駅伝の虎!!

陸上競技を中心に(主に駅伝)スポーツに関して持論を展開します!試合の観戦記と私の中で思ったことをランダムに掲載していきます。主に陸上競技がメインですが、その他スポーツについても書いていければと思います。もしよろしければリンクお願いします!

記録挑戦会と日体大記録会で28分台を出した選手は箱根駅伝で活躍するのか?

11月末に開催された10000m記録挑戦会は大盛況でした。また、12月に行われる日体大記録会でも毎年、28分台で走る大学生が出てきます。この時期に10000mで28分を記録した選手の箱根駅伝での成績はどうなっているのでしょうか?少し気になったので調べてみました。

 

2015年 11月21日開催10000m記録挑戦会

 

久保田和真(4) 青学大

28分24秒50

箱根1区 区間

 

廣田 雄希(3) 東海大

28分30秒76

箱根3区 区間5位

 

塩尻 和也(1) 順大

28分32秒85

箱根2区 区間5位

 

下田 裕太(2) 青学大

28分33秒77

箱根8区 区間

 

中村 祐紀(2)青学大

28分34秒66

箱根9区 区間7位

 

渡邉 利典(4) 青学大

28分35秒05

箱根10区 区間

 

一色 恭志(3) 青学大

28分35秒55

箱根2区 区間3位

 

髙橋 裕太(4) 帝京大

28分37秒20

箱根2区 区間8位

 

渡邉  心(4) 青学大

28分37秒38

箱根未出走

 

ワークナー・デレセ(1) 拓大

28分43秒21

箱根2区 区間11位

 

髙木登志夫(4)東海大

28分44秒41

箱根9区 区間3位

 

田村 和希(2) 青学大

28分46秒81

箱根4区 区間

 

池田 生成(3)青学大

28分51秒31

箱根未出走

 

上村 純也(3) 山梨学大

28分54秒32

箱根10区 区間5位

 

丸山 竜也(3) 専大

28分55秒24

箱根2区 区間9位相当

 

松村陣之助(3) 城西大

28分56秒24

箱根8区 区間16位

 

冨田 三貴(4) 東海大

28分56秒78

箱根未出走

 

市谷龍太郎(2) 山梨学大

28分56秒82

箱根7区 区間13位

 

武藤 健太(4) 国士大

28分58秒20

箱根3区 区間20位相当

 

12月5日開催日体大記録会

 

荻野 眞乃介 日大

28分35秒36

箱根1区 区間9位

 

堀合 修平 国士大

28分36秒72

箱根未出走

 

石川 颯真 日大学

28分43秒66

箱根2区 区間9位

 

丸山 竜也 専大

28分46秒08

※結果は記録挑戦会に記載

 

湊谷 春紀 東海大学

28分46秒59

1区 区間16位

 

小町 昌矢 日体大

28分48秒75

1区 区間11位

 

小澤 勇斗 専大

28分51秒11

箱根未出走

 

山口 修平 創価

28分56秒48

1区 区間8位相当

 

大山 憲明 創価

28分59秒08

箱根未出走

 

奥野 翔弥 日体大

28分59秒45

箱根2区 区間12位

 

こうやって見ると多少ブレーキしている選手もいますが、最低限、箱根駅伝ではまとめているのかなと思います。青山学院は28分台でも未出走者が多く、層の厚さが伺えます。箱根駅伝の為の10000mにしている選手はやっぱり箱根駅伝にピークが合ってくるし、10000mで記録を出すためにピークキングをしてしまうとやはり箱根駅伝前に調子は落ちてきてしまうのかなと思います。

おそらくどこの大学の監督も箱根駅伝を見据えてやってはいると思うのですが、監督の意図とは違い、記録会に気持ちも身体も合わせてしまう選手もいると思います。そういった選手を見極めることが箱根駅伝で出走メンバーを選ぶ際に、非常に大切なのかなと思います。

そう考えると青山学院大学の原監督の選手の選び方は非常に上手いのかなと思います。

 

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新!山の神は生まれるのか? 箱根駅伝距離変更の5区の区間賞は?

