第93回箱根駅伝のダークホースは日体大か? 記録会で絶好調!!
全日本大学駅伝では惨敗だった日本体育大学ですが、その後、勢いが止まりません!
上尾シティハーフマラソン、日体大記録会の10000mと絶好調!!箱根駅伝では台風の目になるかもしれません!
上尾シティハーフマラソン上位結果
4年 小松巧弥 62分04秒
3年 吉田亮壱 63分02秒
4年 秋山清仁 63分03秒
4年 小野木俊 63分03秒
1年 中川翔太 63分04秒
3年 城越勇星 63分20秒
2年 宮﨑勇将 63分26秒
3年 小町昌矢 63分37秒
2年 室伏穂高 63分50秒
4年 山本航平 63分51秒
2年 三原卓巳 63分55秒
3年 馬場絢也 63分58秒
3年 辻野恭哉 63分59秒
条件が良かったとはいえ、13人が64分切で走っています。富安選手が海外レース参加のため、出場していませんので、走っていれば14名が64分切で走っていたと思います。箱根駅伝の距離がすべて20km以上だということを考えるとこの層の厚さは脅威です。
日体大記録会10000m上位結果
3年 小町昌矢 28分50秒29
3年 吉田亮壱 28分52秒53
3年 城越勇星 28分53秒09
4年 秋山清仁 28分55秒61
3年 辻野恭哉 28分58秒25
1年 中川翔太 28分59秒46
4年 小野木俊 29分01秒21
3年 冨安 央 29分05秒22
2年 三原卓巳 29分13秒29
2年 宮﨑勇将 29分16秒31
最終組の一つ前の組の選手は実はペース走で、5000mを14分30秒で入り、ラスト2000mは各自ペースアップという指示があったようです。ペース走で28分台を出せるあたり力があることが伺えます。小松選手は出場していませんが、この記録会で28分台の選手が8名となり青山学院大学についで2番目となりました。
日体大がダークホースの理由
1.選手層の厚さ
これだけハーフマラソンと10000mでレベルの高い選手を揃えることが出来る大学は優勝候補に名前の挙がっている大学以外だと日体大だけです。主要区間はある程度、固定メンバーかもしれませんが、この厚い層の中から当日、調子の上がってきている選手を起用することができるので、オーダーに幅がもてそうです。
2.山下りのアドバンテージ
昨年度、6区で区間新記録を出した秋山選手が6区に控えているのは日体大にとって非常に大きいです。もし、往路で出遅れても6区でしっかりとリスタートできますし、往路が良ければ、6区で勢いを加速することが可能です。
3.適材適所の采配
出雲駅伝と全日本大学駅伝の采配を見ていると、渡辺監督は箱根駅伝でのベストオーダーを探っているように感じました。全日本こそ失敗しましたが、そのあとの大会を見るとかなり力がついている印象なので、出雲、全日本で各選手の適材適所を見極めていると思います。箱根駅伝では堅実かつ攻めのオーダーを組んでくると思います。
以上のことから日体大がダークホース的な存在になるのではないかと予想しています。昨年度、別府監督から渡辺監督に急遽、監督変更した時には驚きましたが、この2年間で選手がたくましくなりました。別府監督が将来を見据えて勧誘してきた選手を渡辺監督が上手く育てています。豊川工業時代に色々とありましたが、指導力は間違いなくトップクラスだと思います。
渡辺監督のもとたくましく成長した選手たちが箱根駅伝でどんな走りを見せるのか楽しみです!