東海大の舘澤、中大の舟津の1500m快走! 長距離種目と中距離種目に垣根はない?
3月に行われたスタンフォード招待2018において、東海大学の舘澤選手が3分41秒82、中央大学の舟津選手が3分42秒66のシーズン初めにしては素晴らしい好タイムで走りました。これを受けて、中距離専門で活動している選手もいますが、長距離~中距離(1500mまで)に関して、垣根はないのではないか?ということに関して少し書いてみました。
まず下記の過去10回の日本選手権の優勝者を見てもらいたい。
101回 3分49秒73 舘澤亨次(東海大学)※箱根出走
100回 3分46秒66 戸田雅稀(日清食品)※箱根出走
99回 3分43秒47 新井七海(東海大学)
98回 3分43秒77 田中佳佑(富士通)※箱根出走
97回 4分02秒32 秋元優紀(山陽特殊製鋼)
96回 3分45秒49 田中佳佑(富士通)※箱根出走
95回 3分48秒59 井野洋(富士通)※箱根出走
94回 3分45秒76 村上康則(富士通)※箱根出走
92回 3分49秒96 小林史和(NYN)※箱根出走
※小林選手(NYN)は日本選手権を6回勝っています。
山陽特殊製鋼の秋元選手を除き、全員が関東の大学で箱根駅伝を目指したメンバーであることがわかります。つまりは専門的に年間を通して、1500mにすべてを捧げてきた選手ではないということになります・
シーズンで前期は1500mをメインに考えてトレーニングしてきた選手も当然いるとは思いますが、年間を通して中距離重視のトレーニングを積んでいない選手の方が結果を残す傾向にあるのではないでしょうか?
今回、好記録で走った舘澤選手、舟津選手も1月2日、3日はそれぞれ20kmを超える箱根駅伝に出走しています。
これは素人目線ですが、距離を踏むことでスピードは失われないし、むしろ土台が出来て、スピード練習にスムーズに移るという発想も出来るような気がします。(あくまで素人考え)
前期はスピード練習を重視、後期は20kmを走れるようにトレーニングを行えとは言いませんが、積極的に5000m~10000mを走れるくらいのトレーニングを積む方が中距離(1500m)に繋がるのかもしれません。
なぜ疑問に思ったか?
やはり、箱根駅伝で活躍する選手たちが1500mに出場して、好記録を出したり、勝負レースで勝ってしまうところを見たところから長距離、中距離の垣根はないのではないか?むしろ長距離から1500mに移行して行く方が有効なのではないかと感じたからです。ただし、800mは別物であるような気がします。
小林史和選手の例
小林選手は拓殖大学のOBで大学時代は箱根駅伝に4年連続で出場しています。その当時、1500mなどは特に行っていません。実業団でNTNに入社してから1500mを本格的に始め、2年目で日本選手権を優勝するまでに競技力をあげています。その後、さらに競技力を上げて、1500mの日本記録を更新するまでに至っています。こういう選手もいることから専門種目という捉え方は速い段階で決めつけなくてもいいのかもしれません。
個人的考え
やはり、中距離~長距離の垣根はあまりないように感じます。中距離をメインにやっている選手にもシーズン以外は長距離種目のトレーニングやレースにチャレンジしてもらいたいし、長距離をメインにやっている選手にも積極的に中距離種目にチャレンジしてもらいたい。そうすることで可能性がもっと広まるのではないかなと思います。
中距離向きだと思っていた選手が実は長い距離に適性があったり、長い距離が得意だと思っていた選手が中距離に向いていたりとか…
そういった意味で言うと今の東海大学はマラソン、駅伝、長距離、中距離とチャレンジさせており、非常に面白いカラーのチームだと言えると思います。
余談
市立船橋高校時代に800mで高校記録を打ち立てた前田恋弥選手は現在、明治大学で1500m、5000mにチャレンジしています。800mでの上限が見えてきたとのことで、高校記録を樹立したに800mを主戦場とせずに積極的に距離を伸ばそうとしています。800mで養ったスピードを武器に距離を伸ばして再びトップレベルで戦う姿を期待しています。
ということで言いたい放題書いてきましたが、簡単に言うと日本国内レベルであれば、1500m~20kmまでは同じ土俵で戦うことが出来るのではないかなと思っています。
順天堂大学 塩尻和也の進路先はどこか? SUBARU、富士通あたりが有力候補??