f:id:ekidennotora:20161201160741j:image

10年間、続いて来た箱根駅伝の5区の距離が、次回大会の93回から今までの23.2kmから20.9kmへ短縮されることが決まりました。

 

これを受け、考えてみたいのは、コース短縮によって区間賞を取る為には、どれくらいのタイムで走ったらいいのか?です。参考になるのは当然、距離が長くなる前の第81回大会以前の5区の記録です。ちなみに第81回大会は、今井正人選手(順天堂⇒トヨタ九州自動車)が69分12秒という驚異的なタイム(区間新)で上り、その区間記録を残したまま距離変更となりました。

 

では、区間賞の記録を考えていきたいと思います。

 

まず、下記のデータを見てください。

 

90~92回大会5区⇒20.9km換算

 

90回大会(区間3位まで)                                                        

1:12:21  設楽啓太(東洋大

1:12:15  服部翔太(日体大

1:13:00  馬場翔大(駒澤大

 

91回大会(区間3位まで)

1:09:27  神野大地(青学大

1:11:53  キトニー(日大)

1:12:47  及川佑太(中央学大)

 

92回大会(区間3位まで)                                                        

1:11:39  キトニー(日大)

1:12:23  神野大地(青学大

1:12:56  五郎谷俊(東洋大

 

※参考

88回大会

1:09:42  柏原竜二東洋大

 

このデータは5区(23.2km)を単純に20.9kmへ換算したものです。

前半、2.3km走る分、81回大会以前の記録と比べると単純に比較できないところはあると思いますが、実は換算してみるとそれほど区間賞のタイムは変わらないことがわかりました。

 

下記は79回~81回大会のデータです。

 

79回大会(20.9km)

1:11:29 中井祥太(東海大

1:12:15 田中宏樹(駒大)

1:12:20 五十嵐毅早大

 

80回大会(20.9km)

1:12:59 鐘ヶ江幸治(学連)

1:12:21 中井祥太(東海大

1:13:50 佐藤浩二(法大)

 

81回大会(20.9km)

1:09:12 今井正人(順大)

1:12:50 村上和春(駒大)

1:12:50 中村和哉(中大)

 

どうでしょうか?こうやって比べてみると、あまり差がないように感じます。

このデータを参考にしてみると「山の神」と世間で言われるレベルになると今回の5区の距離であれば70分を切ってくるのが一つの目安となるでしょう。そして山の神が不在であった場合の区間賞争いのタイムは、71分30秒前後となることが予想されます。さらに条件などを加味していくと、比較的向かい風だった場合は72分台で走ることが、目安になるのかなと思います。

 

距離が短くなったとはいえ、山登りの5区は箱根駅伝にとって重要区間であることは間違いありません。

今回の箱根駅伝の距離変更により、各大学の戦術は大きく変わるはずです。今まで通り、走力の高いエース級の選手を配置するのか?それともあらかじめ上り専用ランナーを育てて、5区に使うのか?

 

各大学の指揮官の采配がいまから楽しみです!

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箱根駅伝の4区、5区の距離変更で何が変わるのか? 

来年度の箱根駅伝から第82回大会から続いてきた4区と5区の距離が変更になります。

4区【18.5km ⇒ 20.9km】 

5区【23.2km ⇒ 20.8km】

 

関東学連としての距離変更の見解としては以下の通り

 

①第82回大会以降区間距離を延長した第5区の選手に対する生理学的負担が大きく、走行後半に低体温症や低血糖症の症状に陥る例が多発発生していること。また、総合成 績に対する第5区の貢献度が大きすぎることに関する検討結果

 

②第82回大会以降第4区の距離を短くしたことで、マラソンに順応できる選手の芽を摘み取っている懸念の検討結果

 

とのことです。

 

私個人としては、距離変更は大賛成です。確かに第82回大会以降5区を制する大学が箱根駅伝を制するなど言われたりするなど、5区に対する比重が大きすぎました。

 

以下、区間賞と区間最下位のタイム差【5大会分

 

92回 11分03秒 

91回 09分17秒

90回 08分19秒

89回 16分20秒

88回 30分10秒

 

結果として区間1位と区間20位でここまで差が開く区間はありません。山登りという過酷な環境下の中のレースとなる為、ひとたび体調不良などを起こしてしまうと、快調に走っている選手と大差がついてしまうのです。92回、89回、88回大会は1区間で繰り上げスタートの憂き目にあってしまうのです。

 

「山の神」という言葉も生まれ、箱根駅伝を盛り上げることには、一役買ったかもしれませんが、選手の安全面や後半のレースを面白くする意味では、距離変更は正しい判断かなと思います。

では、距離を変更することによって、何が大きく変わるのでしょうか?

