プラウドブルー旋風を再び箱根路で!! 神奈川大学
ここ数年、スカウティングが上手く行っており、戦力が充実してきた神奈川大学。予選会ではしっかりと走るも、箱根駅伝ではなかなか上手く噛み合わないことが多く、結果を残すことが出来ていませんが、今年はエースの鈴木健吾選手を中心に久々のプラウドブルー旋風を巻き起こしてもらいたいところです。
まず、チームとして、今年は待望の絶対的エースが誕生しました。上記でも名前を上げている鈴木健吾選手です。箱根駅伝でも2区を任されるなど力のあった選手ですが、今年は関東インカレや全日本大学駅伝などで各大学のエース級とトップ争いを演じるなど、神奈川大学にとって最も必要であった流れを大きく変えられるエースとなりました。
一方で全日本大学駅伝予選会は残念な結果に。3組目終了地点で6位につけていた神奈川大学は、エースの鈴木選手が最終組にいることからも通過は確実視されていましたが、山藤選手が9500m地点で過呼吸による棄権。まさかの全日本大学駅伝の出場権を逃す形となりました。(山藤選手も終始先頭グループにおり、素晴らしい走りをしていた)
では、予選会はどうでしょうか
【予選会のポイント】
【エースの活躍】
鈴木健吾選手は、今年の箱根駅伝予選会で日本人トップ候補だと思っています。前期の試合を見ていても、関東インカレでは青山学院のエース一色選手と駒澤大学のエース中谷選手と互角の戦いを演じ、全日本大学駅伝予選会の最終組でも日本人トップとなっており、前期は大レースで一度も失敗していません。
この鈴木選手がチームにいるだけでも安心感が生まれ、他の走る選手の気持ちにゆとりを生む効果もあるでしょう。
鈴木選手にはぜひ、留学生とどこまで戦えるのか挑んで、58分30秒~59分前半くらいでチームに貯金を作ってほしいところです。
【山藤選手のリベンジ】
山藤選手は潜在能力が高く、鈴木選手のあとにエースになれる存在です。
しかし、山藤選手は不運なことが多く、高校時代は、都道府県駅伝の1区で、脱水症状で倒れてしまい、中継所に襷を投げて渡してしまいチームは失格。今回は全日本大学駅伝予選の最終組で残り500mで過呼吸により棄権してしまいました。
山藤選手は悔しい想いばかりしてきていると思うので、今回の箱根駅伝予選会への想いは人一倍強いと思います。しっかりとチーム戦で借りを返し、60分切くらいを目標に走り切り、まずは全日本予選の借りを返して欲しいですね。
【箱根経験者が多い】
箱根駅伝を経験したことのある上級生が多く残っており、大変心強いです。
4年生では、中神恒也選手、中平英志選手、石橋健選手、東瑞基選手。
3年生では、鈴木健吾選手、大野日暉選手、大川一成選手、鈴木祐希選手。
と8名の経験者が残ります。この箱根駅伝経験した上級生を中心に、夏を超えて調子の上がってきた選手や、成長した選手をメンバーに選ぶことで、非常に安定したメンバー構成が組めそうです。(山藤選手を入れる9名経験者が残る)
集団走から個人走まで幅広い戦術をこなせる層の厚いチームになりそうです。
【新戦力はどうか】
今年も勧誘が上手くいっていますので、新戦力候補は充実しています。
関東インカレや日本選手権では3000mSCで荻野大成(加藤学園高出身)が存在感を見せており、全日本大学駅伝予選会では越川堅太選手(東京実業高出身)が2組目に抜擢されるなど期待値が高いです。
他にも宗直輝(鳥栖工業出身)、安藤駿選手(秋田工業出身)など高校時代の実力者がいますので、夏を超えたら何人の1年生がメンバーに絡んでくるかわかりません。
神奈川大学は、1年目から20kmを走れる選手を育てるのが上手いチームですから、1年生が何人戦力になるかもポイントかもしれません。
【緻密な戦略】
大後監督は過去には箱根駅伝を2度優勝に導いている監督です。大学時代は日本体育大学のマネージャーをやられていたということで、非常に緻密な戦術を立ててきます。
当日の気象条件や過去のデータなどを参考にしながらその時に、一番必要な戦術を立ててくると思うので、戦術面に関しては、一歩リードしていると思います。
以上が私の考える予選会突破に向けてのポイントです。
確実に戦力は整いつつあるので、今年シード権獲得を目指して欲しいですね!
この本を読んで神奈川大学に憧れました。⇓⇓⇓
【中古】 夢は箱根を駆けめぐる /佐藤次郎(著者) 【中古】afb
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ホビー・スポーツ・美術 > スポーツ > 陸上・マラソン
- ショップ: ブックオフオンライン楽天市場店
- 価格: 198円
昨年度の予選会のタイム
(左から順位、タイム、名前、学年)
5位 10:08:01 神奈川大学
9位 59:44 93 鈴木健吾 (2)
27位 1:00:23 87 我那覇和真 (4)
30位 1:00:30 88 西山凌平 (4)
35位 1:00:34 94 鈴木祐希 (2)
38位 1:00:34 90 中平英志 (3)
40位 1:00:35 96 大野日暉 (2)
69位 1:00:53 86 渡邉慎也 (4)
104位 1:01:22 95 大川一成 (2)
120位 1:01:30 98 山藤篤司 (1)
156位 1:01:56 92 枝村高輔 (2)