もうすぐ進路情報などが少しずつ出てくるころだとは思いますが、今回はどの実業団チームも即戦力として欲しいであろう、順天堂大学の塩尻和也選手の進路先の予想を考えて書いてみました。
これはやはり地元だからというのが一番の理由ですね。塩尻選手は地元群馬県をこよなく愛しているように見受けられます。群馬県の都道府県チームの監督はSUBARU陸上競技部の監督である、奥谷監督が務めているので、面識はかなりあると思います。塩尻選手を中心にSUBARUを実業団トップのチームにという構想があってもおかしくはありません。むしろ群馬県出身の選手は非常に面白い選手がそろっていますので、塩尻選手を獲得して、横川選手(中央学院大学)、西山選手(東洋大学)、千明選手(早稲田大学)などが立て続けに入社したら本当に面白い!群馬県民からしたら夢が広がりそうです。
②富士通
これは競技面を第一に考えたときに可能性が高いのかなと思いました。まずは3000mSCで世界大会を狙おうと思うなら練習パートナーに現3000mSC日本王者の潰滝選手がいます。さらに5000mや10000mで戦おうと思えば、順天堂大学の先輩でもある松枝選手や横手選手がいます。さらに距離を伸ばしてマラソンで将来的に活躍したいとなれば、今年度入社した鈴木健吾選手がいる。
まさに練習パートナーや目標設定に関しては非常にスムーズに移行できる環境です。
また、順天堂大学のエース級が富士通に行く傾向が非常高いので、現実的に可能性は高いのかなと思います。
③HONDA
これは上記2つに比べると少し有力どころから外れるのですが、今回、マラソンで設楽選手がマラソンで日本新記録を出したことを受け、少し候補に入れてみました。設楽選手も本来のマラソン練習と違う形で結果を出していますので、塩尻選手もオリジナルな練習方法を確立出来たらさらなる飛躍があるのかなと。また、設楽選手が現役バリバリの時に一緒にトレーニングや生活することでかなり大きな刺激となり、飛躍するかなと考えました。
個人的には上記3チームくらいが有力どころだと思います。塩尻選手クラスの選手であれば、全国の実業団から勧誘があったと思いますが、おそらくもう絞っているか決まっているでしょう。個人的にはSUBARUか富士通が有力どころではないかな~と考えているのですが、発表を待ちたいと思います。
また、塩尻選手は今年が大学生ラストイヤーなので、どんな結果を残してくれるか楽しみです!
箱根駅伝の視聴率がすごい!青山学院効果?東洋効果?視聴率について考えてみた。
今年の箱根駅伝は非常に視聴率が良かったようです。その要因はなんだったのか考えてみました。結果について書こうかと思ったのですが、今さら感があるかなと思ったので、別視点からの記事です。
①青山学院のメディア露出
陸連の上層部からはあまり快く思われていないようですが、青山学院大学がたくさんTV出演したことにより、「箱根駅伝」というものがより身近に感じるようになったと思います。学生をスター扱いすることによって生じる勘違いなどを懸念する声もありますが、このTV出演によって「箱根駅伝」がより身近なものになったのではないかと思います。特に原監督はTVのコメンテーターなどで定期的にTVに出演しており、完全にお茶の間の知る顔となっていました。
②どこが勝つかわからない展開
出雲駅伝は東海大学が制し、全日本大学駅伝は神奈川大学が制するなど、絶対王者青山学院大学が2つの駅伝を終えて勝てませんでした。箱根駅伝は一体どこが制するのかというわからない展開がさらに視聴者を釘づけにしたように思います。最終的には青山学院大学が総合優勝しましたが、往路での若手中心で優勝した東洋大学を見て、胸を躍らせた視聴者も少なくないでしょう。3強対決から一転、どこが勝つかわからない非常に面白い駅伝だったと思います。
③「陸王」効果