 

①往路のレースがより激しくなる。

 

82回大会で距離が延長されてから10年。箱根駅伝のレース展開は大きく変わってきました。まず、1区のスローペースの展開が少なくなりました。3区も81回大会以前は、新人区間と呼ばれ、1年生や初めて箱根駅伝を走る選手が起用されていましたが、今では準エース区間となりました。そして81回大会以前まで、準エース区間と呼ばれている4区が復活するわけですから、往路は1区~4区までエース級を持ってくることが出来なければ、出遅れてしまう可能性が高いのです。5区に関しては、繋ぎの5区にするのか攻めの5区にするのかは今年から距離が戻るので、各大学がどう出てくるのか判断が難しいですが、往路は各大学のエース級が全区間揃い、よりスリリングなレース展開になることが予想されます。

 

②復路の重要性が増す。

 

82回~92回大会までは往路で大量の貯金を作り、そのまま逃げ切ることが、優勝へのオーソドックスな戦法になっていましたが、5区の距離が短くなることにより、以前よりも大差がつきにくくなることで、復路の重要性が増すのではないかと思います。

81回大会以前のように駒澤大学順天堂大学のような、復路での鮮やかな逆転劇や、今まで以上にスリリングなシード権争いなどが見られるかもしれません。

昨年度以上に復路の重要性が増すことは間違いないと思います。

 

以上のことが予想されると勝手に考えてみました。

 

とにかく1区~4区は各大学のエース級の選手たちが集まり、ガチンコで勝負する姿が見てみたいですね!

 

4区の藤田敦史選手(現駒澤大学コーチ)の伝説の区間記録へのチャレンジも楽しみです!(参考記録扱いですが)

 

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八王子ロングディスタンスも大盛況! 記録ラッシュが止まらない!

10000m記録挑戦会でも好記録が出ましたが、八王子ロングディスタンスでも好記録がでました!条件もそうですが、やっぱり長距離は走りのリズムが大切で、ペースメーカーが付くと走りやすいのだろうなと思いました。

 

ekidennotora.hatenablog.com

 全結果はこちら↓↓↓

2016八王子ロングディスタンス

 

 

実業団

 

村山紘太(旭化成)

27分44秒39

 

大石港与(トヨタ自動車)

27分48秒56

 

大六野秀畝(旭化成)

27分54秒75

 

相変わらず村山選手は強いなと感じますが、この場合は速いと表現した方が良いでしょうか。ペースメーカーが付く大会ですので、非常に走りやすかったと思います。記録が出ることは非常に喜ばしいことですが、厳しい言い方をすれば今のままでは海外レースではまったく太刀打ちが出来ないと思います。ペースの上げ下げやハイペースで突っ込むレース展開などを経験させていかないと世界には全く通用しないと思うので、記録は記録で海外などを多く経験させて、たくましい選手に成長して欲しいですね。

記録が出るということはそれだけ力があるということですから、いつでもどこでもどんなレース展開でも戦える選手を目指して欲しいですね!

 

学生

 

永山博基(早稲田大)

28分25秒85

 

山藤篤司(神奈川大)

28分29秒43

 

丸山竜也(専修大)

28分32秒03

 

永山選手、山藤選手、丸山選手が素晴らしいタイムを出してきました。本当に今の大学生は実業団選手とまったく遜色がないなと感じてしまいます。あとはこの記録に負けないように順位を争う勝負レースでしっかりと走れる選手になってもらいたいですね!まずは箱根駅伝がありますので、タイムに負けない走りを期待したいです。

 

石川颯真(日本大)

28分43秒11

 

大山憲明(創価大)

28分57秒62

 

