駅伝の虎!!

陸上競技を中心に(主に駅伝)スポーツに関して持論を展開します!試合の観戦記と私の中で思ったことをランダムに掲載していきます。主に陸上競技がメインですが、その他スポーツについても書いていければと思います。もしよろしければリンクお願いします!

留学生は本当に必要か!? 大学駅伝編

前回、陸上長距離界の留学生問題高校生編として記事を書かせていただきましたが、今回は大学編で書きたいと思います。

 

前回の記事はこちら↓↓↓

 

ekidennotora.hatenablog.com

 

大学で留学生と言えば、昔は山梨学院大学でした。まだ、箱根駅伝が今ほどメディアに注目されていない時代に、上田誠人監督が山梨学院大学を底上げする意味で、留学生を招いたことが始まりだったと思います。早稲田大学(現住友電工監督)の渡辺康幸さんと、山梨学院大学の留学生とのデットヒートは陸上に興味がない方でも、覚えている方もいるかもしれません。この時代から留学生は卑怯だと言う声もなかったわけではないのですが、この当時は学生トップレベルと留学生の力が拮抗していたため、留学生とのデットヒートを楽しみにしているファンも多かったのではないでしょうか?

 

時代が変わったのが、箱根駅伝の人気が高まり、箱根駅伝出場を目指す大学が増えたところから変わりました。留学生が増え始めたのです。平成国際大学も1度だけ箱根駅伝に出場していますが、留学生を2名使っての予選会突破でした(当時は2名出場可)箱根駅伝に出場するためには貯金を作れる選手が必要です。一からエース級の選手を育てていくのは非常に大変ですが、強い留学生を獲得することが出来れば、大きなアドバンテージになるからです。

 

私個人の意見としては、留学生も箱根駅伝に出場する為にどうしても必要なのであれば良いと思います。彼らと練習することによって、強くなる学生もいるでしょうし、彼らの貯金を活かして出場することも可能かもしれません。しかし、問題は一度使った大学がある程度の成績を残せるようになっても、毎年、留学生を取り、頼ることに問題があると思います。

 

1度、留学生を使ってしまうとチームはずっと留学生を取り続ける傾向にあります。生活の面倒を見たり、言葉を教えたりと大変なことも多いと思いますが、走ってくれれば有り余る存在になるからです。一度、その魅力に取りつかれてしまったら最後、抜けだけなくなるのです。区間配置も留学生が走ることを前提にオーダーを組むことが出来ます。出雲駅伝など、距離の短い駅伝であればアンカーだけで勝負が決まってしまうこともあるのです。

 

全日本大学駅伝でも最長区間で留学生による逆転劇が起きます。唯一、箱根駅伝だけは20kmを超える区間が10区間となり、さらには5区や6区という特殊区間があることで、留学生の効果が2つの駅伝に比べて少ないと感じています。

 

ルール上、留学生を使うことは禁止ではありませんし、彼らも異国の地に来て大変だとは思います。しかし、留学生頼みのチームを作ることは強いチームを作る事とは違うと私は考えています。どうせ留学生を取るのであれば、周りから後ろ指を指されないくらい在籍している日本人選手を強くしてもらいたいです。

 

そういった意味では、入学時の持ちタイムが、20番台で箱根駅伝に出場している、拓殖大学東京国際大学は上手く、留学生をアクセントに日本人選手たちが育っていると思います。このまま選手勧誘、育成に力を入れて、留学生を使わないでも戦えるチーム作りを目指して欲しいと思います。そうすることによって留学生が在籍していた期間があったから強くなったチーム。としてのモデルケースとなって欲しいですね。

 

 ※拓大と東京国際の頑張りがわかります↓↓↓

ekidennotora.hatenablog.com

そうとう偉そうなことを書いてしまいすいません。しかし、留学生を取る大学がどんどん増えてきて、このままでは、各大学に留学生がいるのが当たり前になりそうな気がしたので、この記事を書かせていただきました。

 

来年度も新たに今まで留学生がいなかった大学に留学生が入るという情報もありますし…

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