今まで駅伝に興味がなかった視聴者でもTBSドラマ「陸王」を見ていた人は多くいたと思います。その結果。ドラマから派生して、実際の駅伝を見て見ようと思った人も多かったのではないかと思います。日本ではよく、大ヒットしたドラマや漫画の職業がその年のなりたい職業ランキングにランクインしたりしてきますので、「陸王」効果で長距離に興味を持つ人が増えたのではないかと思います。(足袋屋さんの話ですけど)
④伝統校の復活
昨年は出場できなかった中央大学が今年の箱根駅伝では復活を遂げました。しかも往路はシード権内と伝統校復活に興奮した視聴者もいたのではないでしょうか。昔から箱根駅伝を盛り上げてきた伝統校の活躍はやはり箱根駅伝にとっては欠かせないものだと思います。
以上のことを考えてみました。(あくまで持論です)
年々、箱根駅伝は盛り上がってきているように感じます。「箱根から世界へ」という言葉がありますが、今や世界と切り離しての「箱根駅伝」という大きなお祭りになってきたような気がします。
そんなことでは世界と戦えないという意見もあるかと思いますが、一度きりの人生でスポットライトをたくさん浴びるときがあってもいいのかなと思います。
余談ですが、青山学院の原監督が「ライバルはサッカー、野球界」と言っていましたが、まさに将来、世界大会を目指せるような逸材たちに長距離をやらせるためには、「箱根駅伝」のような舞台に憧れを抱いて長距離に足を踏み入れてもらうしかないのかもしれません。
※この子が陸上をやっていたらすごい選手になるとい選手は大体、野球やサッカーに流れる傾向にあるようです。(長距離、短距離問わず)
そのためにも「箱根駅伝」の人気というものは先の未来を見据えたときに大きなものになっているかもしれませんね。
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第49回全日本大学駅伝は神奈川大学が優勝!! 少し別視点から個人的な見解!
全日本大学駅伝を見事に優勝したのは神奈川大学でした!2強対決と騒がれる中、見事に優勝しました20年ぶりということで、最後に優勝した年に生まれた子供たちが今の大学2年生…歴史を感じます。
詳細⇓⇓⇓
1位 5:12:49 神奈川大学
2位 5:14:07 東海大学
3位 5:15:22 青山学院大学
4位 5:15:59 駒澤大学
5位 5:16:29 東洋大学
6位 5:17:59 中央学院大学
以上シード権
7位 5:19:08 早稲田大学
8位 5:19:39 帝京大学
9位 5:20:32 山梨学院大学
10位 5:20:59 法政大学
11位 5:21:26 國學院大學
12位 5:21:34 順天堂大学
13位 5:22:31 城西大学
14位 5:24:04 大東文化大学
15位 5:25:02 明治大学
16位 5:25:40 立命館大学
17位 5:30:19 皇學館大学
18位 5:30:51 京都産業大学
19位 5:32:50 関西学院大学
20位 5:33:44 広島経済大学
21位 5:34:08 愛知工業大学
22位 5:35:09 第一工業大学
23位 5:41:25 東北大学
24位 5:46:21 北海道大学
25位 5:49:13 新潟大学
というわけで神奈川大学の優勝で幕を閉じた全日本大学駅伝でした。大学ごとにコメントをと思ったのですが、遅くなってしまったのと非常に細かく分析されているブログがいくつかあるので今回は控えさせていただきます。ここからは別視点で個人的な全日本大学駅伝を見ての感想です。
①1区の重要さを再認識
今年の1区はスタートからペースが速く、ペースの上げ下げも非常に多かったと思います。大エース不在のチームは1区でついた差を埋めることが出来ず、順位を上げることが出来なかった印象です。箱根駅伝を前に1区の重要性を改めて再認識させられる結果であったと思います。
②風の影響