石川選手、大山選手も自己記録を更新!日大は少し元気がありませんので、石川選手の結果はチームを勢いづける意味では良かったのではないでしょうか。石川選手は、話によると距離走メインでスピード練習はほとんど入れずに出場したようなので、価値ある結果です。大山選手もわずかながら自己記録を更新!チームに勢いがありますからその流れにしっかりと乗っています。箱根駅伝では主要区間に登場することが予想されますので、このままの勢いで頑張ってもらいたい。

 

小山直城(東京農業大)

29分09秒16

 

工藤有生(駒澤大)

29分18秒53

 

服部弾馬(東洋大)

29分32秒28

 

小山選手は自己記録更新ですが、欲を言えば28分台を出したかったところ。工藤選手、服部選手は残念な結果となりましたが、逆にここで結果が悪かったことで箱根駅伝にピークが上手く合わせられそうなイメージです。東洋大学駒澤大学のエース格の選手ですからこのままでは決して終わらないはずです。箱根駅伝でのリベンジが楽しみ!

 

本当に簡単にコメントを書きました。とりあえず、今の大学生は速さにおいては昔と比べて相当上がっています。練習内容、オールウェザートラックの進化、ペースメーカーなど要素をあげればキリがないのですが、記録の向上は喜ばしいことではあります。あとは記録に伴った強さをつけて、世界へ羽ばたける選手へと成長してもらいたいですね。

 

余談ですが、10000m記録挑戦会も記録挑戦と謳っているわけですから、ペースメーカーをつけて記録を狙わせても良いのかなと思いました。(記録を出すと懸賞金が出るがそのお金をペースメーカーにまわすとか)

しかし、学生だけでレースを作り、28分台で走っている選手が多数いるので、ある意味、八王子ロングディスタンスよりも価値のあるタイムなのかもしれませんね。

 

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関東学連選抜 選考レースで波乱!箱根駅伝へ向けて天国と地獄

11月26日に開催された10000m記録挑戦会と八王子ロングディスタンスで、関東学連選抜の選考レースが行われました。おそらく、予定通り記録の良かった上位10名の選手が箱根駅伝出走となりそうです。賛否が多く分かれ、他の方々のブログには今回の選考方法に関して、かなり過激な批判コメントが書かれるなど多くの駅伝ファンを巻き込む形となりました。

 

ekidennotora.hatenablog.com

 

以下結果

 

1位  丸山竜也(専修大)    

28分32秒03 予選会1番手→記録1位(±0)

 

2位  堀尾謙介(中央大)    

28分34秒54 予選会9番手→記録2位(↑8)

 

3位  平賀喜裕(駿河大)  

28分53秒52 予選会2番手→記録3位(↓1)

 

4位  照井明人(東京国際大)  

29分06秒85 予選会5番手→記録4位(↑1)

 

5位  小山直城(東京農大)   

29分09秒16 予選会6番手→記録5位(↓1)

 

6位  加藤風磨(亜細亜大)   

29分16秒84 予選会3番手→記録6位(↓3)

 

7位  廣瀬 岳(関東学院大)  

29分18秒11 予選会7番手→記録7位(±0)

 

8位  福留大樹(流通経済大

29分27秒45 予選会16番手→記録8位(↑8)

 

9位  藤井亮矢(武蔵野学院大)

29分30秒31 予選会8番手→記録9位(↓1)

 

10位 桜庭宏暢(日本薬科大) 

29分31秒79 予選会11番手→記録10位(↑1)

 

11位  金子元気(城西大)     

29分33秒35 予選会4番手→記録11位(↓7)

 

12位  近藤秀一(東京大)     

29分50秒42 予選会10番手→記録12位(↓2)

 

13位  東山知弘(平成国際大) 

30分15秒40 予選会15番手→記録13位(↑2)

 

14位  国川恭朗(麗澤大)      

30分21秒44 予選会14番手→記録14位(±0)

 

15位  宮岡盛治(明治学院大) 

30分47秒44 予選会12番手→記録15位(↓3)

 

DNS  金丸逸樹(筑波大) 予選13番手

 

結論から言うと城西大学の金子選手と東京大学の近藤選手が、今回のシステムによって、箱根駅伝のメンバー外となりました。逆に流通経済大学の福留選手と日本薬科大学の桜庭選手がこのシステムによって、箱根駅伝のメンバー入りとなりました。

