八木勇樹選手の八木プロジェクトって?? 東京五輪への挑戦!
八木勇樹選手(西脇工業⇒早稲田大学⇒旭化成)が独立して、「株式会社 OFFICE YAGI」を立ち上げたようです。以下の業務を行いながら、プロランナーとして2020年の東京オリンピックを目指すようです。それが「八木プロジェクト!」の実態です。
スポーツ選手などのマネージメント業務
スポーツ選手などのプロモート業務
スポーツクラブの経営及び関連商品の販売
各種イベントの企画・実施
※ホームページより抜粋
トップ選手のノウハウやトレーニング方法を市民ランナーへということがコンセプトのようで、いままでトップランナーとして、走り続けてきた八木選手が市民ランナーに様々な事を指導して下さるようです。中々、トップランナーと市民ランナーが接する機会は、実業団主催のランニング教室ぐらいだと思うので、競技意欲の高い市民ランナーにとってはありがたいかもしれませんね。(一度行ってみようかな)
そして、個人としては東京オリンピックでメダルを目指すということです。
「日本で強くなる環境がない」とのことで独立に踏み切ったようで、団体に属するのではなく、自ら考えて自分に合った方法で世界を目指すということのようです。この意見には賛成で、やはり選手は十人十色で一色端の練習では強くならないと思います。八木選手もそれを強く感じたからこそ、強くなるために独立という判断をしたのだと思います。
実業団などでもコーチがたくさんいて、自分にあったコーチと相談しながら練習メニューや計画を立てていくことが出来るのが、個を活かすのであれば理想かなと思うのですが、中々、日本の実業団ではそういうことは出来ませんからね。
今回の八木選手の独立は日本の陸上界(長距離)にとっては革新的なことかもしれません。現在、個人で頑張っているのは公務員ランナー川内優輝選手。アラタプロジェクトの藤原新選手です。2人とも実業団ランナーに負けずと頑張っています。
ちなみに日本で世界を目指そうと思うと大体、この2つのパターンです。
パターン① 高校⇒大学⇒実業団
パターン② 高校⇒実業団
結果として最終的には実業団に入り、世界を目指すという構図は変わりません。日本にはもっといろいろなパターンで世界を目指せる環境があると、違ったアプローチで、面白い選手が出てくる可能性もあります。将来的には市民ランナーから世界大会に出場する選手とかが出てくると面白いですけどね。
今回の八木選手の独立は面白いことだと思います。今後の可能性を広める意味でも、八木選手にはプロとして結果を残して欲しいですね。
八木勇樹
5000m 13分37秒25
10000m 28分42秒36
ハーフマラソン 1時間01分37秒