今回は4区からずっと強い追い風となりました。この追い風によって全体的にタイムが速くなりました。さらに言うとトラック型とバネの利く走り方をしている選手は前半突っ込んでも後半そこまで崩れることがなく、追い風の恩恵を大きく受けた形となったと思います。逆にあまり飛ばずに地を這うような走りの選手たちはあまり恩恵を受けることはなかったように感じました。たとえば神奈川大学の越川選手は出雲駅伝では強烈な向かい風の中4区区間7位でした。今回は追風のコンディションで5区区間賞を獲得しています。
③風の影響その2
今回は下位の大学からも良い記録が生まれましたが、やはり風の影響は強かったと思います。下位の大学はひたすら前を追うしかない為、前半から速いペースで入る傾向にあります。そのまま上手く追い風に乗って後半まで失速を少なく走ることが出来た選手が多くいたように感じました。明治大学の阿部選手の区間新記録は【実力+気象条件+襷を貰った順位】とすべて噛み合った気がします。(気持ちを切り替えて走った阿部選手もすごい)
さらに4区区間賞の城西大学の菅選手もシード権外だったため、前半から果敢に突っ込んで走り、最後まで持った形だったと思います。
先頭グループが集団で上手くレースを進める中、流れから遅れてしまいながらシード権を争った中央学院大学と早稲田大学は非常に走りづらい状況だったと思います。下位の大学のように思い切って突っ込んで走ることも出来ず、シード権を常に意識しながら守りの走りになっていたような気がします。途中から失敗しない事が大前提となっていた2チームは安定こそしていましたが、難しい走りが要求されていたように感じます。「突っ込んで潰れたらどうしよう。」「この差は守らなければならい。」など心理的になかなか思い切りのある走りが出来なかったような気がします。
【箱根駅伝へ向けて】
神奈川大学が優勝したことにより、メディアでの扱いは3強対決となるでしょう。しかし、何があるのかわからないのが箱根駅伝。他の駅伝にはない5区山登りと6区山下りがあります。さらに全区間が20kmを超える距離とあって少しのアクシデントも許されません。
全日本大学駅伝はある程度指標にはなりますが、箱根駅伝は別物と考えるべきでしょう。
上位チームを見ていても箱根駅伝で勝負の鍵となりそうなのは5区と6区となりそうです。特に今回優勝した神奈川大学、2位東海大学、3位青山学院大学は6区の選手はいますが、5区で勝負できる選手が今のところ見当たりません(もうチーム内でいるかもしれませんが)先頭に立てば実力的にはあまり変わらないと思うので先手必勝が優勝の鍵となるでしょう。
また、4位駒澤大学も流れさえ乗れれば強いところを見せ、5区、6区に強力な選手がいれば面白そう。5位の東洋大学は4年生の主力が戻ってくれば大きなプラスが見込まれ、割って入ってくる可能性もあります。6位の中央学院大学は5区、6区が健在で、横川選手、藤田選手が戻ってくれば面白いと思います。
7位以下のチーム、全日本大学駅伝には出場していないチームも箱根駅伝までにまだまだ上乗せが出来そうなチームが多いので、これからの2か月間の過ごし方が箱根駅伝当日の順位を左右しそうです。
第49回全日本大学駅伝オーダー発表!! 当日変更ができるため主力選手を外す大学多数
いよいよ全日本大学駅伝のエントリーが発表となりました。当日区間変更がありますがとりあえず感想を!!( )は変更予想
1区 中村(鈴木)
2区 田村
3区 神林
4区 森田
5区 下田
6区 吉田(梶谷)
7区 小野田
8区 橋詰
補欠に梶谷選手と鈴木選手がいますので、変更はあるかと思います。1区で好位置につけることができれば、4区までトップ争いで流れそう。勝負は5区の下田選手とアンカーの橋詰選手がどこまでやれるか。少し予想とは違ったオーダーですが、この区間配置で優勝したら箱根駅伝はかなり強そうです。
3区 太田
2区 河合(光延)
3区 谷口(新迫)
4区 藤原
5区 宍倉
6区 永山
7区 吉田