 

ekidennotora.hatenablog.com

この結果に対してなんと言ったらいいのかわかりませんが、予選会で頑張った選手がトラックレースによって決められてしまうのは本質から外れている気がします。他のブログで今回のシステムに賛成の方のコメントとして、「青山学院大学も10000mの結果でメンバーを選んでいるからおかしくない」と言う方もいらっしゃいましたが、青山学院大学は世田谷246ハーフと記録挑戦会の両方を見て決めているので、決して10000mの結果だけでメンバーを決めているわけではありません。そう考えても予選会と記録挑戦会の両方の結果を見て決めて欲しかったなと思います。

 

とは言え、色々と言ったところで今回の選考で選ばれたメンバーが変わるわけでもないので、選ばれたメンバーには頑張ってもらいたいです。

選ばれたメンバーは故障していても出場しようとすると思うので、最終練習のようなものを箱根駅伝1週間前などに設けて(レースペースで5kmや10kmのペース走)選手の足の状態や体調なども見極めて藤原監督には最終的な判断をしてもらいたいですね。

(本当に強い学連選抜チームを作る気なのであれば)

 

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箱根駅伝前に記録ラッシュ!! 大盛況! 10000m記録挑戦会

気象条件も良く、記録ラッシュとなった10000m記録挑戦会!また、同日に開催された八王子ロングディスタンスでも好記録が出ました!もう大学生は記録の面だけ見ると全く実業団と変わりません。全大学ではありませんが、28分台が出た大学、調子の良さそうな大学に少しコメントしました。

 

 フリーダムさんのブログは参考になります。すごい⇓⇓⇓タイムはこちらを参考に

blogs.yahoo.co.jp

青山学院大学

田村選手が全体のトップとなる28分18秒31と留学生をラスト引き離す素晴らしい走り!1年生の鈴木選手も28分31秒66と昨年度の塩尻選手(順天堂)が1年生の時にマークしたタイムとほぼ同じタイムで走ってきました!また、本調子でなさそうだった下田選手、安藤選手も28分台をマーク!梶谷選手も28分台をマークするなどチームとして上がってきました!昨年度、3区区間賞の秋山選手がまだ本調子ではないといえ、少しずつ復調しているイメージ。青山学院大学はここにはピークを合わせていないと思うので、故障さえなければ選手の調子は箱根駅伝まで上がっていきそうです。一色選手はペース走感覚で余裕の28分台でした。

 

駒澤大学

下選手が28分台をマーク!1年次から28分台の力はありましたが、ここにたどり着くまで少し時間がかかりました。これをきっかけに未来の駒澤大学のエースの道を辿って欲しい。全日本に出場した片西選手も自己ベスト!一番速い組で突っ込んで入っての記録なので安定した組だったらもう少し記録は出たかもしれませんが、駅伝を見据えるといい走りでした。

 

山梨学院大学

永戸選手、熊代選手が29分前半と好走しました。永戸選手は駅伝での安定感が光り、タイムもついてきたので、箱根駅伝では他大学が手薄になる区間に配置して貯金を作ることが出来そう。熊代選手も上尾シティハーフと立て続けに結果を残し、最初で最後の箱根駅伝出走へ向けて視界良好です。市谷選手が今一つでしたが、箱根駅伝までにはなんとかしてくれるでしょう。

 

中央学院大学

1年生の高砂選手が28分台をマーク!最初から先頭集団に食らいつき、後半も我慢しての結果だったので価値があります。安定したタイムで一定のペースで記録を出すよりも価値あるタイムです。逆に大森選手は30分オーバーと少し気になる走りでしたが、トラックレースではたまにあることなので、箱根駅伝に向けては問題ないかと思います。

 

大東文化大学

記録ラッシュだったのが大東文化大学!原選手が28分台で走ると思っていたのですが、前田選手が28分台をマークしました!5000m13分台、10000m28分台と一流選手の仲間入りです。問題はスタミナとのことですが、箱根駅伝はどうなるのか?原選手はあと一歩の29分08秒、期待の1年生の川澄選手、奈良選手も29分10秒台と力のあるところを見せてくれました!全体的に悪い選手がおらず、一番悪かった下尾選手でも29分38秒でまとめていますからチームとしては絶好調です。後期のレースは予選会、上尾シティハーフ、10000m記録挑戦会と一斉スタートのレースは絶好調です!駅伝でもこの力をしっかりと発揮することが出来るか!

