートするなどクレバーな走りを見せていました。28分台にはあと一歩届きませんでしたが、どんな状況下でも力を発揮できるようになってきました。
上田 健太(4)
山梨学院大 29:10.29
箱根駅伝以降、精彩を欠く走りが続いています。もう少し走れても良かったと思うのですが、早く不調の流れから抜け出して欲しいですね。
高砂 大地(2)
中央学院大 29:11.13
まだまだ本調子という形ではなかったですが、今の状況だとしっかりと粘り強い走りを見せてくれていたと思います。チームのエース候補として、関東インカレまでにしっかりと調子を整えて勝負したいところです。
山藤 篤司(3)
神奈川大 29:23.08
集団から離れてからは中島選手と高砂選手と3人でグループを作り、前を追っていきましたが、ずっと引っ張っていた影響もあったのか後半は失速してしまいました。来年度はエースとして期待される選手ですから、ここからどう立て直していくのか期待したいです。
下 史典(3)
駒澤大 30:02.98
離れてからは粘りもなく、ズルズルと落ちていく展開に。今年はだいぶ波に乗っていると思ったのですが、何かアクシデントでもあったのでしょうか?今回の兵庫リレーカーニバルは駒大勢にとっては洗礼を受けた形となりました。
【総括】
グランプリの10000mでユニバー選考レースが合わせて行われたわけですが、外国人選手が速すぎて、選考レースが行われているのかよくわからない状況でした。やっぱり2年前のようにアシックスチャレンジぐらいのレベルで選考レースをする方が選考レースとしては見やすいのかなと思いました。
今回の栃木選手の走りは素晴らしかったです。塩尻選手など一部の選手に注目が集まりがちですが、虎視眈々と力をつけてトップ選手の仲間入りする選手がどんどん出て来て欲しいですね!