8区 石田(安井)
永山選手は万全ではなさそうです。主力選手が外されているのでどこに入ってくるのか。前半の流れと新戦力の活躍が鍵か
1区 上田
2区 中村(永戸)
3区 藤田(久保)
4区 市谷
5区 首藤(出来場)
6区 片山
7区 河村
8区 ニャイロ
前半並べて最後はニャイロで勝負という形になるでしょうか。上手く凌げばシード権が見えてきそうです。
1区 伊勢(片西)
2区 大坪(工藤)
3区 物江
4区 下
5区 加藤
6区 堀合
7区 中村
8区 山下(高本)
工藤選手と片西選手2人で1区、2区になりそうな予感。そうなると最終区は高本選手か。4区終了時で確実にシード権内にいたいところ。
1区 大森
2区 横川
3区 廣
4区 高砂
5区 由見(新井)
6区 高橋
7区 有馬(福岡)
8区 細谷(市山)
オーソドックスなオーダー。新井選手、細谷選手が使えるようだと戦術の幅が広がり面白い。
昨年の再現が十分可能。
1区 相澤
2区 渡邊
3区 西山
4区 今西(山本)
5区 中村駆
6区 浅井(小笹)
7区 中村(小早川)
8区 吉川
出雲好走の吉川選手を8区に抜擢。変更はなさそうだしこのまま行くか。エース山本選手を4区に置けば4区終了時にシード権内は十分可能。5区以降の踏ん張りがどうか
1区 山藤
2区 大塚
3区 荻野
4区 鈴木祐
5区 越川
6区 安田(多和田)
7区 大川
8区 鈴木健吾
鈴木健吾選手が最終区にいることから必ずシード権は取りに来るオーダーで来た気がします。大塚選手と鈴木祐希選手は逆でも良いのではと思いますが、どんな走りをするか楽しみ。2強にどこまで割って入れるか。
1区 鬼塚
2区 塩澤
3区 舘澤
4区 関
5区 中島(阪口)
6区 國行
7区 三上
8区 川端
2区に早速、塩澤選手を抜擢!誰を替えても強力な布陣。比較的順調そうなオーダーなので、青山学院よりも優勢な気がします。
1区 浦野
2区 向
3区 江島
4区 国澤
5区 臼井(芹沢)
6区 内田
7区 河野
8区 松永(土方)
比較的オーソドックスなオーダーに。1区、2区のスタートと土方選手の使い方がポイントか。
1区 川澄
2区 林
3区 新井
4区 原
5区 奈須(奈良)
6区 三ツ星(山本)
7区 斎藤
8区 谷川
1区川澄選手にが驚きましたが、力のある選手をしっかりと前半区間に配置。4区終了時でシード権内を目指したい。経験者の奈良選手と山本選手をどう起用するのか。
法政大学
1区 土井
2区 坂東
3区 矢嶋
4区 青木
5区 松澤
6区 福田
7区 岡原
8区 鈴木(佐藤)
坂東選手が1区じゃないことにまず驚きました。補欠の佐藤選手をどう使うかと1区の土井選手が流れを作れるかがポイントとなりそうです。
1区 岩佐
2区 竹下
3区 濱川
4区 佐藤
5区 畔上
6区 島貫
7区 横井
8区 小森
思っていたオーダーとは違いますが、1区が乗ったら一気に行けそうなオーダーとなりました。非常に面白い戦いが出来そうです。
1区 南
2区 坂口
3区 河村
4区 角出
5区 大保
6区 前田
7区 阿部
8区 中島
このオーダーの感じだと坂口選手は走れそうです。来期に向けて復活の狼煙を上げてもらいたい。
1区 橋本
2区 塩尻
3区 中村(野田)
4区 金原(栃木)
5区 藤曲
6区 吉岡(清水)
7区 山田
8区 難波
4区までに主力選手で流れを作り、シード権内にいたいところ。5区以降は未知数な部分はありますが、駅伝に強い順大の力を発揮できるか。
1区 金子
2区 西嶋
3区 中島
4区 鈴木(菅)
5区 山本
6区 大石
7区 中原
8区 服部
前半区間は4区に菅選手が入ればオーソドックスな形に。後半区間はどれだけ粘れるか。
各大学、主力選手を外しているところが多く、正直オーダーが読みづらい部分がありますが、優勝争いはオーダーを見る限りでは東海大が一歩優勢と言ったところでしょうか?