 

明治大学

藪下選手、末次選手が28分台をマーク!全体的にも自己ベストラッシュで調子がいいことが伺えます。明治大学も予選会や10000m記録挑戦会と一斉レースには本当に強い!駅伝でも流れに乗れば面白そうです。

 

法政大学

こちらも記録ラッシュとなりました。予選会後、あまり試合に出場していなかったので、どこかで合わせてくると思いましたが、ここに合わせていましたね!坂東選手が28分台!土井選手、矢嶋選手、城越選手が29分10秒台の自己記録を出すなどチーム全体で自己記録ラッシュでした!足羽選手もトラックレースで久しぶりに粘り強い走りを見せており、箱根駅伝が非常に楽しみになってきましたね!

 

神奈川大学

こちらも記録ラッシュです!10000m記録挑戦会で28分台こそ出なかったものの、大川選手を中心に自己ベストラッシュ!出場者ほぼ全員が自己ベストとチームの状態が良いことが伺えます!さらに八王子ロングディスタンスでは山藤選手が28分30秒台と大幅な自己ベスト!他大学のエース級の走りを見せてくれました!神大エースの鈴木選手は海外ロードレースの参戦なので走っていませんが、青学の田村選手などと一緒に走っていたらと思うと…面白かっただろうな。

 

上武大学

坂本選手が29分一桁と調子を上げてきましたね。箱根駅伝では主要区間での好走に期待したいです!

 

拓殖大学

ワークナー選手が28分19秒と大幅な自己ベスト!日本人選手も宇田選手を中心に多くの選手が自己記録を更新しました。ロード型の選手が多いことからおそらくそれほどスピード練習を入れずに出場していると思うので、箱根駅伝にどう合わせてくるか期待したい。

 

國學院大学

28分台こそ出ませんでしたが、走った選手がしっかりと自己記録を出してきました。特に1年生の土方選手は同期の浦野選手に刺激を受けたのか29分15秒と大幅自己ベストの好走です!金太郎飴と言われがちな國學院大學ですが、かなりレベルの高い金太郎飴になってきました!これで蜂須賀選手が全盛期の力が戻ってくれば、非常に面白いのです。

 

国士舘大学

住吉選手が28分台出るかなと思ったのですが。29分15秒とまとめる走り。八巻選手、多喜端選手などがしっかりと自己記録更新してきたことが収穫か。石井選手の調子がまだ上がらないのが少し気になりますが、箱根駅伝に向けてしっかりと合わせて欲しい。

 

全大学ではないですが、簡単に記録挑戦会に出場していた箱根駅伝出場校(コメントしていない大学あり)に感想を書いてみました。八王子ロングディスタンスでも好記録が出ていますので、そちらも後日書ければと思います。

 

今回の記録をどう見るのか?

今の高校生、大学生は非常に記録がでます。この記録に関してはまた後日、持論を述べたいと思います。今のところ記録は記録で、こと箱根駅伝に関しては参考にしかならないのかなと思います。ちなみに15時くらいの組から記録挑戦会を観戦していたのですが、箱根駅伝に出場する大学生スパイクを履いて出場していた選手も見受けられ、箱根駅伝のための記録挑戦会という位置づけではなく、名前の通り、記録を出すための記録挑戦会にしていた大学、選手もいたように感じました。ちなみに優勝候補青山学院大学は間違いなく、箱根駅伝のための記録挑戦会でしたね。

 

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11月26日開催! 10000m記録挑戦会!青学が再び記録ラッシュなるか?

昨年度は青山学院大学が同一組で28分台を8名出すという驚異的な走りを見せた学連記録挑戦会。今年も青山学院勢が大量エントリーされています。まだエントリーは確定ではありありませんが、エントリーされている選手は以下の通り。

※正式番編が出ましたね。

 ⇓⇓⇓

http://www.kgrr.org/event/2016/kgrr/10000m-kirokukai/hp/kyougi.html

 

※記事を書き終わったあとに番編が出て、棄権者が何名かいますね。各大学コメントは番編が出る前のものです。

 

青山学院大学大東文化大学明治大学、法政大学、国士舘大学、あたりは記録が狙えそう。条件とペース配分が良ければ28分台が何人出るかわかりません。

山梨学院大学中央学院大学は上尾シティハーフへの主力出場もあったことから、もし出場しても万全ではないと思います。上尾で結果が悪かったもの以外は不出場になるのかなと思います。

 

ekidennotora.hatenablog.com

 

青山学院大学

昨年に引き続き何人が28分台で走るか楽しみ。青山学院大学でレギュラー選手になろうと思ったら5000mで13分台、10000mで28分台は当たり前。チーム全体にそういう雰囲気ができているのが、青山学院大学の強さの要因の一つでしょう!昨年度の記録挑戦会で出した28分台の数を越えて欲しい!

別記事で見てみるとどうやら世田谷246ハーフと、記録挑戦会の結果で16名のメンバーが決まるようなので、学内の争いも熾烈か!

 

ekidennotora.hatenablog.com

 

大東文化大学

日体大記録会で北村選手が28分台。上尾シティハーフで林選手が1時間02分台とチームは記録の面では勢いに乗っています。全日本大学駅伝こそ振るいませんでしたが、一斉スタートは得意!原選手を中心に何人が28分台で走れるか?欲を言えば、奈良選手、川澄選手のどちらかにも28分台を狙ってもらいたい。4年生の下尾選手、2年生の新井選手にも期待です!

 

明治大学

全日本大学駅伝では1区で出遅れてしまい本来の力が発揮できませんでしたが、高校時代の実績、能力を考えると記録挑戦会で一気に記録を伸ばしてくる可能性あり。藪下選手を中心に1年生も28分台で走る可能性大です。

 

法政大学

予選会終了後、記録会などにあまり積極的に参加していない法政大学がここにきてエントリー。足羽選手、坂東選手など28分台の力はあると思うので、ここで記録を出して箱根駅伝へ向けて勢いに乗りたい!その他選手も記録が出そうな予感です。

 

国士舘大学

住吉選手、石井選手を中心にどれだけの選手が記録を伸ばすのか楽しみです。まずは数字負けしないだけの記録を作って箱根駅伝に乗り込みたい!住吉選手、石井選手は十分28分台が出せるので、しっかりと他大学のエースと戦ってほしい。

 

山梨学院大学

主力がエントリーされていますが、走るのか?上尾シティハーフの後なので追試組のみの出走かもしれません。上村選手などもエントリーされていますので、状態が気になるところ。

 

東海大学

上尾シティハーフで記録ラッシュだった東海大学ですが、記録挑戦会には全日本出走組の林選手、國行選手、舘沢選手らがエントリー。28分台に期待がかかります。他1年生の中島選手などにも期待したい。

 

中央学院大学

主力はエントリーされていますが、上尾シティハーフを走った選手は走るのか?走っていない大森選手、高砂選手は走りそうなので、28分台に期待。その他、海老澤選手や新井選手など出走はあるのか?

 

拓殖大学

主力選手をエントリー。馬場選手、宇田選手は28分台の力が十分にあります。ここで記録を出して、ロードだけでなく、トラックでも他大学と戦えることを証明して、自信をもって箱根駅伝に望みたい!

 

國學院大學

上尾シティハーフ組と記録挑戦会組に分けた印象。蜂須賀選手には久しぶりの28分台を!細森選手にも28分台を期待したい。日体大記録会で1年生の浦野選手が29分17秒と好記録で走っていることからチームとしては状態が良さそうです。

 

とりあえず、気になる大学に軽くコメントして見ました。

10000m記録挑戦会も各大学にとっては箱根駅伝前の重要な試合となりますから、各大学の仕上がりがどうなっているのか非常に楽しみですね!

 

また、同日に開催される八王子ロングディスタンスにも大学のエース級の選手が出場しており、そちらも楽しみですね。

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http://www.konicaminolta.jp/athlete/longdistance/

 

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