当日、どんな変更があるのか今から楽しみです。
全日本大学駅伝で注目のルーキーは?各大学1名をピックアップ
昨年の東海大のルーキーたちが旋風を巻き起こしていましたが、今年も大活躍をするルーキーたちはいるのでしょうか?各大学エントリーメンバーから1名ずつ、個人的に注目したいルーキーをピックアップしてみました。
出雲駅伝で大学駅伝デビューを果たしたが、高校時代の実績や潜在能力から考えるとまだまだ行けるはず!将来的には同じ九州学院の先輩である久保田和真を越えて欲しい。中学、高校の全国大会ではずっと遠藤日向選手にラストで競り負け2番続き。大学では大きく成長して世代トップを目指してもらいたい。
吉田匠(洛南・京都)
高校時代は3000mSCを中心にロードで活躍。3000mSCインターハイ3位、全国高校駅伝3区区間6位の実績を持つ。出雲駅伝での出走はなかったが、ロードに強い選手なので調子が上がっていれば面白い存在。まだまだ荒削りで将来が楽しみ。
加藤敦(西脇工業・兵庫)
高校時代から5000mで13分台を出すなど実績は十分!積極果敢な走りが持ち味で、長い距離も適性がありそう。出雲駅伝では1区に抜擢されるも初の大学駅伝で実力を発揮することが出来なかった。今回の全日本も起用されることは濃厚で、リベンジに期待したい。将来の駒澤エース候補となれるか
安藤主税(鹿児島実業・鹿児島)
主だった実績はないが、全国高校駅伝で1区を任され、都道府県駅伝5区に抜擢されるなど期待値の高い選手。上手く走ることは出来なかったが箱根予選会も起用されるなど期待は大きそう。
高橋翔也(市立船橋・千葉)
高校時代は3000mSCを得意としながらロードを得意としていた。大学入学後は10000mのタイムも29分02秒98まで伸ばし、出雲駅伝でも強烈な向かい風の中、1人で走り切り5区、区間6位とまずまずの結果を残した。距離が伸びてどういった走りを見せてくれるか楽しみ。
西山和弥(東京農大二・群馬)
中学、高校と世代トップレベルの実力を誇る。全日本インカレ10000mでは順大のエース塩尻に競り勝ち、日本人トップとなり早くも大学のトップレベルの仲間入り。出雲駅伝の1区では無難に繋いだが本人の実力からしたらまだまだ行けるはず!全日本、箱根での快走が期待される。
井手考一(鳥栖工業・佐賀)
インターハイで5000m決勝に残り、全国高校駅伝も1区区間10位と高校時代は安定感が光る。鳥栖工業出身の選手は年を重ねるごとに強くなる選手が多いので、層の厚い神奈川大学で1年目からメンバー入りしていることからも将来の有望株。
塩澤稀夕(伊賀白鳳・三重)
層の厚い東海大学で1年目からメンバー入り。出雲駅伝の出走はなかったが、その後、平成国際大学記録会10000mで28分36秒15をマーク!チーム2番目、世代トップのタイムを叩きだす!全国高校駅伝1区も区間2位で走るなどロードも得意。東海大学の勢いを更に塩澤選手が加速させるか!
木下巧(柏日体・千葉)
際立った実績はないが、層の厚い國學院大學の中で予選会に引き続きメンバー入り。出走する可能性は低いが、柏日体高校の選手と國學院大學の相性は良く、昨年のエースで高校の先輩でもある蜂須賀源(コニカミノルタ)のような成長に期待したい。
三ツ星翔(八頭・鳥取)
高校時代はこれといった実績はありませんでしたが、大学入学後に力をつけ、箱根駅伝メンバーとして出走するまでに成長。コツコツ積み上げて大東文化になくてはならない選手へと成長してもらいたい。
法政大学
中村雅史(関大北陽・大阪)
全国的には無名で持ちタイムもないがメンバーに抜擢された未知数な選手。関大北陽出身の選手は大学に行ってから伸びる選手が多いので、今後に期待か。
星岳(明誠・宮城)
前期に5000m、10000mと自己記録を大幅に更新。層の厚い帝京大学の中で箱根駅伝予選会の出走メンバーにも抜擢さるなど期待されている。しかし、予選会では撃沈。本来の実力を発揮することが出来なかった。潜在能力は高そうなので、様々な経験を積んで、帝京大学を引っ張る選手へと成長してもらいたい。
前田瞬平(倉敷・岡山)
全国高校駅伝優勝メンバーで、ロードの強さが光る。大学でも1年目から箱根駅伝予選会メンバーに選ばれるなどに期待されているが、予選会では撃沈。潜在能力は非常に高い選手で、明治復活には前田選手の成長は欠かせない。
清水颯大(洛南・京都)
出雲駅伝で1区に抜擢されるも撃沈。全国高校駅伝の1区で区間7位と好走しており、スタートは得意なはずだが大学の壁に跳ね返される。出雲駅伝での1区抜擢も期待の表れだと思うので、大学駅伝でも活躍できるスターターに成長して欲しい。
該当選手なし
将来的に面白いかなという選手は多いですが、1年目から一気にブレイクしそうなのは塩澤選手や西山選手あたりになるのかなと思います。塩澤選手に至っては選手層が厚すぎて調子次第では外されそうですから東海大が恐ろしいです…
全日本大学駅伝は2強対決か!!青山学院大学と東海大学の区間配置を予想
今年は2強対決と言われていますが、果たしてどうなるでしょうか。2強対決と想定して青山学院大学と東海大学のオーダーを考えてみました。
1区 鈴木
2区 田村
3区 吉田
4区 橋詰
5区 小野田
6区 森田
7区 中村
8区 下田
昨年の経験値を十分に活かしたオーダーを考えてみました。2区、3区、5区、6区、7区は昨年の走者のままです。そのうち2区、5区、6区は区間賞を獲得していますので、十分に攻める区間にすることが出来ると思います。ポイントは1区、4区、8区に誰を起用するかになると思います。1区は走力もあり、起伏に強い鈴木選手で無難に繋ぐのが良いかと考えました。多少の出遅れは田村選手でカバーできる計算です。4区の橋詰選手は出雲駅伝でアンカーに抜擢されるほどですから走力はかなりついていると見ます。出雲駅伝は前半のハイペースが響いて失速してしまいましたが、冷静な走りをすれば区間賞候補になるのではないかと思います。8区は優勝争いを考えたときに下田選手が一番の適任かと思いました。下田選手は長い距離の方が力を発揮する傾向にあり、暑さ、起伏ともに強いです。全日本の8区は後半上り坂となり、気温も高くなる傾向にあるので、箱根駅伝8区で2年連続区間賞を獲得している下田選手にとってはかなり適性のあるコースだと思います。
4区終了時点でトップと並走または数秒差であれば優勝する確率はかなり高いのではないかと思います。戦力的には東海大学といい勝負になると思いますが、昨年優勝したという経験値が最後の勝敗を分ける形になるのではないかと予想します。
1区 阪口
2区 關
3区 舘澤
4区 松尾
5区 塩澤
6区 國行
7区 鬼塚
8区 川端
大学駅伝の2冠目を狙う東海大学ですが、戦力的には非常に充実しています。關選手をアンカーに置くか迷いましたが、前半からの出遅れは避けたいので關選手を2区に起用する方向で考えました。阪口選手が上手く流れれば2区の關選手が勢いをつけ、3区前回区間賞の舘澤選手でリードを奪えそうです。4区松尾選手が無難に繋いでも5区にトップで襷を渡せる可能性があります。青山学院同様に勝負は5区~8区になると思います。前半でトップ争いをしつつ、この区間にどれだけの戦力を残せるかが勝敗を分けるポイントとなりそうです。選手層が非常に厚く、出雲駅伝同様に鬼塚選手を5区~7区のどこかで使い、勝負をかけることが出来そうです。アンカーには長い距離で安定感のある川端選手で逃げ切りを測ります。下田選手がアンカーに来ることを想定すると少しでもリードを保ったまま最終区に繋ぎたいところです。東海大学は鬼塚選手をどう配置するかと記録会で衝撃的な走りを見せた塩澤選手が駅伝でどんな走りを見せるかが大きな勝負どころとなりそうです。
というわけで、メディアで騒がれている2強について区間エントリーを予想してみました
正直、戦力的には互角と言えると思います。「経験の青山学院大学」「勢いの東海大学」という構図となるのでしょうか。
今年は前半からハイレベルな戦いが予想され、エース級を後半区間に出し惜しみすると出遅れてしまいそうな気がします。その中でも青山学院大学と東海大学は他大学だったらエース区間を走れるだけの選手を繋ぎの区間に配置することが可能ですので、勝敗は5区~8区の後半区間になってくるのではないかと思います。
色々と考えてもやはり、今回はこの2強対決になるのかなと思います。出雲駅伝同様に最後まで白熱した戦いとなり、面白くなってきそうです。
豆知識
【駅伝は先頭を走る選手が有利】
白バイ
一定のペースで先導してくれ、目安として走りやすい。先頭を走るとリズムが取りやすい。
中継車
先頭に立つと必ず前に中継車が付くので、向かい風の影響を最小限に出来る。単独走で前に何もない状況で走る選手よりは明らかに有利に働く。
ということで駅伝は先手必勝が勝つためのセオリーとなりそうです。